【登場人物紹介】その30




 登場人物紹介 〈エデン〉所属


 ゼフィルス 17歳 【救世之勇者】〈エデン〉所属


 本作の主人公。〈エデン〉のギルドマスターであり、〈ダン活〉をこよなく愛するプレイヤーの一人だった。

 今もリアルな〈ダン活〉をはしゃぎながらプレイ中。

 第三十章では、ついに夏休み突入!

 今回はギルドメンバー全員が帰省しないものだから、全員で動ける企画を色々上げてみた!

 とりあえず練習ギルドバトルと1年生初となる〈食ダン〉〈海ダン〉合宿はしようと大いに盛り上がる。(1人で盛り上がってた)

 途中Sランク戦ギルドバトルが勃発! これは見に行くしかないとギルドメンバー全員で行った結果、なぜか実況席で解説役をやることになって役得。

 かなり楽しかった模様。

 また予想外に早く許可が出た上級中位ダンジョン攻略もこなしちゃって、お土産で学園長を壊してしまった。



 ハンナ 17歳 【アルケミーマイスター】〈エデン〉所属〈生徒会・生産隊長〉


 本作で〈名も無き始まりの村〉の錬金術店の娘であり、隠しクエスト〈スライムに襲われた少女を助けろ〉で登場する非常に重要なキャラクター。

〈エデン〉では貴重な生産職。

 以前魔石とポーションの大量納品で話題を呼んだことから〈魔薬まくすり錬金のハンナ〉と呼ばれている。

 第三十章では、裏方で色々依頼を片付けた。

〈生徒会〉の仕事は多岐に渡る。事務作業はほぼサトルが片付けてくれるので、ハンナの役目は後輩ちゃんに色々教えることと、学園からの依頼をこなすことだ。

 ということでハンナちゃんのターン。後輩に教えながら学園の依頼を作製しまくった。(なお、ハンナに来る依頼なので、他の人はまだできません)

 学園でハンナしかまだこなせない生産作業を間近で見て度肝を抜かれる後輩ちゃん。また、ハンナは知らずに伝説と〈生徒会〉で語られる歴史を作るのであった。



 シエラ 17歳 【操聖そうせいの盾姫】〈エデン〉所属


 伯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「伯爵」「姫」を持つ。二つ名〈操盾〉。

 入学ジョブ測定の時にゼフィルスと縁を持ち、その後再会して〈エデン〉に誘われた。

 現在〈エデン〉のサブマスターとしてゼフィルスを支えている。

 第三十章では、やや攻めの姿勢のシエラ。

 タバサ先生という強力なライバルの煽りを受けて積極的にゼフィルスへアタックした。なお、その全てはゼフィルスに効いていないのは秘密。

 しかし、それを分かっておりつつも積もり積もって結果に繋がることを信じてシエラはアタックし続けた。

 身近に居るライバルが入り込む余地を作らせないようにしていたとも言う。

〈海ダン〉では苦手な〈夜のモンスターハント〉を許可。ゼフィルスにあなただから許可するんだからねと見せつけた。なお、伝わっていたのかは不明。



 ラナ 17歳 【大聖女】〈エデン〉所属


 王女で「人種」カテゴリー「王族」「姫」を持つ。

 勇者と聖女が同世代に現れるなんてロマン。そんな理由からゼフィルスに突っかかり、自分が立ち上げる予定だったギルドに勇者を誘おうと画策するも、ゼフィルスの話術により撃沈し、ギルド〈エデン〉に加入する。

〈幸猫様〉を1日1回膝に置かないと調子が出ないらしい。

 兄のユーリと喧嘩していたが、十六章で無事仲直りした。

 第三十章では、帰省の無い夏休みを初めて過ごしてはしゃぎ中。

 イベントを楽しむことに夢中になりすぎていまいちゼフィルスへのアタックではシエラに負けている。なお、それに気が付いている従者組からのアシストは無しだったのは愛されているからだろう。きっと、多分、メイビー。

 ちなみにユーリから「ちょっとくらい帰ってきて?」などという手紙が届いたのだが、笑顔で引き出しに入れてそのままである。 



 エステル 17歳 【戦車姫】〈エデン〉所属


 騎士爵家令嬢で「騎士爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名〈槍戦姫〉。

 ラナ王女の護衛として行動していた時にゼフィルスと出会い、そのままラナ王女ごとギルドに勧誘を受ける。

 エステルを【姫騎士】にラナを【聖女】にするという無茶な条件であったがゼフィルスは見事成し遂げたため忠誠を誓い、ギルド〈エデン〉に加入した。

 第三十章ではラナのしたいことを全てさせてあげるために甘やかして甘やかして、甘やかししまくってしまった。

 去年は本当に大変だったので、その反動が来ている模様。

 毎日順調に増えている〈芳醇な100%リンゴジュース〉を時々ラナにお持ちして癒やしていたりする。



 カルア 17歳 【スターエージェント】〈エデン〉所属


 傭兵団出身で猫の獣人、「猫人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 二つ名は〈見晴らしの黒猫〉。現在〈戦闘課2年2組〉。

 元々Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉に所属予定だったが、完全に勘違いしてゼフィルスに売り込みをかけて採用される。

