大草原の小さな家 #07 おめでとうエミーおばさん

大草原の小さな家 #07です。

(あらすじ:ネットより)

エミーとマディは共に80才の未亡人。8年間共に暮らしてきたマディが死んでエミーの生活は一層淋しいものになります。娘も息子もいるのですが一向に会いに来ません。死ねばみんな駆けつけるだろうけれど、死んでから来てもらったって意味がない。エミーはそう思い、ある計略を立てます・・・

(以上、ネットより引用終わり)

(感想)

どことなく、O.ヘンリーの短編を読んでいるような気持ちになりました。

『賢者の贈り物』とか『最後の一葉』とか『よみがえった改心』

とかの路線といっしょ。泣ける話です。

エミーの気持ちは、子どものないわたしにも

じーんと胸にきました。


一向に会いに来ない子ども。

だけど死ねば会いに来てくれる。

じゃあ、死んだことにしよう!

エミーの計略に、ドクターもチャールズも

「非常識」と大反対。


でも、説得されちゃうところが、

みんな優しいのよねー。

そのエミーのセリフも泣かせる。

子どもに会いたい気持ちがわからないのか、という趣旨のことば。

子を持つ親なら、だれでもわかる

この気持ち。


わたしは、父のことを思い出していました。

広島から実家まで遠いから、という理由で

一向に会わなかった父。

帰ってきて欲しいと言われつつも

笑い飛ばしていたあの頃。


それなら、家のことを放り出して

実家に帰ればよかったのか。

結婚してしまったということを

父は考えたことがなかったのかしら。

二つに引き裂かれるこの思い。

父よ、なぜ死んでしまったんだ。


エミーは、死んだフリをして

みんなをだました。

子どもたちは「なんの権利があってこんなことを」

と怒るけど


子どもに会う権利がある、というエミーの言葉には

みなさん絶句してしまいます。

わたしも胸を突かれました。

父とエミーは、似たところがある。

悲しみとなつかしみが同時に沸き起こりました。

次も見ます。


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