第237話 帝都突撃訪問

『魔王教団』の拠点と言える小さな町で僕たちは一夜を明かした。


この日は、この世界における10月15日だ。


近くの店で朝食を取った後、僕は嫁さんと今後の方針を決めた。


「萌香からは聞き出せるだけの情報を得られたと思う。だけど、あの感じだからね……もっと詳しい内容は、会長と呼ばれてる『幻影の魔王』に聞いた方が早いかもしれない」


「まぁねーー、でも萌香ちゃんを悪く言っちゃダメだよ」


「はいはい。わかってるよ。あの子は立派だ」


「で、蓮くんはどう思う?昨日からのことで、萌香ちゃんたちの話が嘘じゃないって思えた?」


「あの子たちの行動を見て信じない方がおかしいよ。僕も腹を決めた。今日、松矢と南天に会いに行こう。この国の実態と魔王の真実を教えないといけない」


「だね!」


その旨を桃園萌香に伝えに行くと、彼女も大いに驚いていた。


「えっ!帝都の宮殿に行くの!?」


「うん。帝国にいる『灼熱の勇者』と『覇気の勇者』、そして『天眼てんげんの勇者』とは、僕たちは知り合いになってるんだ。場合によっては、勇者と魔王で話し合いの場を設けることも可能かもしれない」


「すごいじゃない!もちろん、ぶっ殺さずに済む方法があるなら、それに越したことはないよ!わたし、応援する!」


彼女が同意してくれたところで、ラクティフローラが我が娘のことを心配してくれた。


「ボタンちゃんはわたくしがお預かりしましょうか?」


「いや、今回はむしろこの子が鍵なんだ。牡丹のこともキッチリ紹介して、彼らを説得しようと思う」


「なるほど。確かにそのとおりですわね」


「ただ、どうやって彼らに会うのかが問題だ。僕たちは、この国では、一介のハンターに過ぎない。アポなしで城に行っても門前払いされるだけだろう」


と、僕が問題提起するのだが、嫁さんはあっけらかんとしている。


「まぁ、ぶっちゃけ、誰にも見つからないように私が窓から侵入させてあげられるけどね」


「うーーん。そうだな……」


彼女の提案は最後の手段にしたいところだ。可能であれば正面から堂々と会い、話をしたい。すると、ラクティフローラが正攻法を考えてくれた。


「それなら、お兄様、わたくしがアイリス陛下宛にお手紙を書きましょう。この前の”歓迎宴”の返礼がまだでしたので。わたくしの使者として、手紙を届けに行けば、宮殿に入る口実になりますわ」


「ああ、それはありがたい」


「早速、書いて参りますね」


彼女はベイローレルに命じて、荷物の中からペンとインクと便箋を用意させ、テーブルに向かった。そして、しばらく天井を見上げて文面を検討した後、スラスラと手紙を書き始めた。


それを待っていると、中庭の方で何やら大きな羽ばたく音がした。


気になって覗いてみると、ちょうど巨大なハトが地面に降り立ったところだった。魔王たちが連絡手段として使っている人獣タイプのハト魔族『コルンバ』である。空を飛んで手紙を届けるのが役目なのだそうだ。また、巨大と言ったが、ガッルスほど大きくはないため、人を乗せて飛ぶのは難しそうである。


嫁さんと僕とベイローレルは、そんなハト魔族の姿に微妙な感想を述べあった。


「え、何あれ……」


「まんまハトだな……」


「きょ、巨大なハトって……なかなかのインパクトですね」


気配を感じ取っていた桃園萌香が直ちに中庭に出て、その魔族と対面した。


「『凶作の魔王』ゼフィランサス様!『幻影の魔王』ディモルフォセカ様より伝令でございます!クルックー!」


「うむ。ご苦労であった。コルンバよ」


自分の部下には基本的に中二病全開で接する桃園萌香は、カッコつけた言い方と仕草で手紙を受け取る。そして、仲間の消息も尋ねた。


「月見ちゃ……ウ、ウン!『飢餓の魔王』ブーゲンビリアはどうしている?」


「はっ!ブーゲンビリア様には先に文を届けまして、ディモルフォセカ様が現在滞在中の帝都に向かわれました。何でも、カラコルム卿が王国の王女を誘拐してしまったらしく、そのことを相談しに行くとおっしゃっていました。クルックー!」


「えっ……?王女……?」


こちらに本物の王女がいることを知っている桃園萌香は、僕たちに向かって首を傾げた。僕は遠くからフォローした。


「あぁ……ちょっといろいろと複雑な事情があってね。あとで説明するよ」


それよりも僕としては、『幻影の魔王』が現在、帝都に滞在中だというのが気になる。『天眼てんげんの勇者』黒岩椿は何も気づいていないのだろうか。


そして、もう一人、その存在を追いかけている桜澤撫子さんのことも気になる。僕は彼女と連絡を取ろうと考え、宝珠システムを確認した。ところが、彼女の端末は起動していなかった。


