【登場人物紹介】その31




 登場人物紹介 〈エデン〉所属


 ゼフィルス 17歳 【救世之勇者】〈エデン〉所属


 本作の主人公。〈エデン〉のギルドマスターであり、〈ダン活〉をこよなく愛するプレイヤーの一人だった。

 今もリアルな〈ダン活〉をはしゃぎながらプレイ中。

 第三十一章では、夏休み後半!

 誰も果たしたことのない上級中位ダンジョン〈46エリア〉、〈聖ダン〉を攻略しちゃってさあ大変!

 久しぶりに装備更新だー!

 そんな楽しかった夏休みもついに終了。夏祭りはなんとデート三昧!

 初日は1対1で、2日目は1対多でギルドメンバーとたくさん楽しんだ! なお、これはゼフィルスの意思で決定したわけではなかったが、ゼフィルスは喜んで飛び込んだ!

 夏休み最終日のオークションでは〈エデン〉がぶっ込んだ様々な品がとんでもない値段でバンバン売れ、学園長も笑いが止まらなかったらしい。

 新メンバーの育成にも力を入れて、ついに上級中位ダンジョンの条件を満たしてしまう! とあるところでは阿鼻叫喚が発生したらしい。

 


 ハンナ 17歳 【アルケミーマイスター】〈エデン〉所属〈生徒会・生産隊長〉


 本作で〈名も無き始まりの村〉の錬金術店の娘であり、隠しクエスト〈スライムに襲われた少女を助けろ〉で登場する非常に重要なキャラクター。

〈エデン〉では貴重な生産職。

 以前魔石とポーションの大量納品で話題を呼んだことから〈魔薬まくすり錬金のハンナ〉と呼ばれている。

 第三十一章では、夏祭りという大きなイベントが接近していたため、〈生徒会〉のお仕事を頑張った。

 大体の雑事はサトルの役目なので、ハンナが事前に準備するのはもっぱら商品の作製だ。

 その名も〈エリクシール〉。

 上級用ポーションで、その回復力はたとえ上級職ですら上限までMax回復してしまうというとんでもない商品。それをまたハンナは一万個作って展示しちゃったからさあ大変。

 ハンナ様の展示品が見れるとやって来て「え、これって〈ハイポーション〉ですか?」と聞き「いいえ、〈エリクシール〉一万本ですよ」「ひょえ?」っとなる人が大勢居たとか。

 なお、当日のハンナは各生産職のブースの見回りに行っていたので、そんな騒ぎになっていることは知らない。

 夏祭り初日はゼフィルスと一緒にお祭りを楽しんだ。他の人はきっかり1時間半デートだったのに、ハンナは準備時間も含めて2時間半デートを楽しんだのは2人だけの秘密。



 シエラ 17歳 【操聖そうせいの盾姫】〈エデン〉所属


 伯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「伯爵」「姫」を持つ。二つ名〈操盾〉。

 入学ジョブ測定の時にゼフィルスと縁を持ち、その後再会して〈エデン〉に誘われた。

 現在〈エデン〉のサブマスターとしてゼフィルスを支えている。

 第三十一章では、大人の雰囲気で攻めの姿勢でゼフィルスとデートした。

 どういうデートにしようかと密かに悩んでいたシエラだが、〈食ダン〉で得た食材を〈味とバフの深みを求めて〉へ納品しに行った折、夏祭りでやる予定の出し物を聞く機会があり〈優待券〉をゲットした。なお、1対1のデート用なので、これは〈エデン〉用ではなく完全にシエラ用だったとここに記載しておく。(サブマスターの権力悪用じゃないよ)

 なお、この時シエラからこういう雰囲気で、出す料理はこういう感じで、と言った指示がなされ、この時から完全にゼフィルスと2人きりで来る気満々だった模様だ。



 ラナ 17歳 【大聖女】〈エデン〉所属


 王女で「人種」カテゴリー「王族」「姫」を持つ。

 勇者と聖女が同世代に現れるなんてロマン。そんな理由からゼフィルスに突っかかり、自分が立ち上げる予定だったギルドに勇者を誘おうと画策するも、ゼフィルスの話術により撃沈し、ギルド〈エデン〉に加入する。

〈幸猫様〉を1日1回膝に置かないと調子が出ないらしい。

 兄のユーリと喧嘩していたが、十六章で無事仲直りした。

 第三十一章では、夏祭りに入念な護衛計画やデートルートを従者と何度も打ち合わせし、完璧なデートになるよう工夫した。

 去年のラナたちのデートは従者同伴。ちょっと微妙だったため、今年はなるべくゼフィルスにも気付かれないところからの護衛を計画したのである。

 おかげでゼフィルスは真後ろにシズが接近し声を掛けるまでその存在に気が付かず、ラナの2人きりデート作戦は見事に成功したのだった。

 ……なお、デートルートは初っぱなから〈幸猫様〉のお面を買いに行ったため、護衛の方はちょっと大変だったらしい。



 エステル 17歳 【戦車姫】〈エデン〉所属


 騎士爵家令嬢で「騎士爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名〈槍戦姫〉。

 ラナ王女の護衛として行動していた時にゼフィルスと出会い、そのままラナ王女ごとギルドに勧誘を受ける。

 エステルを【姫騎士】にラナを【聖女】にするという無茶な条件であったがゼフィルスは見事成し遂げたため忠誠を誓い、ギルド〈エデン〉に加入した。

 第三十一章では、やはり一番重要なのは夏祭り、しかも今年は護衛無しと言い始めたのだからさあ大変。

 だが、必死の説得が功を奏し、なんとかラナにもゼフィルスにも気付かれないという条件で護衛は認められたのだった。

 なお、「ゼフィルス殿に気付かれない? え? 無理では?」

 と何度か挫けそうになったとか。



 カルア 17歳 【スターエージェント】〈エデン〉所属


 傭兵団出身で猫の獣人、「猫人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 二つ名は〈見晴らしの黒猫〉。現在〈戦闘課2年2組〉。

 元々Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉に所属予定だったが、完全に勘違いしてゼフィルスに売り込みをかけて採用される。

 現在〈エデン〉でもっとも素早い。

 カレー大好き、食べるの大好き。また、カレーは飲み物だと勘違いしている。

 カレーは食べ物だとゼフィルスに諭されたがまったく信じていない。

 第三十一章では、久々にミューと一緒にパーティ組んだことでテンションアゲアゲ。つい1年生の前なのに本気のスピードで楽しんでしまった。ミューとはその後もちょくちょく一緒に居て、ほっこり度高めだった模様。

 途中、ゼフィルスに〈金箱〉を譲ったシーンもあったが、毎日レアイベントボスを狩ったので〈金箱〉を開ける機会も多く、満足した模様。



 リカ 17歳 【先陣の姫武将】〈エデン〉所属


 侯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「侯爵」「姫」を持つ。二つ名は〈崩将〉。

 ぬいぐるみが大好きで、ある日特大〈モチッコ〉モチモチぬいぐるみ(現在のモチちゃん)を購入しに行った所でゼフィルスと遭遇。なんやかんやあり〈エデン〉に誘われて了承した。

 毎朝ギルドに寄り、モチちゃんを愛でるのを日課にしている。

 第三十一章では、久しぶりにカルアと同じパーティになったので張り切るリカ。

〈聖ダン〉では強力だが物理系を使う天使もかなり多く、とても活躍している。

 新メンバーと共に行った〈亀ダン〉では新メンバーに刀タンクというものがどういうものかを見せつけ、従姉妹で年下のノーアに〈エデン〉古参の実力を見せたらしい。ノーアは大はしゃぎでリカに教えを請うたとか。



