第7話「ファースト」
冷たい烈風が輸送機内を駆け抜け、このゲームの開始を感じさせ、身を引き締まる感覚に追い込まれます。
«………»
もうこの時点で任務は始まりました。
無駄口を叩かず、ただすぐに訪れる降下時間に意識を向けます。
そうして、たった数秒で
«ゲームスタート。降下を任意のタイミングで行ってください»
バトルロイヤルが始まりました。
「お先に」「オラァ!」「行くぞ」
外側に居る人間からズラズラと外へ向かって出ていき、機内から見える範囲で視界から消えました。
«ユウト、タイミングをお前に譲渡する。良いな»
«了解。俺のタイミングで飛ばせてもらう»
5秒の間に10人以上ずつ降りていき、輸送機内は瞬く間に人が減っていきます。
1分後にはもう数えられる程度しかいませんでした。
«降りるぞ»
«了解»
2人は両側のハッチから同時に飛び降りました。
外はあまりに真っ暗で、どこに地上があるのか分かりません。
しかし、パワードスーツ性能により視界は確保され、
地上に生える木々達の存在を確認できました。
故に体勢を変えて、抵抗を軽減し一直線に真下へ降りて行きます。
1秒1秒の間に輸送機から離れ、地上が近づいていきます。
木々の風に揺れる状態を確認出来る距離になったと同時に、
«ユウト、着地体制!»
2人は再度体勢を変えて、地面に足を向ける形で降下し、速度を落とします。
速度が落ちたとは言え、あまりに早い降下速度は逆に地上が自分に迫っているかのような錯覚にも陥りました。
そうして木々達に呑み込まれ、勢い良く地上に着地しました。
地面や木が揺れ、止まっていたであろう鳥達も羽ばたいて行きました。
«………»
ユウトは地上に着地した際の衝撃が体全体を軽く潰しました。
足、手は痺れ、体は重く起き上がりません。
脳は呼吸だけを続けさせ、意識や麻痺感覚の回復を急いでいました。
«………»
その点、夜冬は無事に着地し、ユウトがすぐに起き上がらない事に対して駆け寄りました。
«まぁそうなるよな…あの高さは絶対的に安全なものを装備してないと確実に死ぬ。慣れてないのに麻痺で済んだだけマシか»
夜冬は膝を着いて硬直しているユウトを足で押し倒し、楽な体勢を取らせました。
«休んでろ、周囲の情報は探っておく»
夜冬は配布された端末を起動し、周囲の情報などを確認します。
《残り123人》《チャンピオン健在》
《----死因----、----死因----、----死因----………》
文字による残り人数とチャンピオン生存、死因等のログが映されていました。
«もう121人か、そしてこの死因の数よ»
ほとんどの死因が落下死でした。
全員が同じパワードスーツを着ているかと言えば違い、それぞれ技術、性能、外観、耐性等が異なりました。
ほとんどの人はまず戦闘面での強化を施し、チャンピオンになる為に強くなろうとします。
それが仇となり、対策を怠って降下に対する絶対的な命綱を手放します。
チャレンジして参加までは強者。
降下で生き残れば勇者。
その中で戦い生き残れば英雄になります。
そんなゲームがこのバトルロワイヤルなのです。
«全員が平等じゃないバトロワなんて久々だな。他のとこなら地面に着地するまでは安全を確保してくれるぞ»
夜冬は端末を操作し、マップを閲覧します。
そこにはマップ全体地図と参加部隊毎に点が打たれてありました。
«チッ…思ったより近くに居るな。先に潰すか»
«う…うぅ……»
移動開始と同時にユウトの声が耳に入りました。
«なんだ早かったな。だがまだ寝てろ»
そう言って夜冬は景色に溶け込んで消えてしまいました。
「おい大丈夫か?」
「何とか……」
「体の所々、枝とか地面にぶつかって痛え…」
20歳ぐらいの男3人組が降下地点で休んでいました。
降下対策が施され、扱いに慣れている3人はユウトよりもダメージは少なく、スーツの性能を上手に使っていました。
「暗いからそうそう見つかる事は無いだろうし、音立てずに休もう」
