人との繋がり

@taketake464111165259

第1話

ふと、自分の人生について考えてみた。なるほどろくな人生でもなかったけどなかなか色々楽しくもあった。

人は誰しも繋がって生きている。


私の初めて入った高校は県立に落ちて、滑り止めだったO高校。そこで社会人から横浜ベイスターズに入った波瑠としお、最近まで中日ドラゴンズのコーチをしていたらしい、とあるコミックバンドでメジャーデビューをした玉水「たま」と同じクラスだった。半年しか居なかった高校。しかし、思い出も多い学校であった。波瑠が学校に自分の中学の卒業アルバムを持ってきていた。私はそのアルバムをみてK子という女性が凄く気になったので一度会いたいと思い、その卒アルから電話番号を調べて電話をしてみた。結果は当然振られた。当たり前だ。

しかし、15年後たまたま入ったパチンコ屋でカエルのスロットでBARを合わせられずに困ってた女の子。K子とは知らずに「並べてやろか?」と声をかけてみたのが再会の合図。結婚して卒アルを見せてもらったところで、あーあの時の!

となった。K子と出会う少し前に付き合っていたのはM香。この娘とも運命を感じていた。知り合ったのは祇園、水商売をしていた。トントン表紙で付き合い始めたが自宅は奈良県。彼女が住んでいたマンションには私の姉夫婦が住んでいた。世間はせまいなー、と思いながら付き合ってはいたもののK子と知り合い、どっちをとるか?でK子を選んだ。


20年ほど時を戻そう。私はとある清涼飲料の会社でアルバイトをしていた。

そこである人物と出会ってその方から正社員にならないか?と誘いを受けた。バブルもはじけて来年から新卒者も採らない!と言われて中途採用試験を受けてみた。結果は採用だった。実は紆余曲折もあったが、とある有名?進学校が私の母校となっていたのも背中を押してくれたのかもしれない。その時課長だったNさんは今はその会社の社長になっていた。

大阪城の天守閣に自販機を設置した強者で最年少で支店長になった和歌山出身と言えば誰か分かる人には解るかもしれない。そのNさんには色々教わった。正月、元日に誰が休日出勤するか揉めてた時もそれを聞いてたNさんは「T、お前が出ろ」の一言で私が出る事となった。大晦日も私が出勤する

にもかかわらず!だ。

しかしNさんは元日、会社の前で足踏みしながら待っていた。

こういう人が人の上に立つんやろなー。と思いながら平安神宮や知恩院の自販機にジュースや缶コーヒーを2人で詰めて帰ってきた。

娘が大学を出る時この会社に私が推薦する?Nさんに?ひょっとしてそれが宿命なのかもしれない。当然、私の事なぞ、Nさんは忘れているだろうし思い出しても貰えないだろうけど推薦状を書いてみるつもりです。


私の人生、人との出会いは色々あった。実はここには書けない出会いもある。

他の人達にもかけがえのない出会いはあるんだろう。これからも誰もが誰かと出会いそして生きていくのだろう。最近の若い人達に言いたい。もっと人を大事にしてもらいたい、出会いを大事にしてもらいたい。パソコンやスマホの画面ではその人全てを知る事は出来ないのだから。

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