 ケイシェリア 17歳 【エレメンタラーハイエルフ】〈エデン〉所属


 とある森のエルフの里出身で、「人種」カテゴリー「エルフ」を持つ。

 愛称はシェリア。

 エステルの家とは古くからの交流があり、その縁で〈エデン〉に紹介された。

 自分で「エルフ」加入条件を持ってくる猛者。

 第三十一章では、夏祭りでロリーズの保護者担当。同い年のはずだが、絶対に保護者同伴じゃないと夏祭りに行かせなかったようだ。

 とはいえ夏祭りは例年類を見ない大混雑ぶりだったため、シェリアはかなり活躍した。

 浴衣姿のロリーズもしっかり瞼に焼き付けた。ただそれとこれとは別なのでゼフィルスからスクショを奪――借りて記念に残している。



 ルル 17歳 【プリンセスヒーロー】〈エデン〉所属


 子爵家令嬢で「子爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名は〈無双の幼聖ようせい〉。

 シエラと幼馴染であり、心配したシエラが自分の目の届くところに居てもらおうとルルを〈エデン〉に紹介した。

 面接を寝ながら受けて合格した猛者(?)。自称ぬいぐるみ愛好家。独自のでルールを持つ。

 また、ぬいぐるみをプレゼントされると知らない人でもホイホイ付いていくことが判明。シェリアから厳重に注意された。

 第三十一章では、先輩の威厳が大上昇。〈亀ダン〉で迫り来る敵をバッタバッタと倒していく様はガッチリ新メンバーたちの心を掴んだ。

 夏祭りでは1日目はエリサ、フィナ、シェリアと行動し、2日目にはそこにアリス、キキョウを混ぜて遊んだ。とても楽しかったようだ。



 シズ 17歳 【戦場冥王】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナ付きのメイドだったが【戦場メイド】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 ラナ大好きであるが、エステルとは違いちゃんと自重している。

 ゼフィルスがラナと親しすぎるとちょっと威圧を放ったりする。

 第三十一章では、ラナの護衛計画を大幅改善した。

 デートを2人きりにするため細心の注意を払い、『隠密』系スキルを発動し、これが功を奏してなんとかなった。

 なお、その時に王女親衛隊に依頼を出し、しっかり打ち合わせしてデートコースを万全な警備体制にしたのだが、半分も回れなかった模様。



 パメラ 17歳 【ナンバーワン・くノ一】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナの隠れた陰の護衛だったが、無事【女忍者】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 第三十一章では、もしかしたら初めてかもしれない? 上級ダンジョンの初の攻略者になった。

 かなり気合いを入れて臨み、一部空回ったこともあったものの、なんとか〈ハンドエル〉の撃破に貢献した。

 夏祭りではこっそり忍んでラナの護衛。そういえばこんなに隠れながら護衛するのも久しぶりだなぁとしみじみ思ったパメラなのだった。



 ヘカテリーナ 17歳 【姫総帥】〈エデン〉所属


 公爵家令嬢で「公爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課2年1組〉に所属。

 【大尉】に就いてしまいお先真っ暗なとき、〈エデン〉からスカウトを受け、なんやかんやあって【姫軍師】に転職して〈エデン〉に加わった。二つ名〈竜軍〉。

 交渉ごとなどが得意。ゼフィルスの右腕ポジション。

 第三十一章では、夏祭りのデートではファンネル――もとい多くの学生に依頼をして様々なお菓子店をリサーチ、当日にはリサーチ済みのもそうでないのも大量に買い込み、ゼフィルスとのデートまでの間に学生臨時品評会ひんぴょうかいまで行なってデートの時に食べるあれこれを厳選、見繕った。

 おかげでこれなら絶対大丈夫というお菓子、その組み合わせを大量にストックして準備万端でゼフィルスとのデートへ臨むことが出来た軍師である。

 なお、あまりに準備しすぎてお菓子を食べるだけのデートになってしまったのはご愛嬌。



 メルト 17歳 【賢王】〈エデン〉所属


 伯爵家子息で「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。二つ名は〈小さな賢王様〉。

 短めの銀髪。背は小さくマリー先輩と同い年に見えるほどとゼフィルスは評価した。

 顔は凜々しくイケメンで知的な印象を与えている。胸ポケットには「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を差している。

 元々Bランクギルド〈金色ビースト〉に在籍していたが、上級生のとんでもないやらかしのとばっちりを受けそうだったため脱退を決意。ミサトの紹介で〈エデン〉へ加入することにした。

 第三十一章では、ミサトとシャロンから夏祭りにデートのお誘い?

 初日にはミサトが、2日目にはシャロンが1対1でメルトを誘ってきた!

 絶対にからかわれるだろうと分かっていつつも真面目なメルトはしっかり半纏型の浴衣まで用意してビシッと決めて夏祭りに参加した模様。

 なお、1日目はミサト、つまり花火大会を一緒に見たのはミサトと、である。



 ミサト 17歳 【色欲】〈エデン〉所属


 とある伯爵家と懇意にしている部族出身。カテゴリー「兎人」「獣人」を持つ。

〈戦闘課2年1組〉に所属する将来有望な少女。二つ名は〈癒反ゆはん〉。

【セージ】という非常にレアな職業ジョブに就いてしまったためにゴタゴタに巻き込まれ一時〈天下一大星〉に身を寄せるも脱退。また大きな火種になってしまい〈エデン〉に一時加入してこれを収めた。

 しかし、その時の言質で外堀を完全に埋められ〈エデン〉に加入することに。

 第三十一章では、夏祭りにメルトへお誘いの打診! シャロンも加わりたいとのことだったので少々の話し合いの元、1日目は話し合いで無事ミサトに決定した。

 ゼフィルスの争奪戦には巻き込まれないよう、他のメンバーのデートコースを避けてしっかりスケジュールを組んで、メルトと遊び倒した。

 多少はからかいつつも、耳をキュッとされるような致命的なからかいはセーブして、なんだか童心に返ったように久しぶりに幼馴染み同士、楽しんだようだ。

 なお、花火大会ではしっかり1対1で見たものの、甘酸っぱいなにかがあったのかは不明である。



 アイギス 18歳 【竜騎姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属できた騎士系女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリー。

 元〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、ずっと下部で燻っていたが、腕は悪くないとダイアスに連れられて〈エデン〉に紹介され、【竜騎姫】に就くのが夢と語ったところ採用される。二つ名は〈竜騎姫〉。

【ナイト】をカンストまで育てていたが、未練は無く喜んで〈転職〉に応じ、無事【姫騎士】に就いた。

 第十九章で初めてパートナーである竜、ゼニスと出会い、念願の【竜騎姫】へ。

 第三十一章では、伝説の占い師襲来の知らせを掴んでなんとか予約をつかみ取った。

 そして苦労の末ゼフィルスとのデート時間に合わせ、訪問。

 非常に心拍数がドキドキドキドキ上がる中、「相性抜群」の最高の結果を告げられた。

 この占い師の占いは――『良く当たる』。

 そして――「相性抜群」。

 アイギスはしばらく帰って来られなくなってしまった。

 その後ようやく意識が戻ったアイギスだったが、その時にはすでに残り時間は半分ほど。お姉さん的な余裕が崩れそうになりつつも、ゼフィルスから「ちょっと疲れていたから、良い休憩になったよ。ありがとう、アイギス」と言われて持ち直した。

 その後はのんびり楽しく夏祭りを過ごせた模様。



 ノエル 17歳 【声聖の歌姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉所属のアイドル女子。「男爵」「姫」のカテゴリー。

 ゼフィルスが最初に出会った天然の〈姫職〉。二つ名は普通に〈歌姫〉。

 ラクリッテとはいつも一緒にいるほど仲良し。緊張するときラクリッテを見れば落ち着くと漏らしていたとか。

 昇格試験では精一杯の援護と攻撃をこなし、仲間への貢献が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十一章では、夏祭り2日目のトップバッターをラクリッテと務め、たっぷりゼフィルスを骨抜きにした。

〈聖ダン〉ではその声の力を改めてみんなに知らしめる。ノエルのよく通る声は、音に反応してモンスターを呼び寄せてしまうほど凄いものだった。

 おかげでノエルは〈聖ダン〉では初めてと言っていいくらい、とても静かにしていたらしい。



 ラクリッテ 17歳 【ラクシル・ファントム】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「狸人」「獣人」のカテゴリー。二つ名〈幻盾〉。

〈エデン〉待望の盾職。期待を寄せられすぎて「あわわわ」するしかないラクリッテ。いつまでたってもド緊張するクセが抜けないのが悩み。

 昇格試験ではあまり活躍出来なかったが、ダンジョンでの活躍が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十一章では、夏祭り2日目のトップバッターをノエルと務め、たっぷりゼフィルスを骨抜き(?)にした。

 ちょっと先輩の威厳が弱いラクリッテだが、そのタンク力は〈エデン〉でシエラに続くレベル。1年生たちにもしっかり、〈エデン〉を支えるタンクの1人はラクリッテであると示した模様。

