第76話:いつか治さないとな…

 先日、とあるイベントに参加してきました。

 俳優さんのイベントだったんですけど、友人からお誘いを受けて行くことにしました。

 何度か書いたような気もしますが、私は俗に言う『推し』というのをあまり作らなくてですね…。

 それが三次元の対象なら尚更なんですよ。

 だから、こういうイベント系でたまにある『ファンとの交流系』は不得意だったりして…。

 正直、舞台の公演期間後とかだとその舞台の裏話とかを聞けるので、好きなんですけど…ほんと、『お話しを聞けるだけで満足』なタイプなんですよ。

 お写真を撮りたいわけでもなく、面と向かってお話がしたいわけでもなく…。

 でも、私みたいな感覚の人が少数派なのは自覚してますし、ファンの皆さんが楽しそうにしてるのを見るのも楽しいんですよ。

 ものすごくね…平和な空間なんですよね。


 私が行ったイベントでは、即興劇とかもあって舞台好きんあ私にとってものすごく欲が満たされたといいますか…。

 配役もシチュエーションも全てその場で決まるタイプの即興劇だったので、少し考える時間があったんですが、その時に真剣な表情で『脳内でプロットを考えているんだろうな…』という瞬間を見せていただける機会なんて、本当に少ないので嬉しかったです。


 楽しい楽しいイベントも終盤になったところで、俳優さんがお見送りしてくださるとの案内がありました。

 こういうのって、希望者だけ…にはならないので直前までは『いいか、極力お顔を見ながら話すんやぞ私!せめて…せめて顎付近を見れればセーフなはずだから!』と意気込んでいたんですけど……。

 やっぱりできませんでしたね…。

 多分胸元かお腹付近しか見れてなかった気がする…。

 こういうの、後からめちゃくちゃ申し訳ないなって…失礼なことしちゃったかなってなるんですよ…。

 今回に限らず、なんらかのイベント関係者の皆様でこのエッセイを読んで下さっているようでしたら、私みたいな…恥ずかしいとか以前に視線を合わせらない人間も居ますので、『一切視線合わせないなこの人』って思うかもしれないですが、決して興味がないわけではなく、応援の気持ちがないわけでもないんです。

 ないんですけど…どうしても視線を合わせられなくて…。

 私の場合は、画面越しでも見れなくなっちゃうぐらいなので…嫌いとかじゃいのでね……安心して欲しいなと…思います。

 ただ、やっぱりね…こういつかはちゃんと視線を合わせて会話ができる様にしたいなとは…思っているんですよ。

 昔はどうだったのかな…視線合わせて会話できてたのかな…。

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