「先に端末確認しない?それの方がいい気がする」
「それもそうだね」
一番ダメージが少ない青のパワードスーツの男は、端末で周りを確認し始めました。
「ん…1部隊が近くに居る」
端末を見ている男以外の2人は飛び起きるように立ちました。
しかし、まだ打撲のダメージが残っており、フラッと安定しない立ち方でした。
「おいおい…無理するな。相手もナイトビジョン持ちじゃ無ければ、見つからない」
「だけど、相手が何人かも分からないし…」
「性能も分からないから………」
台詞が途中で切れたことに違和感を感じ、問いただす。
「どうした?」
「いや……何か揺れた気が…」
「揺れたって…風だって吹いてるからそりゃ揺れるだろう?」
「???」
「まぁ、とりあえず移動しよう。視界が明瞭な分こっちは有利なはずだから」
「そうだな…」
そして2人は周りをキョロキョロとして、簡易な索敵をしてるともう1人の男が木に背を預け、俯いていました。
「何してるんだ。行くぞ~」
「え…あぁ…」
「うたた寝でもしてたか?気楽だな」
男が木から離れた瞬間、その背後が揺れました。
男の顔の横から拳が現れ、その拳は頭を吹き飛ばしました。
「!?」
「おい!」
瞬きをした時にはその拳は消えていました。
けれど、もう殴られた男は助かりません。頭はまるで空気の抜けたボールのようにへこみ、何より胴と繋がっていないからです。
その惨状に少しビビった青のスーツの男は、反応が鈍り判断も遅れました。
しかしそれでも分かるのは敵が見えない事、攻撃の瞬間のみ姿を現す格上の存在としか分かりませんでした。
当然、脳が動いていると体は鈍くなります。
故に、すぐに襲われました。
「ぐっ…」
胸の丁度中心に何かがめり込み、同時にその正体も露わになり右腕が露わになりました。
その右手がスーツを貫通して中身まで達してました。
その腕を掴もうと手を伸ばした時に、もう1人の男が素早く反応し攻撃しました。
"ガンッ"
景色が揺らいでいる所に攻撃し命中した重く響いた装甲の音は、攻撃した男にダメージが返ってきました。
「硬っ…!」
その反動で怯んだ男に、胸を抉られた男が投げつけられました。
「ひっ…!?」
「ウッ…」
木に打ち付けられた2人に血に濡れた右腕がすぐに近づき、2人の腹部をその腕は貫通してめり込んで行きました。
「ぐ……はっ……」
"メキメキ"と2人の背後で音がします。
2人を越えて奥の木にまで先端は到達し、透明化している部分も肩まで見えてきました。
「気持ち…悪ぃ……」
「…………」
腹を貫いている腕が脈を打つように内臓へ圧迫を繰り返していました。
1秒1秒があまりに長く苦しい感覚でした。
それが1分続きました。
攻撃、反撃、防御を何もする気が起きずに、『今すぐ楽になりたい』という思考しかありませんでした。
"バキィ!"と大きな音がすると同時に腹から腕が引き抜かれ、2人は地面に倒れ伏し、血塗れた腕は消えていきました。
1人はもうとっくに力尽き、眠っていました。
そして辛うじて生きているもう1人も虚ろな目をして、何もせずただ亡骸となった友人の上で口をパクパクとさせていました。
そして、音の正体は木が折れた音でした。
ゆっくりと重い塊が速度を上げて2人に向けて落ちていき、その2人をそのスーツごと押し潰しました。
本来この衝撃でスーツは破損しませんでしたが、腹部に空いた穴から亀裂が走り、そして割れた装甲が体に刺さり木の重さで深々と刺さります。
そうして、最後に生き残った1人も間もなくして、その人生を終わらせられました。
«夜冬…大丈夫か?»
«あぁ、手際が悪かったが何とか3キルだ。さっさと移動するぞ。チャンピオンの居場所は端末で分かる»
«了解…»
ユウトは起き上がると、体を馴らすように揺らし力を入れます。
すると、2m程先の正面に
«この暗闇でクローク使われたら、相手は反撃も出来なかっただろう?»
