悪役……いや、ダメ令嬢です
野口マッハ剛(ごう)
第1話 え? 私、何もしていないけど?
なにかしら? 私、追放される理由が見当たらないけど、うーん、やっぱりあれかしら? 目付きの悪さがこうさせたのかしら? うーん。王国が遠くなっていく。私は今馬車の中。あれ? 私、追放されて、なぜか令嬢の身分はそのままなのよね? うーん、ますますわからないけど?
この馬車の運転は男性二人。うん? 仲良く話しているわ。あれ、これって男同士の恋じゃないかしら? 私は妄想が進む。ほうほう、これってやっぱり馬車の運転男性二人によるボーイズラブね♡ あらあら、私、キュン♡ ってなった。お幸せに!
それから、私はとある家の前に降ろされる。ふーん? まあ、悪くはないね? すると、中からメイドが二人。え? 私、この二人のメイドのお邪魔にならないかしら? うふふ♡ よきかな♡ そのツンツンとしている表情を私に二人が向けるあたり、これってやっぱり女同士の恋じゃないかしら? まあ、私はお邪魔にならないようにしますので。うへへ。
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます