スノーホワイト

 スノーホワイト、溶けた視界は鮮やかに去り、無彩色だけが私の世界になる。無声映画のように流れゆく時間に、架空の言葉が残響していた。生きている、ということはきっと、帰路に着くということ。誰もが本当の楽園を探して彷徨い歩く、その道の途中であなたに出会えたら。キャンバスにその筆を乗せて。

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