 現在〈エデン〉でもっとも素早い。

 カレー大好き、食べるの大好き。また、カレーは飲み物だと勘違いしている。

 カレーは食べ物だとゼフィルスに諭されたがまったく信じていない。

 第三十章では去年同様、食に燃えた。

 特に〈食ダン〉合宿ではゴブリンを狩り、動物を狩り、狩って狩って狩りまくった。ドロップしたお肉で今日もお腹がぽっこりだ。



 リカ 17歳 【先陣の姫武将】〈エデン〉所属


 侯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「侯爵」「姫」を持つ。二つ名は〈崩将〉。

 ぬいぐるみが大好きで、ある日特大〈モチッコ〉モチモチぬいぐるみ(現在のモチちゃん)を購入しに行った所でゼフィルスと遭遇。なんやかんやあり〈エデン〉に誘われて了承した。

 毎朝ギルドに寄り、モチちゃんを愛でるのを日課にしている。

 第三十章では、〈守氷ダン〉の最奥ボスを倒す第一陣に選ばれた。

 とても気合いを入れていたが、入ってみるとそこにはレアボス。

 苦戦しながらもなんとか撃破に成功すると、最奥ボス周回やレアボス周回で引っ張りだこになった。

〈守氷ダン〉と相性が良くて張り切るリカなのだった。



 ケイシェリア 17歳 【エレメンタラーハイエルフ】〈エデン〉所属


 とある森のエルフの里出身で、「人種」カテゴリー「エルフ」を持つ。

 愛称はシェリア。

 エステルの家とは古くからの交流があり、その縁で〈エデン〉に紹介された。

 自分で「エルフ」加入条件を持ってくる猛者。

 第三十章では、夏休みというロリーズがいつもよりさらに可愛くなる季節を満喫しまくった。普段は学園がある時間をロリーズとの時間に使えるものだから、表情ではニコニコしていても、心の中ではいつも大はしゃぎである。

 何度か尊くて逝ったのはご愛嬌。



 ルル 17歳 【プリンセスヒーロー】〈エデン〉所属


 子爵家令嬢で「子爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名は〈無双の幼聖ようせい〉。

 シエラと幼馴染であり、心配したシエラが自分の目の届くところに居てもらおうとルルを〈エデン〉に紹介した。

 面接を寝ながら受けて合格した猛者(?)。自称ぬいぐるみ愛好家。独自のでルールを持つ。

 また、ぬいぐるみをプレゼントされると知らない人でもホイホイ付いていくことが判明。シェリアから厳重に注意された。

 第三十章では、テスト明けだー、夏休みだーと言わんばかりに遊びまくった。

 最近ではお姉さん風を吹かせているルル。夏休みでは最近仲の良いアリスとキキョウと一緒に遊ぶことが多かった模様。

 パンダ号の中を一緒に探検したり、水着を一緒に選びに行ったり、海で水を掛け合ったり、砂遊びしたり、とても夏休みを満喫中。なお、先輩の威厳がちょっと危ないのには気付いていない。



 シズ 17歳 【戦場冥王】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナ付きのメイドだったが【戦場メイド】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 ラナ大好きであるが、エステルとは違いちゃんと自重している。

 ゼフィルスがラナと親しすぎるとちょっと威圧を放ったりする。

 第三十章では相変わらずラナ様第一。夏休みはモーニングティーを入れるために毎朝ラナの部屋で寝起きしていた。

 そんな中起こったゼフィルスクルクル事件。ラナが「きゅ~」と気絶した、とんでもない出来事にシズはゼフィルスを警戒中。

 さすがのゼフィルスもクルクルを我慢したとか。



 パメラ 17歳 【ナンバーワン・くノ一】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナの隠れた陰の護衛だったが、無事【女忍者】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 第三十章では、〈謎ダン〉ボス周回で引っ張りだこ。全員のLVが40になるまでリカと交代しながら何度もボス周回に呼ばれた。

 また〈海ダン〉では去年できなかった海走りを披露。

 海を走り、壁を走る忍者がゼフィルスのテンションを刺激し、大変スクショが捗ったとか。



 ヘカテリーナ 17歳 【姫総帥】〈エデン〉所属


 公爵家令嬢で「公爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課2年1組〉に所属。

 【大尉】に就いてしまいお先真っ暗なとき、〈エデン〉からスカウトを受け、なんやかんやあって【姫軍師】に転職して〈エデン〉に加わった。二つ名〈竜軍〉。

 交渉ごとなどが得意。ゼフィルスの右腕ポジション。

 第三十章では、上級中位ダンジョンの新たな戦法の指揮官として大活躍した。

〈竜の箱庭〉の真価はまさにここで発揮されるのだと言わんばかりの指揮で、次々階層を攻略した。

 なお、ゼフィルスの言葉に思考誘導させられていることは気付いているが、スルーしている。



 メルト 17歳 【賢王】〈エデン〉所属


 伯爵家子息で「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。二つ名は〈小さな賢王様〉。

 短めの銀髪。背は小さくマリー先輩と同い年に見えるほどとゼフィルスは評価した。

 顔は凜々しくイケメンで知的な印象を与えている。胸ポケットには「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を差している。

 元々Bランクギルド〈金色ビースト〉に在籍していたが、上級生のとんでもないやらかしのとばっちりを受けそうだったため脱退を決意。ミサトの紹介で〈エデン〉へ加入することにした。