「桜澤さん、電源を切ってるな」


「え、そうなの?」


嫁さんも不思議そうに反応した。

僕は頭を切り換えて、彼女にアイコンタクトで頼み事をした。


「ま、いいや。それより百合ちゃん」


「うん」


すぐに察してくれた嫁さんは、気配を完全に消した。そして、その足でハト魔族にそっと接近し、彼の翼から羽根を一枚もぎ取って、帰って来た。


「ク!」


「ん?どうしたの、コルンバ?」


急にビクッとしたハト魔族に、桃園萌香も一瞬だけ素に戻る。


「い、いえ。ちょっとチクッとした気がしまして。たぶん虫か何かです。クルックー!」


「そうか。では、我はディモルフォセカに文を書く。それまで部屋でゆるりと休むがよい」


「ありがとうございます。クルックー!」


彼女たちがそう話している間、僕は嫁さんが取ってきた羽根をルプスに嗅がせていた。


「ルプス、このニオイを覚えるんだ。あのハトはいずれ『幻影の魔王』に接触するに違いない」


「ガウア!(了解です!)」


桃園萌香には悪いが、『幻影の魔王』の意図がイマイチ掴み切れない僕としては、念には念を入れておきたかったのだ。


手紙を広げて読んでいた桃園萌香は、僕たちに内容を教えてくれた。


「なんか、ウチの会長は帝都にいるんだって。それ以外は、あまり大したこと書いてない」


「その手紙……見せてもらうことはできないかな?」


「なーーにバカなこと言ってるのよ。いくらなんでも見せられるわけないでしょ」


「……だよな」


手紙に付着したニオイをルプスに嗅がせれば、確実に居場所を突き止められると思ったが、やはり断られてしまった。


「てことで、これから手紙を書いて来るね。蓮たちに会えて報告することがいっぱいだから大変だよ」


「じゃ、僕たちは出発するよ。またあとでな」


「うん。いってらっしゃい」


僕たちが話している間にラクティフローラは書状を仕上げてくれていた。王家の刻印で封蝋がされた公式の手紙だ。それを受け取り、嫁さんと牡丹を連れて外に出た。


先程の情報もあるので、帝都の状況を知りたいと考え、フェーリスとも連絡を取ってみる。


「フェーリス、ちょっといいか。今、『幻影の魔王』が帝都にいるらしい。何か、わかるか?」


『ちょっと待ってミャオ』


そう言って、彼女は自分の通信魔法で帝都の様子を確認してくれた。ところが、しばらくすると、不安げな声が返ってきた。


『レン、なんかおかしいミャオ。どういうわけか城の猫ちゃんがみんな外に出ちゃってるミャオ』


「え?」


『みんな嫌がって城に行ってくれないミャオ。何かされたみたいミャオ』


「そうか!椿の能力かもしれない。フェーリスの魔法効果も見破ることができるんだ!」


彼女の能力を頼りにしていた僕は、それが仇となったことを知り、愕然とした。フェーリスには礼だけ言い、通話を終えると、直ちに嫁さんと相談した。


「だとしたら急ごう!余計な誤解をされる前にちゃんと説明しないと!」


「なら、クルマで行くより飛んでった方が速いよ」


「アレってマナの消費が激しいんじゃなかったっけ?」


「前の時は、思いつきでやっちゃったから、慣れてなかっただけ。ちゃんと調節しながら飛べば、地球一周くらいできると思うよ」


「あんまりスピード出さないでよ?」


「大丈夫だって」


そう言って、嫁さんは牡丹をおんぶし、僕をガッチリとハグしてジャンプした。ところが、上空30メートル程まで上昇すると、自然と空中に浮遊してしまった。


「あれ?浮いてる?」


「牡丹がやってくれてるみたい」


「なるほど。なぁ牡丹、あっちの方向に飛んで行きたいんだけど、パパとママを連れてってくれるかな?」


「うん!」


と、迂闊に娘に頼んだのが失敗だった。彼女の能力は重力操作。つまり、横に移動するのではなく、水平方向に落ちるである。ジェットコースターを遥かに凌駕する絶叫体験が待っていることになるのだ。


「ぬぐおっ!!」


北に向かって加速した途端、僕は醜い悲鳴を上げてしまった。あまりの怖さに嫁さんを力いっぱい抱きしめていた。無我夢中だったため、アレコレいろんな所を掴んだり揉んだりしてしまった気がする。


