くせ字とお絵描き

ひどいくせ字なのです。

書いた文字が、自分で読めなくなり

せっかく書いたネタを捨てる、ということもあった。


そこで、文字を直そうと購入したのが

「4週間でくせ字が直る」という触れ込みの

A4大の本でした。

実際、それに沿って書いてみたら

自分の悪いクセや特徴がよくわかる。

それを把握して直していこう、というのが

この本の趣旨です。


4週間で直る、というけど……

そんなに甘くはなかった。

悪いところは把握できたけど

ボールペンはそっちに慣れているため

くせ字はなかなか、直らない。


これと同じ時期ぐらいに、毎日お絵描きもしています。

そのためのタブレットも、夫が購入してくれました。

本格的にお絵描きが出来る!

とルンルン(死語)していたんですが


めっちゃ絵が下手くそなんです。

もう、恥ずかしいったらないね。

その絵を眺めながら、ある一つの特徴に

わたしは気づきました。


字も絵も、どこか間が抜けてるんです。

緊張感がない、というのか

脱力してるっていうのか。

それがウリになるほどの

芸になってないのです。


下手な字でも、芸術的な価値があるものだってあるし

どこがいいのかわからん、キュビスムみたいな絵でも

評価されることはある。


わたしのは、ヘンに標準化されようと

がんばってるところが

イタイんですね。

つまり、おもねる感じがしている。

別に意識してやってないんだが……。


絵も字も、毎日少しずつ書いていけば

上手になるという話があります。

それは、文章にも言えることです。

毎日、欠かさず書くこと。

それが、上達の秘訣。


だけど、一向に綺麗な字や絵が書けないし、描けない。

自分の書いた字がわからんのはサイテーだと思うけど

諦めた方がいいのだろうと

ふとよぎる悪魔のささやき(笑)


その本には、80を超えた老女が

同じ本を3冊潰して、字を綺麗にした、という

逸話が載っていました。

同じ本を買う余裕はありませんが

老女には負けたくないな。


石の上にも3年というから

3年は続けて見ようと思う

今日のわたしでした。

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