世界が終わったその後も、僕らは笑顔で息をする。

Lie街

終わりと始まり

プロローグの詩

何かが街を覆い始めている。


「早く乗りなさい」


小さな硬い入れ物の中に小さな2人は詰められる。


「私は後で行くから」


小さな2人は悲しそうな声を出すが、もはや猶予はない。


ここでは無いどこかへ、行かなくてはならない。


3.2.1 GO


「小型、発射完了した模様です。」


女性はニコリと笑った。


そして、世界は終わった。

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