「ひゃっ!蓮くん今はダメだよ!娘がいるのにっ!」


「きゃはははははははっ!」


嫁さんはちょっと嬉しそうに悲鳴を上げ、牡丹は殊の外ご機嫌で、僕たちを帝都まで連れていってくれた。



口から心臓が飛び出そうな思いをしながら帝都に到着したのは、それから30分後である。300キロ以上の道のりを、この短時間で移動したのだから、僕の味わった恐怖がどれほどのものか、ご想像いただけるかと思う。


お昼前に辿り着いた僕たちだが、正直、僕自身がヨロヨロになってしまったため、しばらく公園のベンチで休むことにした。それから昼食を取り、元気を取り戻して宮殿に向かった。


「ラージャグリハ王国第一王女ラクティフローラ殿下より、皇帝ハルジオン13世陛下への、返礼のお手紙をお持ちしました。取り次ぎをお願い致します」


門前にて、門番の兵士に告げると、子連れであることを若干、怪しまれたが、敷地内へ通された。さらに城の前の兵士にも同じことを言う。すると、城内へ案内された。


「ご苦労様です。そちらのロビーでお待ちください」


そうして、ロビーで待機していると、嫁さんは僕に報告してくれた。


「ねぇ、蓮くん、勇者の気配が全然しないよ」


「レーダーにも引っ掛からない。どこかに出掛けてるのかな?」


不審に思っていると、皇帝の使用人を務める人物がやって来た。彼に書状を渡しながら、僕は自分の用件も伝えた。


「こちらが王女殿下より皇帝陛下への書状です」


「承りました」


「それで、実は私たち夫婦は、貴国の勇者様である松矢殿と南天殿と親しく交流させていただいております。一言ご挨拶したいのですが、よろしいでしょうか」


「レン様とユリカ様ですね。お名前は存じ上げております。本日はあいにく勇者様たちが外出中ですので、お帰りまでこちらでお待ちいただければと思いますが」


「え、待たせてもらえるんですか?」


「はい。勇者様のご友人を手ぶらで帰らせるわけにも参りませんので」


「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」


そうして僕たち夫婦は子連れであるにも関わらず、宮殿内の客室に通された。そこでお茶をもらいつつ、勇者たちが戻ってくるのを待つことになった。嫁さんがソファでくつろぎながら笑顔で言った。


「お城で待たせてもらえるなんてラッキーだね」


「勇者の友人という立場もあるけど、これが昔の、普通のやり取りだったと思うよ。電話もない時代、相手先を訪問しても留守であることは日常茶飯事だ。その場合、しばらく待たせてもらうのは自然なことかもね。遠方から歩いて来た客人なら、なおさら丁重に扱うかも」


最初の頃は、そんな話を呑気にしていた。


ところが、いくら待っても誰も来なかった。気がつけば、日が暮れてきたため、出直そうかと考えた時、先程とは別の使用人が来た。


「王女殿下のご使者様、勇者様のお帰りはもう少し遅くなりますので、よろしければ、お食事でもいかがでしょうか」


「え、いえ、そこまでご厄介になるわけには参りません。本日は宿に向かい、改めて訪問させていただきます」


「そうおっしゃらずに。実は、皇帝陛下より王女殿下への返事のお手紙があるのです。執筆が終わるまでしばらく掛かりますので、そちらもお待ちいただけますでしょうか」


「そういうことですか……では、遠慮なくいただきます」


何やら不気味なくらいの丁重な扱いに戸惑いながらも、僕は受け入れた。わざわざ客室に料理が運ばれ、僕たち親子はそれをおいしくいただいた。一応は毒の有無も確認しているが、普通に美味な宮廷料理だった。


「蓮くん、私たち、なんだか不思議なくらい歓迎されてる?よくわかんないけど……」


「郵便の仕組みが存在しない時代だから、手紙を使者が届けたら、返事を書いて使者に受け取らせるのは当然だと思う。アイリスは自分で字が書けないから時間も掛かるだろうし……ま、中世の考え方だから仕方ないかな」


そうは言いつつも、僕も内心では疑いを持っている。結局のところ、夜9時を過ぎても何事もなかった。さすがに一日を無駄にしたような感覚になったところで、再び使用人が来た。今度も、今までと違う人物だ。僕は立ち上がって、こちらの意思を伝えた。