 第三十章では、夏休み企画だとか言ってはしゃぎまくるゼフィルスに連れて行かれて色々手伝った。

 水着素材を集めに行くと〈海ダン〉に連れて行かれ、自身の力が去年と比べてどこまで強くなっているか確かめて満足。

 そのおかげか、なんとなくゼフィルスのはしゃぎっぷりが移り、海ではメルトもかなり弾けていた。 ゼフィルスに染まっていくメルト、伯爵家の未来が心配だ。

 なおゼフィルスと一緒にする悪巧みは、わりと楽しかった模様。



 ミサト 17歳 【色欲】〈エデン〉所属


 とある伯爵家と懇意にしている部族出身。カテゴリー「兎人」「獣人」を持つ。

〈戦闘課2年1組〉に所属する将来有望な少女。二つ名は〈癒反ゆはん〉。

【セージ】という非常にレアな職業ジョブに就いてしまったためにゴタゴタに巻き込まれ一時〈天下一大星〉に身を寄せるも脱退。また大きな火種になってしまい〈エデン〉に一時加入してこれを収めた。

 しかし、その時の言質で外堀を完全に埋められ〈エデン〉に加入することに。

 第三十章では、練習ギルドバトルの後、再び〈エデン〉ヘの加入申し込みが過熱したが、スーパースカウトガールミサトによって全て断られた。

 ゼフィルスは今新しいメンバーよりも夏休みどうはしゃぐかに注力しているため、新メンバーを入れる余裕はないのだ。

 なお、ミサトも合宿がとても楽しみなので、とても丁寧に、後腐れなくお断りを告げている。おかげで合宿中に邪魔されることも皆無だった模様。



 アイギス 18歳 【竜騎姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属できた騎士系女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリー。

 元〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、ずっと下部で燻っていたが、腕は悪くないとダイアスに連れられて〈エデン〉に紹介され、【竜騎姫】に就くのが夢と語ったところ採用される。二つ名は〈竜騎姫〉。

【ナイト】をカンストまで育てていたが、未練は無く喜んで〈転職〉に応じ、無事【姫騎士】に就いた。

 第十九章で初めてパートナーである竜、ゼニスと出会い、念願の【竜騎姫】へ。

 第三十章では、今年もリーナと組んでゼフィルスへのアタックを仕掛けた。

 シエラという強大なライバルがぐいぐい行き始めたのと、タバサ先生という尊敬する先輩が本格的に動き始めたのが理由だ。

 去年はなかなか勇気が出せず、最後の夏祭りでやっと名前呼びを獲得。水着もパレオありという及び腰だったが、今年は恥ずかしがりながらもバリバリのビキニでゼフィルスを悩殺しにいった。パレオを取ったファイトをゼフィルスは分かってくれてアイギスはとても嬉しかったとのことだ。



 ノエル 17歳 【声聖の歌姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉所属のアイドル女子。「男爵」「姫」のカテゴリー。

 ゼフィルスが最初に出会った天然の〈姫職〉。二つ名は普通に〈歌姫〉。

 ラクリッテとはいつも一緒にいるほど仲良し。緊張するときラクリッテを見れば落ち着くと漏らしていたとか。

 昇格試験では精一杯の援護と攻撃をこなし、仲間への貢献が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十章では、ゼフィルスのテンションに合わせて場を盛り上げてくれるムードメーカーとして大活躍! 〈食ダン〉でも〈海ダン〉でもみんなで楽しくはしゃぎまくった。

〈守氷ダン〉ではゼフィルスとパーティを組むなど、密かにゼフィルスと共に行動することが多かったメンバーの1人である。



 ラクリッテ 17歳 【ラクシル・ファントム】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「狸人」「獣人」のカテゴリー。二つ名〈幻盾〉。

〈エデン〉待望の盾職。期待を寄せられすぎて「あわわわ」するしかないラクリッテ。いつまでたってもド緊張するクセが抜けないのが悩み。

 昇格試験ではあまり活躍出来なかったが、ダンジョンでの活躍が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十章では、相変わらずハンナに並ぶ和み担当。

 ハンナとラクリッテ、そしてシレイアが並ぶと和みしか生まないなんて言われている。

 おかげで一緒だったゼフィルスパーティはとても和みモードだったとか。



 レグラム 17歳 【ウラヌス】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「男爵」のカテゴリーを持つ。二つ名は〈雷閃〉。

 以前職業ジョブ発現で悩んでいたところでゼフィルスにヒントをもらったことがあり、それもあって男子最高レベルの職業ジョブ、【花形彦】に就くことができたと恩に感じている。恩を返すために〈アークアルカディア〉に加入したと言ってもいい。

 とんでもないレベルのイケメンで顔がかっこよく、昔からよく女性に言い寄られていた関係で女性をあまり気にしない。でも幼馴染で婚約者のオリヒメだけは別。

 昇格試験では司令塔となり、冷静に仲間を引っ張り、作戦にて〈エデン〉を大きく揺さぶったことなどが大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第三十章では、帰省が無くなってもオリヒメと一緒なのは変わらない。

 しかし男同士で夏休みを過ごすことも多く、そういうときはオリヒメも悪い虫に言いよられないでくださいねと言って見送ってくれるのだ。

 レグラムもたまには男同士で遊びたいこともある。

 ゼフィルスにつられて〈海ダン〉のボス周回をしていたときは、珍しくはしゃいでしまったとか。



 シャロン 17歳 【難攻不落の姫城主】 〈エデン〉所属 第667話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する「伯爵」「姫」のカテゴリー。

 二つ名は〈無情の城塞〉。

「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を肩に着け、パッツン前髪に薄紫系のボブヘアーと赤系の瞳をして明るい雰囲気を持つ女子。男子との距離が近く、胸が大きいため勘違いさせやすい系女子でもある。