 ただ、パワーアップして戻ってきたトモヨのタンク力が高すぎて、〈エデン〉のタンクナンバー2の座がちょっと危なかったりする。



 レグラム 17歳 【ウラヌス】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「男爵」のカテゴリーを持つ。二つ名は〈雷閃〉。

 以前職業ジョブ発現で悩んでいたところでゼフィルスにヒントをもらったことがあり、それもあって男子最高レベルの職業ジョブ、【花形彦】に就くことができたと恩に感じている。恩を返すために〈アークアルカディア〉に加入したと言ってもいい。

 とんでもないレベルのイケメンで顔がかっこよく、昔からよく女性に言い寄られていた関係で女性をあまり気にしない。でも幼馴染で婚約者のオリヒメだけは別。

 昇格試験では司令塔となり、冷静に仲間を引っ張り、作戦にて〈エデン〉を大きく揺さぶったことなどが大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十一章では、夏祭りは案の定、1日目も2日目もオリヒメさんで安定。

 むしろ一欠片もスケジュールに空きは無かったという。

 オリヒメ的にも他の人の本気のデートは邪魔する気は無かったらしく、誰とも会わずにオリヒメといちゃいちゃデートを楽しんだとか。むしろレグラムを1人にしては危険だとオリヒメが離してくれなかったとか。



 シャロン 17歳 【難攻不落の姫城主】 〈エデン〉所属 第667話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する「伯爵」「姫」のカテゴリー。

 二つ名は〈無情の城塞〉。

「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を肩に着け、パッツン前髪に薄紫系のボブヘアーと赤系の瞳をして明るい雰囲気を持つ女子。男子との距離が近く、胸が大きいため勘違いさせやすい系女子でもある。

 ミサトと知り合い、ミサト経由でメルトを紹介してもらい仲良くなった。その後は親身に〈転職制度〉を進めてくれたり相談に乗ってくれたりして仲を十分深めたところでゼフィルス登場。とどめを刺した。

 無事【姫城主】に就いたシャロンはメルトに大きな恩を抱いている様子。

 第三十一章では、装備更新! パワーアップして1年生たちの前でなかなか良い先輩としての姿を見せられた模様。

 夏休みデートのブリーフィングでは、メルトを指定。

 ミサトと念入りに話し合いが行なわれたが2日目を丸1日ゲット。

 メルトとは割とはしゃいで遊んだとか。メルトも結構童心に返ることもあるため、シャロンとの相性は、結構良かったりする。



 サチ・エミ・ユウカ 17歳 【神装剣士】【神装本士】【神装弓士】〈エデン〉


〈戦闘課2年2組〉に所属するノーカテゴリーの仲良し3人娘。

 3人とも【魔装】系の職業ジョブに就いたため意気投合。今ではいつも一緒にいるようになっている。最近の二つ名は〈神装シスターズ〉。

 以前までノエル、ラクリッテとパーティ〈お姫様になりたい〉を組んで勇者ファンでもトップのパーティとして一部で知られていた。

 勇者ファンとしてはゼフィルスは推しだが、どちらかというとアイドルを相手にしている感覚に近い。本当の意味でただのファン。

 第三十一章では、ついに来たる。〈神〉カテゴリーの素材と〈神装〉系の専用装備レシピ! 〈聖ダン〉の最奥ボスを狩りまくり、〈神装剣士〉装備だけでは無く、〈神装本士〉、〈神装弓士〉のシリーズ装備全集も当てて来た。

 クラス対抗戦の2日前についに完成。3人ともバシッとキメてきた。



 トモヨ 17歳【ガブリエル】〈エデン〉所属 第570話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉所属するノーカテゴリー女子。

 肩に掛かるピンク系の髪に青緑系の瞳を持ち、レザー系に金属パーツを加えた鎧を着て、両手には大盾を一つずつ装備している女子。また胸部装甲はシズを越え、エステルに並ぶほど。二つ名は〈盾天使〉になった模様。

 掲示板の元盾士2年生。現在は盾天使2年生。

 勇者ファンであり、勇者の講義第一期生として育成論に参加し急成長した一人。

 第二回大面接でとうとう〈アークアルカディア〉の加入に合格した猛者。

 第三十一章では、ついに五段階目ツリーに戻ってきた!

 新メンバーと成長を共にしつつも上級中位ダンジョンの入ダン条件までクリアするなど、トモヨにとっては「私は帰ってきたー」と言いたくなる状態!

 とってもテンションが上がっている。

 夏祭りではゼフィルスとの2人デートは逃したものの、2日目にはマリアと組んで3人で夏祭りを楽しんだ。またゼフィルス曰く、腰の帯がすっごく締まっていてヤバかったとか。なお、なにがどうヤバいかは不明。



 カタリナ 17歳 【方舟姫はこぶねひめ】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「侯爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 美しい黒髪を背中まで流し、白のドレス風装備を着こなす少女。

 お嬢様気質で自分の好きなことに一途。他のことが目に入らないとも言う。少し天然。最近はゼフィルスの前では猫を被っているが、被り切れていないときもある。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。

 第三十一章では、去年叶わなかった夏祭りゼフィルスと一緒に楽しむの巻を、フラーミナとロゼッタと一緒に体験した。なお、リーナは1日目に2人きりデートなんてしたため不在である。まあゼフィルスと別れてからは合流して4人で楽しんだらしい。

 ゼフィルスと2人きりデートは、かなり障害ライバルが多く、カタリナに確保はできなかったとか。無念。



 フラーミナ 17歳 【傲慢】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「犬人」「獣人」のカテゴリーを持つ。

 二つ名は現在錯綜中。

 肩に掛かる青髪を後ろに纏め、やや垂れた感じの犬耳を持ち、オレンジ系の軽装、学生服に近い装備を着ていてセーターのような上に短いミニスカート、そして白とオレンジの大きなマントを装備している少女。

 ちょっとお嬢様気質のロゼッタとカタリナの面倒見役でしっかり者。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はフラウ。

 第三十一章では、クラス対抗戦に向け最終調整。

 聖獣系を2体、天使を1体、〈古代樹〉に〈リヴァイアサン〉が増え、非常に潤っている手札をどう切るのか、とっても考え中。

 ちなみに〈召喚盤〉はすでに使うものを決めたとか。

 果たしてこのとんでも召喚獣たちを突破することはできるのか。



 ロゼッタ 17歳 【天守護の騎士姫】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 赤髪をサイドテールドリルヘアーにし、白銀を基調とした騎士鎧を着て大盾と長剣を装備した女子。

 エステルやアイギスと同じく生真面目口調で、色々発育が著しい。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はロゼ。二つ名は〈列車姫〉。

 第三十一章では、列車はあまり使用できなかったものの、地に足を付けたタンクで〈聖ダン〉から〈亀ダン〉まで堅実にタンクした。攻撃力も警戒力も高いので対応力があり、多少だがHPを自己回復スキルも持っているので1年生からの尊敬の念はなんとか継続できた模様。

 夏祭りでは相当育った胸部装甲を武器にカタリナをおびやかしたとかなんとか。騎士爵の家系は大きくなりやすく、最近ますます成長している。実は去年の夏祭りではカタリナと同じサイズだったのだが、今では二ランク離している。



 オリヒメ 17歳 【ネプチューン】〈エデン〉所属 第477話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 レグラムの婚約者。二つ名は〈とつのオリヒメ〉。

 ちょっとお茶目な性格。レグラムへの愛なら誰にも負けないと思っている。

 ただ、ライバルは多いので、自分磨きに余念が無く、積極的にレグラムとの愛を深め、常に周りを牽制している。

 また自分だけではなく、他人の恋愛も大好き。恋愛の知識も豊富。

 ミサトやリーナからは密かに恋愛マスターの名で呼ばれている。

 第三十一章では、相変わらず夏祭りに男子のハートを射止める方法を幅広く、それはもうギルド外の女子にまで教え、おかげでゼフィルスの知らないところで学園のカップル率が例年より大幅に上がっているとか。

 本人はいつも通りレグラムとイチャイチャしただけだったようだ。



 エリサ 19歳(?) 【睡魔女王】〈エデン〉所属 第638話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「悪魔」のカテゴリーを持つ。