「やはり勇者様がご帰還されるのは、遅くなりそうですね。本日は一度帰らせていただきます」


「いえ、陛下のお手紙がありますので、お待ちいただけますでしょうか。今宵は寝室にご案内致しますので、そちらにお泊りください」


「しかし……」


「大事な返事なのだそうでございます。必ず留まっていただくようにと厳命されました」


「そうですか……では、お言葉に甘えさせていただきます」


皇帝からの大事な手紙と言われれば、王女の使者として訪問した僕たちは拒否することもできない。僕は勧められるがまま承諾した。


用意された寝室に向かうと、ベッドが2つある部屋だった。そこでしばらく過ごしていると、疲れた牡丹が寝てしまった。


娘を寝かしつけながら、嫁さんは訝しむように聞いてきた。


「ね、松矢くんと南天さん、本当に帰ってくるのかな?」


「うん……もしかすると、僕たちはハメられたのかもしれないな……勇者が3人ともいないということは、まとまってどこかに出陣した可能性がある」


「え、じゃあ、私たち、ここに足止めされてる?」


「そうなるね……」


さすがにこの段階まで来ると、僕も嫁さんも、おかしな事態に遭遇していることを認めるしかない。すると、嫁さんは周囲の状況を報告した。


「実はずっと気になってたんだけど、城内にすごい数の兵士がいるんだよ。私たちが逃げ出さないように、見張ってるのかな?」


「兵士たちの会話で、何か聞こえなかった?」


「ううん。みんな、すごい真面目で、黙って仕事してる」


「まさか……兵士たちの会話を聞き取られることまで警戒しているのか?これがヒペリカムの指示だとしたら、想像以上に抜け目のないヤツだな……」


ここまで言ったところで、僕は今さらながらに自分の愚かさに気づき、嘆いた。


「しまった!フェーリスの魔法を見抜かれた時点で、考えるべきだった。黒岩椿がヒペリカムに報告をしていれば、会話をしないように命じるのは当然だ!だとすれば、僕たちが異世界転移者であることはバレている可能性が高い。だから、彼らと合流させないように、ここに留めようとしてるんだ」


そうなのだ。実を言うと、宰相ヒペリカムは僕たち夫婦が来城したことを聞いた時点から、僕たちを勇者たちに会わせないよう、ここに足止めする策を考えた。


また、黒岩椿から助言されたことをもとに、勇者と『聖浄騎士団』の行き先なども城内の人間には秘匿していた。ヒペリカムが部下や皇帝の使用人に指令を出す際にも、筆談で行うようにしている。それが功を奏し、ウチの嫁さんの耳をもってしても策略に気づけない事態となってしまったのだ。


さらに言えば、毎回、僕たちに会いに来る使用人が違うのも実に巧妙だ。これでは、「さっきと言ってることが違うじゃないですか」などの反論が一切できない。「上からの指示ですので」と言われれば、こちらはそれに従うしかないのだ。大組織を相手にした場合の個人の弱さを熟知したやり方である。


ただ、宰相の狙いが判明したところで、嫁さんは不服そうに首を傾げた。


「うーーん……でも、私たちが勇者だと思ってるなら、逆によく喧嘩売ってくるよね。どんなに兵士さんがいても意味ないのに」


「こっちが善良な勇者だと思って甘く見ているんだろう。というか、ここで僕たちが暴れたら、国際問題に発展させる気かもしれない」


「え」


「どうするか……ここを抜け出して勇者たちを捜しに行きたいけど、アイリスの手紙を受け取らないと使者としての役目を放棄したことになる。それもまた攻撃の口実を与えてしまうことになるぞ。だいたい、こうなると本当に手紙を書いてるのかも怪しいな……」


僕は激しく後悔した。


国を相手にした場合の厄介さは重々承知していたはずだが、このように使者としての役割を逆手に取られるとは考えてもいなかった。


こうなるくらいなら、最初からこっそり宮殿に侵入した方が得策だったかもしれない。だが、勇者たちが留守である可能性を考えなかった以上、どう転んでも僕は正攻法で宮殿を訪問したはずだ。


「ああんもう!こんな難しいことになるなんて思わなかったよ!」


八方塞がりの状況であることを知り、嫁さんも苛立っている。僕も一緒になって頭を抱えた時である。


「ところで……」


それはそれとして、他にも気になることが、この部屋にはあった。それを僕と嫁さんが同時に話題にしようとし、窓に視線を向ける。


「そんな所に立ってないで、入ってきたら?気配でわかるし、蓮くんのレーダーにも反応してるよ」


嫁さんが呼び掛けると、窓にあるテラスから、一人の人物が顔を出し、部屋に入ってきた。しかも、なぜかキザな感じの登場だった。


「ふふふふ……お困りみたいね。お二人さん」


「桜澤さん……」


それは桜澤撫子さんであった。

彼女は不敵に笑いながら僕たちに告げた。


「話は聞かせてもらったわ。どうやらここは私の出番みたいね」


「撫子ちゃん、それ、敵だった人が味方になる時に言うセリフだよ?」


嫁さんが笑いを堪えながら彼女を迎えた。

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