 ミサトと知り合い、ミサト経由でメルトを紹介してもらい仲良くなった。その後は親身に〈転職制度〉を進めてくれたり相談に乗ってくれたりして仲を十分深めたところでゼフィルス登場。とどめを刺した。

 無事【姫城主】に就いたシャロンはメルトに大きな恩を抱いている様子。

 第三十章では、ヴァンと共に新たな城建設に注目した。

 ヴァンの一夜城に近いことができるのだからシャロンも色々出来るはず、と〈海ダン〉では最終的に城を使ったアスレチックが出来たりした。

 もちろん遊ぶ方向へ全力だ。攻略には微塵も関わっていないところがポイント。

 また、新しい装備までゲットして、かなりパワーアップした。



 サチ・エミ・ユウカ 17歳 【神装剣士】【神装本士】【神装弓士】〈エデン〉


〈戦闘課2年2組〉に所属するノーカテゴリーの仲良し3人娘。

 3人とも【魔装】系の職業ジョブに就いたため意気投合。今ではいつも一緒にいるようになっている。最近の二つ名は〈神装シスターズ〉。

 以前までノエル、ラクリッテとパーティ〈お姫様になりたい〉を組んで勇者ファンでもトップのパーティとして一部で知られていた。

 勇者ファンとしてはゼフィルスは推しだが、どちらかというとアイドルを相手にしている感覚に近い。本当の意味でただのファン。

 第三十章では、ノエルと同じムードメーカーな3人。

 仲の良いカイリ、アルル、ニーコと一緒に〈食ダン〉〈海ダン〉を駆け回った。

 ただニーコが体力はまだ残っているはずなのに早々にギブアップを連続するものだから〈海ダン〉では手を引っ張って連れていきまくった。後にはワカメのようにヒラヒラになったニーコが残されていたとかなんとか。



 トモヨ 17歳【ガブリエル】〈エデン〉所属 第570話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉所属するノーカテゴリー女子。

 肩に掛かるピンク系の髪に青緑系の瞳を持ち、レザー系に金属パーツを加えた鎧を着て、両手には大盾を一つずつ装備している女子。また胸部装甲はシズを越え、エステルに並ぶほど。二つ名は〈盾天使〉になった模様。

 掲示板の元盾士2年生。現在は盾天使2年生。

 勇者ファンであり、勇者の講義第一期生として育成論に参加し急成長した一人。

 第二回大面接でとうとう〈アークアルカディア〉の加入に合格した猛者。

 第三十章では、大天使降臨。

 去年の夏休みはマリアにとっても自慢されて、羨ま死すを体験したトモヨ。

 今年は自分がマリアに自慢する番だと言わんばかりに気合いを入れまくり、〈海ダン〉ではシャロンを巻き込んで水着のお披露目に力を入れたりした。

 しかし本番は〈夜のモンスターハント〉だった。ゼフィルスに言われて全く関係ない所で大天使に変身すると――なぜかスケルトンを背景にスクショ撮影会が始まり別の意味で大活躍! おそらく、この時一番スクショを撮られたのはトモヨである。



 カタリナ 17歳 【方舟姫はこぶねひめ】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「侯爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 美しい黒髪を背中まで流し、白のドレス風装備を着こなす少女。

 お嬢様気質で自分の好きなことに一途。他のことが目に入らないとも言う。少し天然。最近はゼフィルスの前では猫を被っているが、被り切れていないときもある。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。

 第三十章では、安定の猫かぶりでゼフィルスの近くに接近し、色々手助けしたりした。

 清楚アピールにも余念がなく、ビーチバレーでもしっかりアピール。

 清楚にしつつも記憶に残るよう工夫したり、結界を使ってゼフィルスがしたいということが実行できるよう補佐したりして存在感を出した。

 最近存在感が薄くなってきた気がするカタリナだったが、ここでだいぶ持ち直したと感じている。



 フラーミナ 17歳 【傲慢】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「犬人」「獣人」のカテゴリーを持つ。

 二つ名は現在錯綜中。

 肩に掛かる青髪を後ろに纏め、やや垂れた感じの犬耳を持ち、オレンジ系の軽装、学生服に近い装備を着ていてセーターのような上に短いミニスカート、そして白とオレンジの大きなマントを装備している少女。

 ちょっとお嬢様気質のロゼッタとカタリナの面倒見役でしっかり者。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はフラウ。

 第三十章では、またもヤバげな召喚盤がドロップしてしまいプルプル。

 なぜ〈エデン〉は〈拠点落とし〉が近くなるとこうしてやべぇ召喚盤をドロップするのか。とっても不思議なフラーミナである。

 しかしコストが高すぎて去年の防衛モンスターポイントだと普通に召喚できないため、ゼフィルスに言って嘆願書を出してもらった。

 おかげで、今年の2年生クラス対抗戦では、去年の2.5倍のポイントで行われることが決まったのだ。同時にあの巨大なレアボスが召喚されることが決定したようだ。



 ロゼッタ 17歳 【天守護の騎士姫】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 赤髪をサイドテールドリルヘアーにし、白銀を基調とした騎士鎧を着て大盾と長剣を装備した女子。

 エステルやアイギスと同じく生真面目口調で、色々発育が著しい。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はロゼ。二つ名は〈列車姫〉。

 第三十章では、1年生の上級ダンジョン攻略のお手伝いを買って出た。

 ただし、1年生が思ったよりも優秀でちょっとピンチ?

