ただいま『ファウスト』攻略中!

『カラマーゾフの兄弟』を読んでいたら、

『ファウスト』へのオマージュがある、と

解説にあったので、

ちょっと寄り道して『ファウスト』を読んでます。


冒頭はまあ、退屈でした。

ギリシャのホメロス的というかなんというか……

『ナルニア国物語』もギリシャ的だったけど

もっと楽しかったぞ、とかなんとか

考えつつ、そういえば『ファウスト』は

高校の時に読んだっけなんて回想しきり。


反発しつつ読み進んでいくうちに

高校の時には気づかなかった

作者ゲーテのユーモアに気づきました。


ファウストの魂を死後ゲットできる契約をしたメフィストが

ファウストに扮して、彼を訪ねてきた

学生を、さんざん、からかうシーンです。


これがまた、韜晦しているっていうのか、

ごまかしてるというのか、いかがわしさおびただしくてねー。

そのくせ、なにか哲学的なことを

言っているようにも聞こえる。

ウブな学生相手に、これは傑作すぎる。

学者なんてこんなものさと

ゲーテがあかんべしています(笑)


まだ最初のほうですので、

カラマーゾフの兄弟とどう関係するのか

サッパリわからないんですが

これはこれで楽しいので、

同時進行的に読んでます。


あぶはち取らずになるかもしれないなあ(笑)

新美南吉童話賞も攻略中!

あれこれやってて、どれもダメだったら

ちょーショック!


一石二鳥ということわざもある。

がんばらなくちゃ。

名作にユーモアあり。

わたしの今日の発見でした。



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