«いや、軽く一撃貰った。痛くも無いが癪だった»
«相変わらず、戦闘し始めるとお前性格変わるよな»
«まぁ、その分苦しんで死んだから俺は良い»
«どうせ攻撃する瞬間だけクローク解除してたんだろ?性格悪いな、本当»
«言ってろ、行くぞ»
そうして2人は、夜冬は再度、
───────────────────────
開始6分ほどの端末のキルログには、夜冬が倒した敵の名前と死因が流れていました。
《残り120人》《チャンピオン健在》
《----死因殴殺、----死因失血、----死因圧殺》
開始最初の人の手によるキルでした。
そこから一時的にログが落ち着くと、地道にログが流れていきました。
刺殺、殴殺、撲殺、焼殺等色々流れ、静かだった樹海は騒がしくなりました。
しかし、決着はあっという間についていき、人の減る早さも、戦闘時間も短時間で減って終わります。
30分経った頃には4回目のマップの現在地更新が行われました。
この時点で2人は最初の3人を合わせて、8人静かに屠っていました。
«4回目だ。大分ログが流れていたから人はそこそこ減っていると思う»
«早く終わらせてとっとと帰りたい»
そう言っている間に、端末の更新画面を見ました。
《残り67人》《チャンピオン健在》
《----死因爆殺、----死因自爆、----死因自爆》
30分しか経っていないのに、もう半分近くまで減っていました。
そしてマップでは皆が必然的に中心に寄って、ほぼ一触即発レベルでした。
«こんなに近いと、音鳴らした瞬間寄ってきそうだな»
«そうだな»
夜冬は端末をしまうと、ユウトに問いかけました。
«《グラップリングフック》の機動力が活かせる時だぞ。引く時は言え、俺は《罪》を使って撹乱する»
«了解»
そうして夜冬は《クローク》を使用して透明になると、ユウトは腰に携えた刀に手を添えました。
«起きろ、《日輪》»
そう言って、《日輪》と呼ばれ抜かれた刀は太陽の如く輝いて周囲を照らし、同時に不快になるような異音を放ちました。
それは樹海を一気にざわめかせ、戦いの始まりとなりました。
【ユウトの刀】
《日輪》《月輪》の2つがある。
鞘内で状態が変化するある意味『生きた刀』であり、《日輪》は刀身が白く輝く発光し、目眩しと異音を司る。
《月輪》は刀身が黒く光を吸収し、目の錯覚と無音を司る。
そしてどちらも相手からは刀身の長さが分からないようになっており、有利に立つことはできるのだが、
目眩しの光と目の錯覚を起こす光の吸収は、使用する本人にも影響があるので、戦闘時目を瞑るのが決まりだ。
《日輪》の異音は不快感を煽り、我慢するにしては頭の中にずっと残るような異音を発します。
それに耐えかねた他の人は次々と光の方へと寄ってきます。
«12時方向に2、8時方向から2と4、3時方向から5接近»
夜冬はユウトの《日輪》で索敵がしやすくなり、それを報告します。
«了解»
«まるで虫だな»
台詞通り夜冬からすると、敵は光に寄ってくる虫のようでした。
しかし光に向かってくる敵は他の敵達の事も視認し、光に向かうべきか他を始末するべきかを木の影に身を潜めて考えました。
«ユウト、俺はもしどこかの部隊が他を襲うようなら、俺はそれに紛れて奇襲をかける»
«了解、じゃあ結託した部隊と5人部隊は引き受けよう»
«いや、結託部隊は任せろ»
15秒ほど経つと敵はそれぞれ木の影から現れ、各々の行動をし始めました。
北の部隊は西の2人部隊にハンドサインで協力を煽り、その部隊も同じような事を考えていました。
そしてその後方にいる4人部隊は二手に別れて北と西の2人部隊を襲いに行きました。
東の部隊は3人が光へ、2人は他の部隊に襲われないよう警戒していました。
«どうやら、ただの乱戦だ。3時方向が詰めて来てる»