 フィナリナの双子の姉。二つ名は〈眠り姫〉に決定。なお眠らせる方である。

 当初【ロリータ】に就いていたため18歳にも関わらず見た目が10歳くらいと幼く、危機感を抱いて〈エデン〉の大面接を受けた。

 もうなんでも良いからゼフィルスにお任せという判断が功を奏し、〈天魔のぬいぐるみ〉を使わせてもらえる人物を探していたゼフィルスの目に留まり見事に採用された。その後、妹フィナの口車に乗って「悪魔」系統の職業ジョブ【ナイトメア】に〈転職〉、本人はこれで「ナイスバディは確定ね!」と思っているが、そこまで成長するのかは神のみぞ知る。

 元々金髪碧眼10歳ロリという天使と見間違うような見た目だったが、これからは「悪魔」系統の先駆者になるべく形から入り、〈天魔のぬいぐるみ〉の悪魔っ娘を参考に髪色を紫系に染め、瞳には赤系のカラコンを付け、背中にコウモリの羽を装備したスタイルに変身イメチェンしている。

 第三十一章では、やはりどこでも〈良い夢をごちそう様〉戦法が突き刺さりまくり、ボス戦では眷属をやりまくり、〈聖ダン〉では音に反応して大量に集まって来たモンスター共を一気に全滅させ、〈亀ダン〉でも大量に湧き出るモンスターを全部光に還すなど、超気持ちの良い大活躍をしていた。

 おかげで今や1年生からの尊敬の念はエリサが一番注がれていると言ってよく、本人は小さい体を頑張って伸ばして盛大にドヤっていた。

 しかし、ここで衝撃的な話がゼフィルスから聞かされることになる。

 どうやら今度のクラス対抗戦では、〈即死〉が効かない人が増えるかも、とのことだ。



 フィナリナ 19歳(?) 【ミカエル】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「天使」のカテゴリーを持つ。エリサの双子の妹。二つ名は〈妹天使〉。

 見た目は姉と瓜二つだが目が若干半目でテンションがやや低いので正面からなら見分けることができた。しかしエリサが悪魔に変身イメチェンしているために今はどこから見ても判別可能。

 エリサとしっかりとした話し合いで「天使」系統を勝ち取り無事【アークエンジェル】に〈転職〉した。

 エリサとは違い何もイメチェンしていないにもかかわらず〈天魔のぬいぐるみ〉の天使に見た目がそっくり。エリサと抱き合えば〈天魔のぬいぐるみ〉と瓜二つでルルを勘違いさせ虜にした。

 性格は温厚に見せかけて積極的、ゼフィルスには〈エデン〉へ採用してくれたことと〈天魔のぬいぐるみ〉を使ってくれたことで、とても恩を感じている。

 第三十一章ではルルを初めロリーズの裏の保護者としてシェリアと協力して色々浴衣などの用意を手伝った。ロリーズの着付けも大体フィナがやったのは秘密だ。特にシェリアには。

 同じ天使のトモヨが仲間に戻ってからは空中でのフォーメーションや連携を色々試しており、ゼフィルスにも何度もアドバイスをしてもらいながら腕をさらに磨いている。



 セレスタン 17歳 【闘神執事】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「男」を持つ。

〈戦闘課2年1組〉所属。二つ名は〈微笑みのセレスタン〉。

 ある筋から大物さんが〈エデン〉に介入するため(?)、勇者ゼフィルスの下に就けるために送り込んだ。しかし、職務に忠実なので特に不満はない模様。

 下部組織ギルドのギルドマスターが出来る人材がいないため、セレスタンがその枠に収まることとなる。

 その後ダンジョンで当たった〈城掘突貫ドリル〉が大きな転機を生み〈エデン〉に返り咲いた。

 第三十一章では、相変わらず裏方に回り、ゼフィルスがやりたいことのサポートを初め、〈エデン〉が持ち込む上級中位ジョーチュー級の装備やあれこれを、大騒ぎにならない程度に捌いた。その手腕は見事なものだったという。

 なお、実働班はセレスタン、書類等の雑事はサトルという二人三脚だ。

 ちなみに、この活動のおかげで花火大会の超特等席を優先的に確保できたのは余談である。



 ニーコ 17歳 【トレジャーハンター】〈アークアルカディア〉所属


〈支援課2年1組〉所属のノーカテゴリーの研究者。

 元々研究所にて学生研究員として所属していたが、〈エデン〉のミサトのスカウトと、ミストン所長の推薦もあり、また自由にアイテムを研究させてくれるという契約に引かれて〈エデン〉の下部組織ギルドに加入した。

 思ったよりハードなギルドで、体力が続かないことが悩み。なお、体力を付けることには反対している。

 宝箱を見るとたまに暴走する。

 第三十一章では、〈聖ダン〉で新たなフィーバータイムにニーコが駆り出されてさあ大変。珍しくサチ、エミ、ユウカからの強い要望により〈神装◯◯シリーズ〉装備全集や、〈神〉カテゴリーのボスドロップを増やしたりなどのため、毎回ニーコは参加させられた模様。休みは返上だ。

 そしてなんとか夏休みが終わる前にはエミとユウカの分の装備全集レシピまで集め終えることに成功した。なお、ニーコは夏祭りを半分以上寝て過ごした模様。



 アルル 17歳 【神炎の鍛冶王】〈アークアルカディア〉所属


〈鍛冶課2年1組〉に在籍している「ドワーフ」のカテゴリーを持つ。

〈アークアルカディア〉で唯一の鍛冶職。

 見た目小さな少女ドワーフでマリー先輩と同郷なため独特ななまり口調をしている。主に炎が大好きで、炎を使った生産が得意。料理も得意でハンナとは生産仲間という事もあって意気投合した。

 元々不動のCランクギルドと呼ばれた〈ドワーフの集い〉に在籍していたが、髭校生が趣味じゃなかったのと、上級職への〈上級転職ランクアップ〉を報酬にスカウトされたことで移籍した。

 第三十一章では、ゼフィルスの頼みでシエラやフィナなどの上級上位ジョウジョウ級装備をがっつり仕上げ、さらに学園納品用の上級中位ジョーチュー級の装備も大量に作りあげた。なお、それらの品はセレスタンを経由してオークションなどに届けられ、派手に売れたとか。ちなみに目玉商品に上級上位ジョウジョウ級の装備も一式送っていたのだが、そっちは大フィーバーが起きたらしい。

 アルルが作製した装備は今や、凄まじいまでの価値が付き、〈エデン店〉で慎重に売買されているとか。



 カイリ 17歳 【ダンジョンインストラクター】〈エデン〉所属

〈支援課2年1組〉に所属するノーカテゴリーの探索者。

 スポーツ少女で走るのが好き。髪も短く日焼け姿でスラリとした足を持つ陸上系女子だ。高位職にも関わらず、元々Eランクギルドの〈アドベンチャーズ〉という弱小ギルドにいたが、ミサトのスカウトを受けてコロッと簡単に〈アークアルカディア〉に移籍した。第二十四章からは〈エデン〉に昇格している。

 第三十一章では〈聖ダン〉で環境適用スキルを使い大活躍! と思いきや直後に〈イブキ〉に活躍の場を掻っ攫われた。

 ちょっとしょぼーんとしていたのでゼフィルスが誘って、新メンバーの〈島ダン〉と〈夜ダン〉の攻略に同行させた。ここで大きく貢献したことで無事持ち直したとか。

 夏祭りでは〈救護委員会〉や調査先輩ことユミキ先輩と一緒に楽しく過ごした様子。ただ最近、夏祭りに誰を誘うかで燃えるギルドメンバーを見ていて、自分も相手がちょっと欲しいなぁと、少ししょんぼりしているとか。



 ラウ 18歳 【獣王】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年2組〉に所属する男子。「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉に所属したが、上を目指すために脱退し、新たに〈新学年〉の高位職のみでギルドを結成した。

 しかし、ラウは地頭は良いがリーダーの気質は無かったらしく、色々と苦労人。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第三十一章では、無事クラス対抗戦〈戦闘課2年2組〉のリーダーに就任。

 来たるべきクラス対抗戦を目標に体を鍛え直している。

 同時に対〈1組〉を想定して新学期から作戦を練り始めてはいるが、未だに有効打をどうやれば与えられるのか見当が付いていない。

 夏祭りではあいさつ回りに向かったようで、色んなギルドを練り歩いたとか。



 ルドベキア 18歳 【先駆せんく時兎ときうさぎ】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「兎人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉メンバーで、ラウと共に脱退した1人。愛称はルキア。