 特にやることも無く上級下位ジョーカーを次々攻略して行く1年生にちょっと度肝を抜かれるロゼッタだった。

 でも1年生からは「〈エデン〉のレギュラーメンバーのロゼッタ先輩!」みたいなキラキラした尊敬の視線で見られるのだからたまらない。期待に添えるよう頑張ろうと気合いを入れるロゼッタだった。



 オリヒメ 17歳 【ネプチューン】〈エデン〉所属 第477話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 レグラムの婚約者。二つ名は〈とつのオリヒメ〉。

 ちょっとお茶目な性格。レグラムへの愛なら誰にも負けないと思っている。

 ただ、ライバルは多いので、自分磨きに余念が無く、積極的にレグラムとの愛を深め、常に周りを牽制している。

 また自分だけではなく、他人の恋愛も大好き。恋愛の知識も豊富。

 ミサトやリーナからは密かに恋愛マスターの名で呼ばれている。

 第三十章では、レグラムが男子会に参加している最中、女子から相談を受けまくった。

 夏祭りでは浴衣から化粧のやり方の伝授、水着選びでも色々とアドバイスを授け、男のハートの奪い方なんかを広め、ただでさえ高かった女子からの尊敬度がさらに上昇中。



 エリサ 19歳(?) 【睡魔女王】〈エデン〉所属 第638話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「悪魔」のカテゴリーを持つ。

 フィナリナの双子の姉。二つ名は〈眠り姫〉に決定。なお眠らせる方である。

 当初【ロリータ】に就いていたため18歳にも関わらず見た目が10歳くらいと幼く、危機感を抱いて〈エデン〉の大面接を受けた。

 もうなんでも良いからゼフィルスにお任せという判断が功を奏し、〈天魔のぬいぐるみ〉を使わせてもらえる人物を探していたゼフィルスの目に留まり見事に採用された。その後、妹フィナの口車に乗って「悪魔」系統の職業ジョブ【ナイトメア】に〈転職〉、本人はこれで「ナイスバディは確定ね!」と思っているが、そこまで成長するのかは神のみぞ知る。

 元々金髪碧眼10歳ロリという天使と見間違うような見た目だったが、これからは「悪魔」系統の先駆者になるべく形から入り、〈天魔のぬいぐるみ〉の悪魔っ娘を参考に髪色を紫系に染め、瞳には赤系のカラコンを付け、背中にコウモリの羽を装備したスタイルに変身イメチェンしている。

 第三十章では、前回のギルドバトルで〈即死〉が不発したばかりなのに、今回は〈睡眠〉が効かない敵が現れた。無論、アンデッド系である。

 意外にエリサは〈夜のモンスターハント〉もとい肝試しが苦手な模様。

 こういう時は頼りになる男性に抱きつくのが王道! と行動に移したかったがそれも妹のフィナに奪われ大撃沈した。



 フィナリナ 19歳(?) 【ミカエル】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「天使」のカテゴリーを持つ。エリサの双子の妹。二つ名は〈妹天使〉。

 見た目は姉と瓜二つだが目が若干半目でテンションがやや低いので正面からなら見分けることができた。しかしエリサが悪魔に変身イメチェンしているために今はどこから見ても判別可能。

 エリサとしっかりとした話し合いで「天使」系統を勝ち取り無事【アークエンジェル】に〈転職〉した。

 エリサとは違い何もイメチェンしていないにもかかわらず〈天魔のぬいぐるみ〉の天使に見た目がそっくり。エリサと抱き合えば〈天魔のぬいぐるみ〉と瓜二つでルルを勘違いさせ虜にした。

 性格は温厚に見せかけて積極的、ゼフィルスには〈エデン〉へ採用してくれたことと〈天魔のぬいぐるみ〉を使ってくれたことで、とても恩を感じている。

 第三十章では夜の〈海ダン〉でエリサを差し置きゼフィルスに猛アピールした。

 トモヨと共に二大大天使降臨でフィーバー。

 ゼフィルスのスクショが光りまくり、実にエリサの3倍のスクショが撮られたとか。

 エリサはカラコンや髪の色を戻してまでイメチェンをアピールしていたのに、最後に全部持って行かれたかたち。不憫だ。フィナは少し姉に優しくしてあげたらしい。



 セレスタン 17歳 【闘神執事】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「男」を持つ。

 ある筋から大物さんが〈エデン〉に介入するため(?)、勇者ゼフィルスの下に就けるために送り込んだ。しかし、職務に忠実なので特に不満はない模様。

 下部組織ギルドのギルドマスターが出来る人材がいないため、セレスタンがその枠に収まることとなる。

 その後ダンジョンで当たった〈城掘突貫ドリル〉が大きな転機を生み〈エデン〉に返り咲いた。

 第三十章ではゼフィルスがよくはっちゃけるので、それのフォローやサポートに回った。

 おかげでゼフィルスは合宿を初めとする数々のやりたいことが達成できて大満足だった模様。

 セレスタンもゼフィルスを全力でサポートし尽くして満足げだ。

 学園長には色々フォローもしたが、修理はできなかったらしい。



 ニーコ 17歳 【トレジャーハンター】〈アークアルカディア〉所属


〈支援課2年1組〉所属のノーカテゴリーの研究者。

 元々研究所にて学生研究員として所属していたが、〈エデン〉のミサトのスカウトと、ミストン所長の推薦もあり、また自由にアイテムを研究させてくれるという契約に引かれて〈エデン〉の下部組織ギルドに加入した。