それを聞いたユウトは刀を巧みに操り剣舞をすると、そのままの流れで攻撃を始めました。
光輝く刃が踊る。
刀身こそ見えず、見えるのは刀を持つ者と周囲。
刃の異音は重く反響する風切り音となり舞う。
それは地面を滑るように、弧を描きながら飛んでくる。
光に向かうどころかやって来て、刃は高速で3人を襲った。
着地の動作はなく、まるでずっと浮いているように3人を綺麗に切り裂き、高速移動する光は彼らの飛び散る鮮血に明るさをもたらし、その紅さを一瞬で目に焼き付けるほどだった。
その光は瞬時に次の獲物を襲った。
再度弧を描きながら迫ってくる光は大きく飛び上がり、1人を脳天から串刺しにした。
まだ立っている死体の肩に足を乗せ、後方に回転すると同時に光の刀は頭を裂き、又もその鮮血と中身をくっきりと見せた。
そしてもう1人もまっすぐ飛んできた光が何かも分からぬまま、この世を去った。
«さぁて»
《グラップリングフック》を使いこなし、地面に一度も着くことなく5人を屠ったユウトを尻目に確認すると、夜冬は《クローク》を使い動き始めた。
«さぁ人が多いところに《デコイ》が動き回ってると君達はどうするかな?»
その時の夜冬の左眼には"水色の炎"が浮かび上がっていた。
そして同時に一定間隔に夜冬が5体現れ、5体の夜冬は一斉に銃声の鳴る方向へそれぞれ動き始めた。
水色の炎こそが夜冬の【怠惰の罪】の証。
その能力は自分を模した幻影を複数操るもの。
状況として、光は突然離れて高速で移動していき、その間に合流が出来たという感じだ。
何せ、付近には沢山の敵が居て、中でも異様な光を放つ奴はもっと威圧的だった。
何とか西にいる部隊と合流し、対話したいところだが、あまりに動けない。
光が離れて動いてるとはいえ、木の影から出るということは光にあたり見つかってしまう。
他にどこに部隊がいるのか分からないが、西にいる応答してくれた部隊を信じ、駆け寄り仲間も出来るだけ近くで動いてくれたが、予測した通りの最悪の事が起きてしまった。
他の部隊に狙われたのだ。
敵の数は分からなかったが1発の銃弾が微かな音を出して自分達の背中を通り過ぎた。
幸い自分達の装甲は防弾だが、中身には衝撃が来てしまう為、可能な限りは当たりたくない。
滑り込みで倒木の辺りに伏せると、10数m先に結託を要請した部隊が心配そうにこちらを見ていた。
「なぁ、お前1人だけでも向こうに頑張って行けるか?」
突然仲間がそう言ってきて、困惑した。
「行けないことはないと思うが、何処にいるかも分からない状況で向かうには怖いな…」
「なら、俺が囮になろう。行けよ」
「………任せた」
俺たちは"バッ"と倒木の傍から起き上がり仲間は腕に装備されたエネルギー弾を連射して乱れ撃ち、俺は全力で走った。
エネルギー弾にも多少の光量があるので、陰の敵を見つけやすい利点もあるがその逆も当然あった。
そしてエネルギー弾とは違う銃声が連射された。
それが4つあり異なる銃声と連射速度だった。
それら弾丸は仲間の装甲でぶつかり、潰れ、弾け飛んんだ。
「そ"こ"か"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"───!?」
しかし、1発の銃弾が仲間の腕を飛ばし、エネルギー弾の連射を止めた。
その後はもう振り返らず走った。
連射の中に混じる鈍重な銃声と遅い連射速度を聞く度、生々しい肉の飛び散る音を出し、それが3発。
振り返りたくもない、悲惨な光景が広がっているだろう。
俺は目標の部隊に合流すると、「すまない」と言われた。
「私達も君達の方へに向かえば、素早く話せただろう…そのせいで君の仲間が……」
もう銃声は聞こえない。
だが、足音は確実に近づいていた。