 黒色の長い髪に金色に近い瞳を持ち白系の和服をベースにした民族衣装っぽいものを着ている。

 ラウとは仲が良いが友達止まりの模様。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第三十一章では、集団戦での立ち回りを見直した。

 特に対人戦に強いルキアの職業ジョブはクラス対抗戦の要なので、ゼフィルスからこっそりと育成に力を入れられていたりする。

 夏祭りでは以前所属していたギルド〈ユートピアサークル〉のメンバーと遊んだり、〈1組〉のアイシャやミューとも一緒に遊んだらしい。



 ヴィレルノーア 16歳 【革命姫帝王レボリューションエンプレス】 第1140話・初登場〈エデン〉所属

 学園長の末の孫娘。「公爵」「姫」のカテゴリーを持つ。愛称はノーア。

〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪碧眼。背中に流した髪は先の方がやや巻いており、頭の後ろやや下に大きな赤いリボンを付けている。とある部分は今まで学年、上級生を合わせてもトップに君臨していたエステルに並ぶほど。むしろ去年のエステルを抜いているまである。

 好奇心旺盛。現在は落ち着いてきたらしいが、昔はかなり活発で、特に斧や大剣などの長物を振り回すのが大好きだった。今でも長物を見るのは好きであり趣味でもある。

 学園長の切望空しく前衛職の〈姫職〉、【革命姫】に就いて〈エデン〉へ加入した。

 第三十一章では先輩方に完敗。ゼフィルスと初日の夏祭りは参加叶わず、結局2日目にクラリス、アルテ、ゼフィルスと一緒に4人で夏祭りを巡った。

 またクラス対抗戦〈戦闘課1年1組〉のリーダーに無事就任。去年の〈戦闘課1年1組〉がどうやって戦ったのかの戦歴まで取り寄せてクラスで色々打ち合わせや手合わせなんかを行ない、来たるクラス対抗戦に向け準備した。なお、その間に〈エデン〉所属の1年生と、その他大勢のクラスメイトとの実力差が判明してしまい、一部の同級生が燃え尽きてしまったとか。現在頑張って回復中。(←トドメ)



 クラリス 16歳 【操千そうせん剣姫つるぎひめ】 第1140話・初登場〈エデン〉所属

「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

〈秩序風紀委員会〉の元ギルドマスターメシリアの妹。クリーム色の髪をサイドテールにまとめているのはお姉ちゃんのマネ。

 男装が似合うほどスラッとしていていつも長ズボンを着用している。

 ノーアとは幼馴染であり従者であり護衛でもある。

 危険なことに首を突っ込もうとするノーアを制御するのにいつも四苦八苦している。ノーアが〈エデン〉に加入するということで一緒に加入させてもらった。 

 第三十一章では、ノーアとゼフィルスがはっちゃけるものだからとても疲れた模様。

〈亀ダン〉ではついにシエラが合流してくれて、さらにレギュラーメンバーも含めてゼフィルスがあっちこっち指導に向かったものだから分散され無事解放された。

 なお、ちょっとささくれだったクラリスから棘のある言葉が何度も飛び出ていたとはノーアの主張である。まあ、そんな主張は全てクラリスにつぶされたのだが。



 サーシャ 16歳 【氷帝姫ひょうていひめ】 第1144話・初登場〈エデン〉所属

「伯爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 腰まである桃色系の髪をウェーブにし、髪の色より少し赤に寄った瞳を持つお嬢様という姿。

 シャロンの友達にしてツッコミの名手(?)。背が小さく「ですの」という語尾も相まって少し幼く見える。

 代々〈氷属性〉の職業ジョブを輩出してきた名家の出身。

 ノリがマリー先輩に似ているという理由でゼフィルスが即加入を決めた。

 第三十一章では、相変わらずツッコミの名手としてゼフィルスにありがたがられた。

 新メンバー育成について、ちょっとゼフィルスがとんでもない発言や実行をする度に放たれるツッコミ。ゼフィルスは大変ご満足だったとか。

 しかし、最近少し〈ゼフィルス済み〉になってきたのか、スルーされることも増えてきて、ゼフィルスが危機感を覚えていることをサーシャは知らない。

 夏祭りではカグヤと一緒に初日にヴァンを誘ってみた。

 初期のパーティメンバーだ。他意は無い。

 なお、ノーアやトモヨなどに対して未だに口調が乱れるヴァンが自分に対しては全く口調が乱れず平常なのが、ちょっとモヤッとはくるらしい。



 ヴァン 16歳 【一国一城の主】 第1145話・初登場〈エデン〉所属

「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 メルトの幼馴染にしてかなりの初心、だったが。メルトに鍛えられある程度改善。否、何が原因かハッキリさせた。結果ヴァンは女性がある程度大きいと初心な反応を示すと判明した。

 なお、タンクとしての腕は確からしい。

 第三十一章では、サーシャやカグヤから夏祭りに誘われたので、頑張って参加してみた。メルトやミサトのアドバイスでしっかりと浴衣を着込んでの参加だ。

 入学当初から慣れ親しんだサーシャやカグヤの前では、もう1ミリも動揺しないため密かに自身の成長を喜んでいるヴァンなのだが、それがサーシャやカグヤにとってモヤッときていることに気付いていない。

 そのため、うっかりノーアに動揺して転けたりすると、目を吊り上げた2人からしばかれることもある。

 ヴァンの女慣れはまだ先が遠い様子だ。



 カグヤ 16歳 【神使の巫女狐】 第1146話・正式登場〈エデン〉所属

「狐人」「獣人」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 白い髪に赤系の瞳、髪は背中に流され、頭の上にはリボンでちょこっとだけ髪を結んでアクセントになっている。

〈エデン店〉の未覚醒職員を纏めていた元リーダー。明るいムードメーカー。

 リーダーだったためゼフィルスとの接点がとても多く、ヒーラーである【巫女狐】に就くと宣言したためゼフィルスから注目されていたりする。

 覚職するまでゼフィルスから何もお声が掛からなかったため密かに凹んでいたが、その後無事にお声が掛かって〈エデン〉へ加入した。

 第三十一章では、最近たるんでいるヴァンにお灸を据えるために、夏祭りに誘って気合いを入れてみたりした。浴衣コーデである。

 サーシャと2人で準備し、しっかりとキメキメにキメてきたのだが……ヴァンの反応は普通だった。

 ちなみに2日目はサーシャ、カグヤ、シュミネ、ナキキ、ミジュ、そしてゼフィルスの6人で夏祭りの1時間を過ごしただが、ゼフィルスはちゃんとカグヤの浴衣コーデを褒めてくれた。

 ちょっとヴァンに期待しすぎていたらしい。カグヤはちょっと反省した。

 とはいえ、自分に全く反応もしないのに大きい女性には大変なリアクションをするヴァンへのお仕置きはこれからも継続する所存だ。カグヤの心は複雑だった。



 キキョウ 16歳 【嫉妬】 第818話・初登場〈エデン〉所属

「狐人」「獣人」のカテゴリーを持つロリっ子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 つやつやのサラサラな藍色の長い髪に青い瞳、耳の内側は白い毛がもふもふしている。和服が似合いそうなロリ狐人の女の子。

 アリスが大好き。警戒心がとても強く、アリスに近づく男には容赦なく怪しい人認定する。

 入学の際案内してくれたハンナのことをとても慕っている。

 アリスを助けてもらい、ゼルレカの兄の勧めもあって安心して〈エデン〉へと加入した。

 第三十一章では、徐々に【嫉妬】の力を使いこなしつつあり、やっとタンクになれてきた模様。特に〈亀ダン〉のように数多くの種類のモンスターが集団で相手をする、みたいなときは1つ1つ封印しても間に合わないため、普通のタンクの動きが求められる。そういうところはレギュラーメンバーの動きが大きく参考になった様子。

 夏祭りでは1日目はアリスとゼルレカと回り、ゼルレカとはクラス対抗戦で一緒に組んで大活躍しようと誓い合った。2日目はロリレンジャーとシェリアと回り、途中ゼフィルスとも合流して遊んだ様子。とても楽しかったようだ。



 アリス 16歳 【雷神姫】 第818話・初登場〈エデン〉所属

「子爵」「姫」カテゴリーの幼女。〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪青眼、三つ編みの幼女。性格も幼女、話し方も幼女タイプ。