 思ったよりハードなギルドで、体力が続かないことが悩み。なお、体力を付けることには反対している。

 宝箱を見るとたまに暴走する。

 第三十章では宝箱フィーバータイムに大はしゃぎした。

 ゼフィルスと同じパーティに所属したからか、〈守氷ダン〉ではそこら中で宝箱をゲットしまくり、ニーコの中の何かが目覚めたとか。

 おかげで〈海ダン〉ではスキルも無いのにラナばりの直感力で宝箱の集合地帯を見極め、みんなでフィーバーしてはっちゃけた。

 でも、本物王女には勝てなかったよ。ニーコの中の何かはまた眠りについた。



 アルル 17歳 【神炎の鍛冶王】〈アークアルカディア〉所属


〈鍛冶課2年1組〉に在籍している「ドワーフ」のカテゴリーを持つ。

〈アークアルカディア〉で唯一の鍛冶職。

 見た目小さな少女ドワーフでマリー先輩と同郷なため独特ななまり口調をしている。主に炎が大好きで、炎を使った生産が得意。料理も得意でハンナとは生産仲間という事もあって意気投合した。

 元々不動のCランクギルドと呼ばれた〈ドワーフの集い〉に在籍していたが、髭校生が趣味じゃなかったのと、上級職への〈上級転職ランクアップ〉を報酬にスカウトされたことで移籍した。

 第三十章ではゼフィルスたちがまた偉いものを持ち帰ってきてびっくり仰天した。

 このびっくり仰天、誰かにお裾分けしたい。

 そんな思いで上級中位ダンジョンのレアボス素材やレアイベントボス素材をふんだんに使いまくり腕をさらに上げ、上級上位ジョウジョウ級の装備を作りあげちゃった!

 なお、アルルのお裾分けは無事学園長をびっくり仰天のさらに向こう側へ誘ってしまったとか。



 カイリ 17歳 【ダンジョンインストラクター】〈エデン〉所属

〈支援課2年1組〉に所属するノーカテゴリーの探索者。

 スポーツ少女で走るのが好き。髪も短く日焼け姿でスラリとした足を持つ陸上系女子だ。高位職にも関わらず、元々Eランクギルドの〈アドベンチャーズ〉という弱小ギルドにいたが、ミサトのスカウトを受けてコロッと簡単に〈アークアルカディア〉に移籍した。第二十四章からは〈エデン〉に昇格している。

 第三十章では〈守氷ダン〉でリーナの補佐という、未踏破ダンジョンを攻略する上でとても大切なポジションに就任した。

 そのおかげか、いつもよりキリッとしている感が増しているカイリ。

 ただ、最近あまり派手に動かなくなったことで運動不足がちょっと気になっているとか。

 これはヤバいと1年生の攻略にもお邪魔して運動不足を補い中。

 また、たまに姉とやり取りするのだが、どうやら上級中位ダンジョンの調査に引っ張りだこで忙しい模様。最近カイリとよく話が合うようになったらしい。



 ラウ 18歳 【獣王】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年2組〉に所属する男子。「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉に所属したが、上を目指すために脱退し、新たに〈新学年〉の高位職のみでギルドを結成した。

 しかし、ラウは地頭は良いがリーダーの気質は無かったらしく、色々と苦労人。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第三十章では前章の練習ギルドバトルの不甲斐なさを戒めに、自分を鍛え直した。

〈獣王ガルタイガ〉にお邪魔して40人組み手で勝利したりと、自信を取り戻した。

〈海ダン〉ではゼフィルスに引っ張られてボス戦にも参加。気合いを入れて挑み、〈海ダン〉の最奥ボスくらいならソロでも撃破できることが分かってさらに腕に磨きが掛かっている。

 ラウの次の目標はクラス対抗戦。〈1組〉とのバトルである。



 ルドベキア 18歳 【先駆せんく時兎ときうさぎ】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「兎人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉メンバーで、ラウと共に脱退した1人。愛称はルキア。

 黒色の長い髪に金色に近い瞳を持ち白系の和服をベースにした民族衣装っぽいものを着ている。

 ラウとは仲が良いが友達止まりの模様。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第三十章では、前章のギルドバトルで新たな戦法を知ってからラウと色々訓練した。おかげで凄まじく磨きが掛かる、エグいくらいの性能を開花させてしまった。

 次のクラス対抗戦が楽しみで仕方ない模様。

 ただ、だからか最近前に出ることが多く、ちょっと心配されていたりする。



 ヴィレルノーア 16歳 【革命姫帝王レボリューションエンプレス】 第1140話・初登場

 学園長の末の孫娘。「公爵」「姫」のカテゴリーを持つ。愛称はノーア。

〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪碧眼。背中に流した髪は先の方がやや巻いており、頭の後ろやや下に大きな赤いリボンを付けている。とある部分は今まで学年、上級生を合わせてもトップに君臨していたエステルに並ぶほど。むしろ去年のエステルを抜いているまである。

 好奇心旺盛。現在は落ち着いてきたらしいが、昔はかなり活発で、特に斧や大剣などの長物を振り回すのが大好きだった。今でも長物を見るのは好きであり趣味でもある。

 学園長の切望空しく前衛職の〈姫職〉、【革命姫】に就いて〈エデン〉へ加入した。

 第三十章ではもう少しで五段階目ツリー開放というところまでやって来た!