「その話は後だ。目的を光じゃなく後ろを叩こう。あの異音は…中々耳障りだが…」
「悪い…了解した。我々の装甲はそう厚くない代わりに動き回れる、武器も近接でね」
「なら照明弾を放つから突っ込んでくれ」
「分かった」
「早速行くぞ…3…2…1…Go!」
両腕から俺は照明弾を放物線状に放出し、あの光とは別の光を生み出し、その下にいる隠れた部隊を探し当てた。
そこに俺もエネルギー弾を撃つが対策が施されているのか、その相手の装甲に傷さえ付けられなかった。
協力してくれた2人はそれを見て、駆け寄った。
先に俺に銃弾が飛んできたが、後に外れ、攻めていった2人に銃口が向いていた。
そして速さに翻弄され、外れた弾丸は木々に辺り弱い跳弾を起こした。
しかし速さはあるものの、弾丸による弾幕により2人は近付けずにいて、厳しいものがあった。
するとまた後方、あの光の存在した方向から足音が迫っていた。具体的には5つ程。
大まかに予測で位置を特定し、振り返って撃つがエネルギー弾は弾かれ、そしてその時全員が同じ見た目だった事に驚いた。
脳の処理が追いつかない状態で、また別の事が起きた。
再度重い銃声が響き、振り向くと走り回っていた会話を交わした人の頭が胴体から離れていた。
それを見た俺は色んな方向にエネルギー弾を撃ち出し、錯乱した。
無我夢中にエネルギー弾を撃ち続けた…
が、それも一時の間で終わった。
«……»
デコイと奥でやり合っている部隊に挟まれ、混乱した彼は全方向に乱雑に弾を撃ち出しましたが、あまりにエネルギー弾が弱く、着弾した事にも気付かずに夜冬を背後まで辿り着かせてしまいました。
夜冬は彼の頭を掴み首に爆弾を取り付け、思いっきり蹴り飛ばすと、彼は奥にいた部隊の1人にぶつかると、その体を散らしました。
«一網打尽だ»
安心した勢いで《クローク》と《デコイ》を解除し、ユウトの居る光の方を見ると、動きも収まっていて終わったようでした。
そうして、再度合流しようとした時でした。
"ガチャコン"
と小さな音が爆発が起きた方から聞こえ、夜冬は条件反射のように左腕を振りかぶりました。
«…!»
その時、爆煙の中から一筋の弾丸が飛び出し、それを夜冬は拳を握った左手で弾きました。
弾は威力を落とし、地面に潰れた状態で落ちると共にそこへ2滴の血が落ちました。
«なんて威力だよ……対物ライフル5回並までは中身にダメージ通らないのに…»
夜冬の左手は手首までの装甲が消し飛び、衝撃をもろに受けた小指と手のひらからは出血をしていました。
【未来】の力は時として桁違いな力を生み出す時もあり、【現代】の力で試した装甲が【未来】で通じる可能性は無きにしも非ずでした。
故に始めて、夜冬はこの試合に置いての初の脅威を見出しました。
夜冬はすぐさま《クローク》を使い、逃れようとしますが、スーツが覆われていない左手はくっきり現れていました。
敵はそれを爆煙の中から見えているように、再度別の部分を狙撃してきました。
逃れたつもりが今度は左肩の装甲を破られた夜冬は急いで、ユウトに呼びかけます。
«ユウト…!手練のスナイパーが居る、しかも相当やばい銃を使ってやがる!オマケに多分サーマルとかその類いを使って狙ってるから気をつけろ……!»
«なっ…やられたのか?»
«軽くだが、意外と損害がでかい。1発で俺のスーツの耐久を持って行って、中身にも僅かにダメージが通った…クロークも一部が隠れない状態だ…»
«分かった。そっちに向かうが、そいつ以外に敵は?»
«多分殺った。何故かアイツだけが生きてる»
«了解»
このゲーム最初のダメージにして重いダメージを食らった夜冬に未だ無傷のユウトが援護に向かった。
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