 学園祭で危ないところを2回も救われ、ゼフィルスのことを良い人認定した。

 子爵家の伝家の宝刀、「お兄ちゃん」呼びを発動し、ゼフィルスの心にダイレクトアタックしている。

 もちろん進んで屈したゼフィルスによって〈エデン〉へ加入した。

 第三十一章では、ゼルレカとキキョウと3人で夏祭りに出かけてご満悦。

 久しぶりに昔に戻ったかのようにお子様3人で遊びまくった。

 なお、「保護者が居なくて大丈夫なのか」と周りに割と心配されていたとは本人たちは知らない。

 夏祭り2日目はロリーズ先輩たちやシェリアと夏祭りを回ったが、周りから「その保護者で大丈夫なのか?」と別の心配をされていたことも本人たちは知らないのだ。

 ちなみに、シェリアはしっかり保護者の務めは果たした模様。



 アルテ 16歳 【聖乗の姫騎士】 第1206話・初登場〈エデン〉所属

「騎士爵」「姫」カテゴリーのナイト。〈戦闘課1年1組〉所属。

 アイギスの妹で同じく白に近い銀髪系の長い髪を一部三つ編みカチューシャにしてリボンで留めている女の子、瞳の色もアイギスと同じ青系でアイギスにかなり似ているが背がだいぶ小さい。

 学園に来る途中、道が土砂崩れで分断され大きく迂回したため入学式に出られず遅れて到着した。到着してもなぜか〈エデン〉に近づけずだいぶ焦ったものの、なんとかアイギスとの連絡に成功。そのままゼフィルスに紹介されてトントン拍子に〈エデン〉へ加入した。

 第三十一章では夏祭りが近づいてきたところでとある筋から情報が届き、伝説の占い師が来ることを知ったアルテがその手のことにうといアイギスへ情報を渡して焚き付けた。

 ちなみにアイギスがちゃんとゼフィルスを誘ってデートし、占い師の館まで行く所まではちょっとつけていたアルテである。お姉ちゃんがちゃんとできるか心配だったのだ。ただ、占い師の館に入ったところを見届けて離脱したのは大失敗。

 アイギスが占い師の館から出てきて30分間も機能停止になっていたと知ったのは、夏祭り2日目にアイギスと合流したときだったとか。

 アルテはその時、笑顔でアイギスのおでこにデコピンを食らわせたらしい。



 ハイシュミネ 16歳 【世界樹の番人】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属

「エルフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 愛称はシュミネ。〈エデン〉ギルドメンバーからは全員愛称で呼ばれている。

 髪はシェリアに近い黄緑色で後ろに1本結んで背中まで流されており、髪と同色の瞳を持っている。

 ナキキとミジュの面倒見役。元〈エデン店〉の従業員の1人だった。

 ゼフィルスのことをとても尊敬している。器の大きな人だと思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。 

 第三十一章では、五段階目ツリーを開放し、防御にも回復にも大きく力を身につけた。

 また、最近は不本意ながら〈保母さん〉の名で呼ばれ始め、同じエルフのシェリアと比べてどちらが保護者力が高いか、なんて比べられ始めたのだから大変。

 ちなみにシュミネの勝利だ。



 ナキキ 16歳 【破壊王】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属

「ドワーフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 髪は赤毛混じりの茶髪で、三つ編みを二つ、背中まで垂らしているロリだ。身長はアルルより若干低い。語尾に「っす」をつけているのは職業柄。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、親元を離れ寂しがっている時にシュミネに甘やかされて以来シュミネのことをお母さんだと密かに思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第三十一章では、ようやく【破壊王】の運用に慣れてきたのに五段階目ツリーが開放されてまたしっちゃかめっちゃかで大変。

 しかし、レギュラーメンバーと合流したことで様々なタンクの動きを見ることができたため、それを参考に訓練訓練。おかげで日々の成長が著しい。

 シュミネとミジュの3人パーティでも安定してタンクができるようになってきた。



 ミジュ 16歳 【森界の熊掌者】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属

「熊人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 ブラウン系の髪と瞳を持ち髪は背中に流されているものの首下で大きくカールして毛先が上を向いている。雰囲気はニーコに似ていてやや足取り重そうというか、動くの面倒そうという雰囲気を出しているが、割と活発に動く。身長はラナと同じくらい。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、ナキキと一緒によくシュミネに甘えている。

 むしろ誰にでも甘えに行く子。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第三十一章では、なぜかカルアに師事したミジュ。師事する相手を間違えた。

 同じくスピード型で性格もまあまあ似ている2人は結構馬が合ったようで、カルアの動きをみるみるミジュは吸収していき、メキメキ実力を身につけた。

 ただ、悪いところも似てしまい、たくさん食べる、そしていっぱい寝ることを体現し、最近ちょっと大食いになってきている。ちなみにネコみたいに寝る姿は大変人気で、カルアと2人でゴロンする姿は、ギルドメンバーの多くのハートを掴んでいる。



 クイナダ 17歳 【大軍一将之真神たいぐんいっしょうのまかみ】 第1200話・初登場〈エデン〉所属

「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈留学生戦闘課2年1組〉所属。

〈迷宮学園・第Ⅱ分校〉からの留学生。

 赤に近いピンク色という目立つ髪をポニーテールにして背中に流し、同色でふわふわな尻尾がゆらゆら揺れる。身長はかなり大きくエステルと同格。

〈学園春風大戦〉の時にハンナを助けた。ゼフィルスに目を付けられた。

 第二十七章では【大軍一将之真神】ヘの〈上級転職ランクアップ〉を果たした。

 第三十一章ではクイナダも、クラス対抗戦〈留学生1組〉のリーダーに抜擢された。むしろクラス中から大推薦というか、クイナダ以外に誰もが首を横に振ったというか、〈1組〉と対抗出来るのはクイナダだけだと思われている模様。

 クイナダは「無理無理」言っているが、夏休み前にやった〈エデン〉練習ギルドバトルで2タテしたのがいけなかった。〈1組〉メンバーを倒せる重要な戦力に認定されてしまった模様。

 クイナダは「あれは……倒せたシュミネとヴァンは1年生で、〈2年1組〉所属のメンバーは誰1人討ち取れてないよ!?」と弁明したのだが、却下されてしまったのだった。

 つまりこれは、〈留学生組〉代表がクイナダに決まった瞬間でもある。



 〈幸猫様〉 永遠の○歳 【神棚の主】 第57話・初登場

 招き猫を100倍可愛くして女の子にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を招く猫〉。

 ギルド設置型アイテムで、ギルド内に飾るとギルドメンバーに『幸運』が付与される。

 〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの神っぷりに神様みたいな猫だとあがたてまつられ、いつの間にそうなったのか、神棚に飾ってお供え物をするようになった。

 なお、お供えが肉派か魚派かで派閥が出来ている。ゼフィルスは肉派に所属している。

 お供えされたものはいつの間にか消えているが誰が食べているかは不明。

 懐がとても深く、ビギナーズラックで初回のボス戦では大体〈金箱〉が出るのは〈幸猫様〉のおかげだというのは公然の秘密(?)だ。

 第二十六章ではついに〈幸猫様〉を誰も持っていなかった謎が明かされた。

 第二十八章では他の〈幸猫様〉情報来たる。少なくとも2体のお仲間がどこかで幸運を与えておられるようだ。

 第三十章ではなにやら〈幸猫様〉の周りに異変。ヘルプニャン完全体なる護衛が守るようになり、〈幸猫様〉たちの注目度がさらに高まっている。

 第三十一章ではついにグッズ化デビュー。タバサ先生の案で〈幸猫様〉の夏祭り限定お面が販売された。なお、一般販売分は全て〈エデン〉ご購入となった模様。



 〈仔猫様〉 永遠の仔猫 【神棚の仔猫様】 第393話・初登場

 招き猫を仔猫化して女子高生にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を分け与える仔猫〉

 ギルド設置型アイテムで、〈幸猫様〉のいるギルド内に飾ると下部メンバーに『幸運』が付与される。

〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの可愛らしさにあがたてまつられ、〈幸猫様〉とセットにして神棚に飾ってお供えをされるようになった。

 なお、〈幸猫様〉の子どもみたいだと言われ、2体揃っていると〈親子様〉と呼ぶこともある。

〈ダン活〉プレイヤーの中には大量の〈仔猫様〉を手に入れて〈幸猫様〉と絡めて〈幸猫様一家〉というスクショを投稿した猛者もいた。これは多くの〈ダン活〉プレイヤーに愛され、今では攻略サイトのトップの背景に使われている。

