80年代ゲームの思い出

80年代はバブル期、わたしにはゲーム期。

当時ハマったゲームは、『スペースハリアー』。

冒険途中で出現する化物の顔が

当時通っていた専門学校の先生に似ていて

「よくも零点をつけてくれたな!

この恨み、はらさでおくべきか!」

光線銃の弾をバンバン撃ちまくる。


『スペースハリアー』は、宇宙でひとり旅をしているパイロットが

降り立った惑星の異形な化物たちを、光線銃でなぎ倒すというストーリー。

わたしは銃を持ったこともなければ、宇宙を旅したこともない。

はたして、うまく倒せるか、ちょっと不安になったりして。


その化物は、まるで顔の石仏。

分厚い唇をひろげて、ぼんぼんと、火の玉を噴いてくるんです。

これを避けながら、こっちも弾を連射する。

相手の目が、冷酷にひろがる。

着実に追ってくるその視線。

逃げながら連射しつづけるわたし。


それがぜんぶ片付いたら、つぎは宇宙船が襲ってくる。

まるで小さな皿みたいな宇宙船が、虹色の弾を撃ってくる。

それを光の弾で打ち倒し、妨害する木々をたくみにかわす。

そこをクリアしたら、今度は黒々とした球体が

束になって襲ってくる。


いったい、この惑星はどういう惑星なのか。

人を見たら泥棒と思えの惑星なのか。

もしかして、みんなマインドコントロールされちゃったの?


いきなり竜があらわれて、それに乗ったらボーナスステージ。

竜が木々をなぎ倒していくというだけのステージです。

ボーナスを掃討していき、宇宙はキレイになっていく。

こうして再び現れる敵をぶちのめし

ラストまでクリア!


1回100円のゲーム。

途中で主人公が倒れたら、また100円投じてつづきをする。

何度も挑戦していけば、優勝者にはエンディングに名前が載る。

「今日は負けたが、次回は負けないぞ!」

男の子が笑って言います。

学校の成績は底辺でも、ゲーム成績はTOPだった時代の話です。

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