第19話:そろそろ25000文字超えるんだけどさ

「まだ時間潰さなきゃいけない感じなの?」

「しょうがないだろ。作者がキレイに3万文字終わらせたいんだから」

「こう…微妙に時間が余ると、逆に何をすればいいかわかりにくいですよね」

「とりあえず旅行に来たって設定で時間を潰しているけど、旅行って、思った以上に真面目に計画立てないと、マジのマジで後半ヒマになるからな」

「新幹線に乗り遅れないように、1時間半前に駅に到着したものの、思った以上に1時間半って長くて、駅構内での時間の潰し方に究極的に困る問題ってあるのよね」

「京都駅とか色々ありますけど、色々ありそうで色々無くて困りがちですものね。駅の外に出たら、それはそれで何も無いですし」

「東京駅も結局ご飯食べた後は、キャラクターストリート適当にぐるぐる回りまくるだけになるし」

「北海道の場合は、意外と新千歳空港内に温泉施設があったりして、時間が簡単に潰せて便利なのよね―」

「入館料が高いのが唯一ネックですけど」


 なんだか異世界の住人たちは、現世の事情に詳しいようですねぇ。

 なぜだろうなぁ……作者わからない。(設定放棄)


「ちなみに、今は夜の19時なんだが、ホテルの中が思った以上にヒマというか、この手のビーチ系のホテルって、皆が想像しているような、平成初期のクレーンゲームやアーケードゲームがちらほらありつつ、卓球場とか適当にスペースが有るような割とありがち系な構成ででしか娯楽がなくて、苦痛だからとりあえず夜のビーチに来ている状況だ」

「スマホ世代舐めるんじゃないわよ!! 常にココロにスマートフォンを埋め込んで、皆とイツマデモ繋がっていくララバイ、そうじゃなきゃ心配で心配で困っちゃいますイェイ!」


 令和のガルバンがデビュー曲で作りそうな歌詞に乗せて。


「意外と観光地って店を閉めるのが早いんですよね」

「17時には完全に閉店ガラガラだもんな」

「一部、開いている店といえば、料亭系とかの、俗に言う予約制のお高めのお店ぐらいだものね」

「金があるならいい思い出になるだろうが、流石に雰囲気コミコミでの夕食に対して、1人2万とか出す気にはならないな」

「3人で6万使うなら、レンタカーでどっか好きなところ回るほうが最終的にはコスパが良いし、楽しいものね」


「……あれっ、なんだか僕、旅行ってもっと楽しい時間が勝手に降ってくるものだと思っていました」

「違うぞ。旅行なんて任意で行くものだし、勝手に楽しんだもの勝ちっていうのが一番の勝利条件だ」

「計画を立てて無くても、その場に行けば、楽しめるなんて正直幻想以外の何物でもないものね」


 特にケチって旅行先に来ている場合によく感じるやつ。


「だから俺は旅行に行く場合は、目的地につく移動の過程を楽しむことにしている。具体的にはバイク移動でな」

「なるほど……参考になります」

「私も今度、教習所に申し込みに行こうかしら」


 まずは原付きからがおすすめだよ。

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