 さらに夏休みはゼフィルスが多く1年生たちと行動を共にしたおかげでノーアもはしゃぎ中。合宿は凄まじく気合いを入れて臨み、いつも通りクラリスを置いてきぼりにする勢いではっちゃけた。

 なお、〈海ダン〉ではその破壊力抜群の胸部装甲とスタイル抜群のボディに、女性陣が何人か大ダメージを受けた模様。しかし、当のノーア本人は気付いていない。

 


 クラリス 16歳 【操千そうせん剣姫つるぎひめ】 第1140話・初登場

「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

〈秩序風紀委員会〉の元ギルドマスターメシリアの妹。クリーム色の髪をサイドテールにまとめているのはお姉ちゃんのマネ。

 男装が似合うほどスラッとしていていつも長ズボンを着用している。

 ノーアとは幼馴染であり従者であり護衛でもある。

 危険なことに首を突っ込もうとするノーアを制御するのにいつも四苦八苦している。ノーアが〈エデン〉に加入するということで一緒に加入させてもらった。 

 第三十章では必死にノーアに付いていこうと奮闘した。

 付いていくだけでも精一杯で、護衛の仕事が全然できなかったのはご愛嬌。

 だってノーアは攻撃を受けてこそ真価を発揮する職業ジョブなのでむしろクラリスに守られたくないのだ。

 おかげでクラリスは「お待ちくださいお嬢様~」がすっかり口癖になってしまった。

 最近、クール秘書さんことコレットさんと仲が良いらしい。



 サーシャ 16歳 【氷帝姫ひょうていひめ】 第1144話・初登場

「伯爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 腰まである桃色系の髪をウェーブにし、髪の色より少し赤に寄った瞳を持つお嬢様という姿。

 シャロンの友達にしてツッコミの名手(?)。背が小さく「ですの」という語尾も相まって少し幼く見える。

 代々〈氷属性〉の職業ジョブを輩出してきた名家の出身。

 ノリがマリー先輩に似ているという理由でゼフィルスが即加入を決めた。

 第三十章では氷の新たな一面に気が付いた。

 ゼフィルスは言う。夏休みとは自由だと、そして自由とは遊ぶことだと。

 氷にも同じことが言える。氷は自由に遊ばせる。この夏休みの合宿中、サーシャは色々な深淵を覗いてパワーアップした。

 最近はちょっと凝った氷像を作ったりするのが趣味である。



 ヴァン 16歳 【一国一城の主】 第1145話・初登場

「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 メルトの幼馴染にしてかなりの初心、だったが。メルトに鍛えられある程度改善。否、何が原因かハッキリさせた。結果ヴァンは女性がある程度大きいと初心な反応を示すと判明した。

 なお、タンクとしての腕は確からしい。

 第三十章では、ヴァン、女子から人気を得る。

 それは〈海ダン〉でのこと。ヴァンのユニークスキルで一夜城を出してから世界はヴァンに微笑んだ。

 自分の建てた城で女子がきゃぴきゃぴはしゃいでいるのだ。特にエステルやノーアやトモヨが色々と危ない。もう本当に危ない。

 ヴァンはこの〈海ダン〉で何度上を向いたのか分からなくなった。

 あと何度かバタンと倒れてはいつの間にか砂に埋められてた。



 カグヤ 16歳 【神使の巫女狐】 第1146話・正式登場

「狐人」「獣人」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 白い髪に赤系の瞳、髪は背中に流され、頭の上にはリボンでちょこっとだけ髪を結んでアクセントになっている。

〈エデン店〉の未覚醒職員を纏めていた元リーダー。明るいムードメーカー。

 リーダーだったためゼフィルスとの接点がとても多く、ヒーラーである【巫女狐】に就くと宣言したためゼフィルスから注目されていたりする。

 覚職するまでゼフィルスから何もお声が掛からなかったため密かに凹んでいたが、その後無事にお声が掛かって〈エデン〉へ加入した。

 第三十章では、ちょっと〈エデン店〉の後輩ちゃんたちのところでお店を手伝ったりした。マリアが忙しいため、夏休みになって客足が増えたところに縁の下の力持ちと言わんばかりにフォロー。おかげで〈エデン店〉は不備無く回った。

 セラミロさんから褒められて、ちょっと嬉しいカグヤなのだった。

 また、〈海ダン〉ではヴァンをしばいた。

 あのヴァン。大きい子を見ると分かり易すぎるほど照れる。どこが大きいとか言わないけど、しかも相手の行動によってはヴァンは意識とバイバイして倒れる。

 自分ではバイバイしたことないのに!? ということでサーシャと一緒に砂に埋めた。それも3回も。お仕置きである。



 キキョウ 16歳 【嫉妬】 第818話・初登場

「狐人」「獣人」のカテゴリーを持つロリっ子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 つやつやのサラサラな藍色の長い髪に青い瞳、耳の内側は白い毛がもふもふしている。和服が似合いそうなロリ狐人の女の子。

 アリスが大好き。警戒心がとても強く、アリスに近づく男には容赦なく怪しい人認定する。

 入学の際案内してくれたハンナのことをとても慕っている。

 アリスを助けてもらい、ゼルレカの兄の勧めもあって安心して〈エデン〉へと加入した。

 第三十章では、ついにキキョウが【嫉妬】は【大罪】職最強職であると知ってしまってさあ大変だ。

【嫉妬】の能力が高すぎてSランク戦では逆に度肝を抜かれる側になったキキョウである。ちょっとゼフィルスに教えを請うのが怖くなったとか。

 また、行ったことも見たこともないダンジョンにたくさん行き、ちょっと目を回し中。水着とかキキョウにとっては大冒険だった模様だ。



 アリス 16歳 【雷神姫】 第818話・初登場

「子爵」「姫」カテゴリーの幼女。〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪青眼、三つ編みの幼女。性格も幼女、話し方も幼女タイプ。

