第30話:性被害の実態
今年の始まりに盗撮被害にあってしまった…という話は、このエッセイでも何度かお話したんですが、もう被害にあってから約4カ月も経過してしまいました…。
※第2話:第3話:第8話
コロナもあるし、色々大変なご時世だとは思います。
私の盗撮事件よりも、重要性が高くて緊急性の高い事件もたくさんある事でしょう。
それでも、昨今色々問題になってますよね…性被害の問題って。
私は、個人的にそこまで自分自身の件に関してはそこまで大事にするつもりはなかったんですが、まさかこんなにも時間がかかるとは思いませんでした。
一度、交番から連絡は来たんですよ。
監視カメラの映像を確認できたっていう報告と、今後対応する部署が変わるっていう報告でした。
『監視カメラに私(桜木)が映っていた』というのは報告してくださったんですが、『私(桜木)以外に“誰か”が映っていたか・映っていなかったか…というのは報告できない』と言われました。
なんだか、それを聞いた時に『え…なんで?』って思いました。
だって、私はあくまで被害者なわけじゃないですか。
それでも、教えてはくれないみたいです。
きっと、『監視カメラに姿が映っていた』だけで、犯行現場が映っていたわけではないから…なんでしょうけど。
犯行現場が映っていたなら、その映像に映っている人が犯人で間違いないけれど、ただ映っていただけなら…私の勘違いっていう可能性も残っていますからね。
でも、やっぱり…。
監視カメラの映像に、私以外の人物が映っていたか・映っていなかったかだけでもいいから教えて欲しかった…。
映っていたとして、それがどんな人物か…なんて質問はしないけれど。
たったそれだけの情報でも、気持ちはかなり変わるんですよ。
だって…今でも私は外出先でトイレに入った際には、盗撮された場所が気になるのか、無意識にチラッと見てしまうんですよ。
精神的に病んだりとかはしていませんが、それでもやっぱり支障は出ているわけですよ。
個人的には、外出時のトイレもそうですが、被害にあってしまったお店に行きにくくなってしまった事の方が大きいんですが…。
性被害とかが悪化して自殺に発展してしまうケースがニュースになる時、『警察や自治体に相談して』なんてよく見聞きしますけど、これが実態なんだなって思いましたよ。
ストーカー被害とかって、『ストーカーにあってるので助けて欲しい』って警察とかに相談しても、『被害が出てからじゃないと動けません』って言われるらしいじゃないですか。
それはそれで問題だと思うんですけど…。
でも、今回の私の場合交番に行ってからこんなにも月日が経過してしまったんですよ。
被害にあっているのに。
盗撮って、いつネットに流出するかわからないっていう恐怖と隣り合わせなんですよ?
それでもやっぱりこんなに長い時間かかるってなると、なんだかねって思いますよ。
私がもっと、重い症状が出てる感じだったらちゃんと動いてくれるのかな…とかも思ってしまう。
いつになったら、終わるのかなぁ…この事件。
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