独り言

@ayumi78

第3話

私には友達がいなかった。周囲には両親(実両親)の事は話していなかったが、なんとなく皆分かっていたようだ。近寄ってくる人はおらず、遠巻きに眺めるか、両親の事を揶揄するか、存在すら鬱陶しいと、暴力をもって排除しようとするか、大体この3つに大別された。それは今でも変わらない。

幼稚園・小学校・中学校・高校・大学。この15年間は、ずっと針のむしろだったといっても過言では無かった。

落ち着ける場所は実両親の元にいる時か、養父の所の自室しかなかった。どこへ行っても罵詈雑言が飛んでくる。これが私の日常だった。

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