 これにより〈幸猫様〉を絡めた尊ばしい作品が大量に世に出たのは有名な話だ。

 下部組織ギルド〈アークアルカディア〉が設立されたことにより、〈仔猫様〉から『幸運』が付与され、メンバーは皆お供え物をするようになった。



 マリアンヌ 17歳 【マーチャントキャラバン】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの商人。

 掲示板では商人2年生で知る人ぞ知られている存在。愛称はマリア。

 以前面接に応募したが、残念ながら落選。しかし夏休みで〈助っ人〉制度を利用して〈エデン〉へと仮加入することに成功した。

 第二十四章で念願が叶い〈アークアルカディア〉に正式加入することとなった。

 第二十八章では〈エデン店〉の仕事がほぼ自分の手を離れたマリアが新たな事業を展開する! ゼフィルスも「ダンジョンショップだ!」とテンションアゲアゲですぐに話は進んでいき、あっという間に学園も無視できない――どころか是非協力させてほしい、むしろ教えてほしいと頼み込んでくるような事業へと発展した。

 第三十一章では、学園史上6つ目となる学園公式ギルド、〈ダンジョンしょう委員会〉が発足。その初代隊長に就任した。

 運転手30名、〈マッシュン〉18台、全ギルドメンバー96人からなる委員会は、それまでの臨時運用も手伝って、初日から大好評という素晴らしい滑り出しを見せている。

 新たに発足された公式ギルドの中でも、ランクの低いギルド所属の学生を支援する縁の下の力持ち的な部分があり、その人気ぶりは凄まじいものがある。

 よってその初代隊長ともなれば知名度は計り知れず、9月に入って学園では、マリアの名前を知らない学生はいなくなった。



 メリーナ 18歳 【シークレットマネージャー】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課3年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの秘書。

 ゼフィルスたちが初めて手に入れた素材を売ったときにその担当をした事が切っ掛けで〈エデン〉の専属担当となる。ハンナとは非常に仲が良い。

 単位も足りていることから〈総商会〉の所属について悩んでいたところでハンナから誘われ、〈エデン〉の〈助っ人〉として仮加入した。

〈総商会〉にいた頃は、何でも買い取りする代わりに最安値だったためあまり良いアイテムや武器は扱えなかったが、〈エデン〉では他で滅多にお目にかかれない物も扱えるため、メリーナはもう他にはいけない身体にされてしまったようだ。

 第三十一章では、またも勇者ファンにグッズ販売を企み、とある一部の夏祭り会場ではファングッズの大放出で客が溢れかえって〈秩序風紀委員会〉の人が常時警備しなければならないほどの人気振りを博した。

 ちなみにもちろん事前に知らされていた〈エデン〉メンバーズは、みんなゼフィルスとのデートルートを会場から避けている。

 よってゼフィルスはそんなものがあったという事は知らないのだった。

 女子には女子の密かな楽しみがある。



 サトル 17歳 【デスマーチプロデューサー】

〈生徒会・庶務〉〈アークアルカディア〉所属。二つ名は〈デスマのサトル〉。

〈支援課2年1組〉にクラスが変わった。ノーカテゴリーの仕事人。

 間が悪いタイプで、いつも何かしらトラブっている。しかし、仕事には誠実で……いや、社畜根性が身についているため大量の仕事でも難なくこなす。デスクワークは非常に優秀。〈生徒会〉が一時人手不足でピンチに陥ったときに手を貸し、そのまま〈生徒会〉に加入した。

 第三十一章の夏祭りでは…………〈生徒会室〉で夏祭りに上がってくる膨大な書類を捌いていた。

〈生徒会〉は生産を司る委員会。それは市場なども含まれ、夏祭りや学園祭ともなれば、学生が出す出店の申請書のチェックから、本当に申請書通りの出店が開いているのかを確かめるなど、やるべき事は多岐に渡り、夏祭り当日は誰かしらが〈生徒会室〉に残ってなにか問題があれば対処し、同じ問題が起こらないよう対策を練る必要があったりする。

 サトルは夏祭りには女の子の1人や2人とデートをすると言って出ていったが……最終的にはワーカーホリックを発揮してしまい、1日目も2日目も〈生徒会室〉で過ごしたようだ。

 サトルからすれば、ハンナ様にこんな事務作業なんかさせられない。とのことだ。



 アルストリア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・会計〉

 ハンナちゃんストーリー第8話・初登場〈アークアルカディア〉所属

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 背中まで流れる金髪をウエーブにしており、頭には翼の飾りのついたカチューシャをつけている。青系で優しい瞳をしている。

 家が王都を拠点にする大型錬金店の娘で、経営などに強い。ですわ口調ではあるが驕ったところは無く、割と世話焼きの性格。シレイアさんが見ていられず、よく手助けをしている。また、ハンナとは大の仲良し。

 第三十一章では、〈生徒会〉役員として夏祭りに出す出し物を、〈エデン〉流の上級中位ジョーチュー級の特大錬金砲などを展示してしまい、色々と賑わせた。

 とはいえ、ハンナも2回目だというのに手加減抜きの出し物をドンッと出していたために、そう言うものだと思ってしまったアルストリアさんたちが続いたのがいかんかった。

 賑わいは困惑を見せ、最後は競りに掛けられて2日目が終わったところで片付けに向かったアルストリアの前には「完売」と書かれた札だけが残っていたそうだ。



 シレイア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・書記〉

 ハンナちゃんストーリー第8話で本格的に登場〈アークアルカディア〉所属。

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 グレー寄りの白髪をボブにしていてカチューシャをしている。瞳はゴールド系だが、よくバッテンになる。

 クラスの中でレベルも高く、意識も高いためかなりの実力者。人見知りで、気持ちが高まったりすると言葉が噛み噛みになるのが悩み。

 ハンナとはとても仲良しで大親友。ハンナから教えを受けて、ハンナのために何か頑張ろうと奮闘する姿は微笑ましい。

 第三十一章では、前章で貰った試作品ヘルプニャンの度重なる実験の末に生み出された、現在で他の追随を許さないほどの強力な爆弾を――夏祭りの〈生徒会〉展示店で展示してしまった。

 もちろんアルストリアに続いた形で「今の私が作れる最高傑作を展示します! これがヘルプニャンが犠牲になった成果です!」と自信満々に展示。

 夏祭りをハンナとアルストリアとミーアの4人で過ごして戻ってきたシレイアたちの目の前には、只一言――「完売」と書かれた札だけが展示店に残っていた。

 ちなみに、爆弾の犠牲になった試作品ヘルプニャンはまだ存命なので安心してほしい。



〈採集無双〉の採集メンバー。〈アークアルカディア〉所属

モナ 17歳【マスター・ファーマー】 ソドガガ 17歳【双工掘そうこうくつドワーフ】

アンベル 17歳 【大旋風コリマー】 タイチ 17歳 【伝説の釣りキング】

 採取のモナ、発掘のソドガガ、伐採のアンベル、釣りのタイチ。

 役割分担がキチンとしている上、みんな仲が良い。モナがリーダーを務めている。

 第三十一章の夏祭りでは、〈生産無双〉の4人とサティナで楽しく回った。

 ここで問題だったのがモナの浴衣だ。なぜか男物のはずなのに、やたら女子向けの可愛い絵が描かれていてタイチやソドガガを困惑させた。

 男物、男物とはなんだろう? そう、世界の神秘に足を踏み入れてしまったタイチたちなのであった。

 ちなみにモナ本人はちゃんと男物を買ったと思っていて胸を張っている。

 浴衣だってちゃんと帯はお腹の下だし、女用よりも丈が短いなど、ちゃんと男の人用に作られた浴衣だったのは間違いないだろう。ただ、どう見ても女用にしか見えなかったとさ。誰がこんなの作ったのかは不明である。



 サティナ 17歳 【アイテムエンハンス】〈採集無双〉の元護衛担当。女子。

 ハンナちゃんストーリー第9話・初登場〈アークアルカディア〉所属。

 二つ名は〈横笛〉。

 ブラウン系の短い髪を黄色いカチューシャで止めたややロリ気味のダウナー系。言葉遣いはとても丁寧なのだが、感情の起伏が乏しい。

 アイテムを使う職業ジョブ故に支出額に毎回クラッとしていた。

 しかし上級職に就かせてもらい、アイテム代の掛からない今までと全く違う仕事まで紹介してもらって、ゼフィルスにはとても感謝している。

 第三十一章では自分以外の【アイテムエンハンス】がだいぶ増えてきて、ついに出張からほぼお役御免。〈エデン〉の探索に付いていけるようになった。

 夏祭りでは〈採集無双〉と共に色んな場所に行きとても楽しんだ。しかし、2日間ずっと回っていたのに、全部回りきれなかったのが心残りである。



 第31章登場人物


 タバサ 19歳 【メサイア】 〈攻略先生委員会〉所属 第372話・初登場

〈支援課〉の先生。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。二つ名は〈遠主〉。

 面倒見の良いお姉さん。〈テンプルセイバー〉所属時代に失った〈白の玉座〉だったが、〈エデン〉に所属して取り戻した。

 ゼフィルスが入学して1年後に卒業を迎え教師として〈迷宮学園・本校〉に就職し、支援課の教師として活動している。

 第二十八章では学園公式ギルド〈攻略先生委員会〉が立ち上がり、その初代隊長に選ばれた。

 第三十一章では〈エデン〉の女子たちが長い会議を開いている――夏祭りのブリーフィングに飛び込み参加。「私を置いて、ゼフィルスさんと夏祭りの過ごし方を決めようなんて、ダメよ?」と、この迫力あるブリーフィングに負けずに発言し、ついにゼフィルスとの初日1対1デートの約束を捥ぎ取った。

 また話題作りも兼ねて、ゼフィルスが喜びそうな〈幸猫様〉の夏祭り限定お面を製作。

 夏祭り中にはちゃんと「それ、気に入ってくれたのね」的な振りから始まった〈幸猫様〉のお面話が大変盛り上がり、タバサとゼフィルスの会話は途切れず、距離は急接近したのだった。全てはタバサの計画通り。用意周到、である。



 マリー先輩 18歳 【マギクロスアデプト】 第28話・初登場

 Aランクギルド〈ワッペンシールステッカー〉のギルドマスター。

 第二十八章ではついにマリー先輩、度肝を抜く側に回る。

 第三十一章ではまたまたゼフィルスに度肝を抜かれる。

 自分の度肝が狙われているとは知りつつも、興味とノリが勝ってしまうのが辛いところ!

〈ダンジョンショップ〉がオープンしたことで生産ギルドにもかなりの恩恵があり、ボス素材が数多く回り始めたため、最近の〈ワッペンシールステッカー〉は上級装備のみを作る、超高級店として運用を徐々に変更してきている。



 ヴァンダムド 79歳 【??】 第8話・初登場

 〈国立ダンジョン探索支援学園〉学校長。ファグナー公爵当主。

 サンタと見間違えるほど白い髭をたっぷり伸ばし、がっちりとした体型のご老公。フィリス先生やノーア、ヴィアラン会長の祖父に当たる。

 第三十一章では、再び壊れる学園長。

 オークションに出品する目玉的な商品が見つからず、覚悟を決めてゼフィルスに相談したのだが、そんな覚悟は簡単に、それこそ足下に居るアリの如く気付かれずに踏み潰されてしまい、大量のとんでもない商品がオークションに飛び込んで来た。

 最終的にはオークションの3分の1が〈エデン〉の品だというのだから笑える。

 学園長はオークションの最中。壊れたように笑っていたとか。(※クール秘書のコレットさんからの熱ーいお茶で正気に戻った)


 フィリス先生 20歳 【上侍】 第12話・初登場

 迷宮学園、〈ダンジョン攻略専攻・戦闘課〉の教員。そして同専攻の卒業生でもある。リカの3つ上のお姉さん。〈攻略先生委員会〉のメンバー。

 去年1年間、とてもとんでもないクラスを率いた経験を買われ(?)〈戦闘課2年1組〉の担任に抜擢された。

 美人教師であり、彼氏の有無については、第十六章でついに彼氏無しだと判明した(お父様情報)。

 第三十一章では〈攻略先生委員会〉の務めで夏祭りのお面屋さんの店番をしていたところを偶然ゼフィルスと遭遇した。ちょっと青春時代がまぶしいと思うこの頃。


 セルマ 18歳 【闇の魔女】 第409話・正式登場

〈錬金術課・2年1組〉所属。ノーカテゴリー。

 掲示板の住人、錬金2年生ご本人だったが、現在は闇錬金2年生に改名した。

【闇の魔女】になったが、魔女に名前を改名する予定は、今の所無い。

〈転職制度〉を利用したが、〈錬金術課〉の〈新学年〉がセルマ1人しかいなかったため、少し早いが〈錬金術課1年1組〉へと編入されてしまった。ハンナとは同級生になった。昇級して2年生になってもクラスは1つなのでハンナたちとは同じクラス。

 第三十一章では、〈ギルバドヨッシャー〉というマニアとオタクの集合体に何やら時間を取られまくり、気が付けば夏祭りの前日になっているという大ピンチぶりを発揮する。なんとか当日夏祭りにゼフィルスを誘おうとするも、全て王女親衛隊と勇者ファンに遮られ、最終的には捕まってしまった。

 なお、2日目は大人しい錬金さんだったが、ゼフィルスは1時間ごとに代わる代わる女子に囲まれていて近づけず。悔し涙を掲示板にぶつけて掲示板住民の心を大変浄化させたという。


 アラン 17歳 【鋼鉄筋戦士】 正式登場話・不明

〈戦闘課2年2組〉所属。マッチョなノーカテゴリー。

 Aランクギルド〈筋肉は最強だ〉の新ギルドマスター。

 全身筋肉なマッチョで爽やかな性格(?)。あと意外に頭が良い。

 第○○回「16歳未満筋肉コンテスト」のグランプリに耀いた実績を持つ。

 次期ギルドマスターとしてギルド内改革を行ない、ポーションを飲む〈不死鳥戦法〉を新たに開拓した。

 第二十三章のとある日、なぜか立ち寄った〈彫金ノ技工士〉で運命的な出会いを果たした。

 第二十五章では運命は爆発or爆誕し、〈ガンゴレ・マッスルバージョン〉と新たな戦法、〈真・マッスルドッキング〉を生み出した!

 第三十一章では上級ダンジョンを攻略するため、通常モンスターを一掃する〈金箱〉級アイテム〈ホネデスのデスホー〉を手に入れるため〈夜ダン〉のレアイベントボス〈ホネデス〉を周回中にゼフィルスと遭遇した。

 無事〈ホネデスのデスホー〉をゲットした筋肉。ボスがいないフィーバータイムで通常モンスターまで〈即死〉させられるアイテムを手に入れた筋肉に死角は無く、大幅に攻略階層を更新することになった。ここから筋肉の下剋上が始まる、かもしれない。


 フラーラ 19歳【マギドールメイカー】 ハンナちゃんストーリー第58話・初登場

 サトルの姉で有名なぬいぐるみ職人。手抜かり無く仕上げる可愛さ満点のぬいぐるみは女子の心をわしづかみにして離さず、〈天道のぬいぐるみ職人・フラーラ〉と呼ばれ親しまれている。

 学園卒業後はフリーのぬいぐるみ職人として自分の店を持った。

 しかし、経営能力が皆無なので店はいつも閉まっている。

 第三十一章ではメリーナに頼まれ、勇者グッズなるものの作製や自分の出店で販売するぬいぐるみの作製など、繁忙期に突入して忙殺された。

 夏祭り初日には謎の黒覆面を被り怪しい出店を開いていたところをタバサに見つかった。なお、見る人が見れば分かるぬいぐるみだが、売り子が怪しいのでそんなに売れていなかったとか。


 伝説の占い師 年齢不詳 【スターゲイザー】 第1431話・初登場

 良く当たるというとんでも占い師は学園の生徒ではなく、外の大人。

 正体は不明。相棒は〈星見の水晶ちゃん〉。

 伝説とされているのは、良く当たるからなんとなく付けられているらしい。

 どうやら不吉な予兆を感じ取り、しばらく学園都市に拠点を移すとのこと、ついでに夏祭りで占いの宣伝をしておく心算だったらしい。

 なお、宣伝の必要はないくらい夏祭りは予約でいっぱいだった模様。



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