 学園祭で危ないところを2回も救われ、ゼフィルスのことを良い人認定した。

 子爵家の伝家の宝刀、「お兄ちゃん」呼びを発動し、ゼフィルスの心にダイレクトアタックしている。

 もちろん進んで屈したゼフィルスによって〈エデン〉へ加入した。

 第三十章では久しぶりに〈獣王ガルタイガ〉に行ってしまったゼルレカと遊んで……前章のギルドバトルを見たゼルレカが大変燃えていた。しかし、もちろんアリスにはメラメラジェラることも無くゼルレカは仏の表情だったとか。

 そして「次に会うときには上級職になってるからな」と言うゼルレカと元気にバイバイした。

 その頃にはアリスはどこまで強くなっているだろうか。

 アリスもちょっとだけお兄ちゃんゼフィルスにゼルレカのことを頼もうか悩み中。



 アルテ 16歳 【聖乗の姫騎士】 第1206話・初登場

「騎士爵」「姫」カテゴリーのナイト。〈戦闘課1年1組〉所属。

 アイギスの妹で同じく白に近い銀髪系の長い髪を一部三つ編みカチューシャにしてリボンで留めている女の子、瞳の色もアイギスと同じ青系でアイギスにかなり似ているが背がだいぶ小さい。

 学園に来る途中、道が土砂崩れで分断され大きく迂回したため入学式に出られず遅れて到着した。到着してもなぜか〈エデン〉に近づけずだいぶ焦ったものの、なんとかアイギスとの連絡に成功。そのままゼフィルスに紹介されてトントン拍子に〈エデン〉へ加入した。

 第三十章ではあの真面目な姉のアイギスがゼフィルスにアタックを掛ける光景にときめいて、ちょっと背中を押したりとさり気なくフォローしてみた。

 学園に通う前の真面目だけが取り柄のような姿を知っているために、もうアルテは大興奮。なかなかに姉がいじらしく、可愛くってつい影からこっそり見て応援してしまうのだ。

 ちなみに今年もパレオに逃げようとしたアイギスの水着から、パレオを取っ払った犯人はアルテである。ゼフィルスがそれを知ったら間違いなくグーを送っていただろう。



 ハイシュミネ 16歳 【世界樹の番人】 第1232話・正式登場

「エルフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 愛称はシュミネ。〈エデン〉ギルドメンバーからは全員愛称で呼ばれている。

 髪はシェリアに近い黄緑色で後ろに1本結んで背中まで流されており、髪と同色の瞳を持っている。

 ナキキとミジュの面倒見役。元〈エデン店〉の従業員の1人だった。

 ゼフィルスのことをとても尊敬している。器の大きな人だと思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。 

 第三十章では合宿に参加し、またもや2人のお母さん力を発揮してしまった。

 はしゃぐ子どもたちのナキキとミジュの腕を何度も取って連れてきたり、水着選びに連れて行ったりする姿が目撃されたとか。

 最近では保母さんと呼ばれることもあるとか。



 ナキキ 16歳 【破壊王】 第1232話・正式登場

「ドワーフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 髪は赤毛混じりの茶髪で、三つ編みを二つ、背中まで垂らしているロリだ。身長はアルルより若干低い。語尾に「っす」をつけているのは職業柄。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、親元を離れ寂しがっている時にシュミネに甘やかされて以来シュミネのことをお母さんだと密かに思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第三十章では【破壊王】のパリィ、ブレイクタンクを奮闘中。

 だいぶ慣れてはきたが、まだまだタンクとしての性能は低く、ブレがあることから夏休みは毎朝自主的に朝練して腕を磨いている。

 ゼフィルスにも持ち前の後輩根性で積極的にアドバイスをもらいに行くなど、実にメキメキと実力を上げていたりする。

 おかげで色々と疎かになり、シュミネによく面倒を見られているとか。



 ミジュ 16歳 【森界の熊掌者】 第1232話・正式登場

「熊人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 ブラウン系の髪と瞳を持ち髪は背中に流されているものの首下で大きくカールして毛先が上を向いている。雰囲気はニーコに似ていてやや足取り重そうというか、動くの面倒そうという雰囲気を出しているが、割と活発に動く。身長はラナと同じくらい。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、ナキキと一緒によくシュミネに甘えている。

 むしろ誰にでも甘えに行く子。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第三十章では、上級職になってできることが大幅に増えたために、1つ1つできることを磨いている真っ最中。

 速度ではカルアに続く移動速度になりつつあり、しかも〈乗り物〉にも乗れるとあって、最速の〈乗り物〉使いになれるポテンシャルを秘めている。むしろこのままゼフィルスの最強育成論の通りに育成していったら近いうちにそうなるだろう。ということで色々な人からアドバイスを受けて修行に励んでいる。



 クイナダ 17歳 【大軍一将之真神たいぐんいっしょうのまかみ】 第1200話・初登場

「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈留学生戦闘課2年1組〉所属。

〈迷宮学園・第Ⅱ分校〉からの留学生。

 赤に近いピンク色という目立つ髪をポニーテールにして背中に流し、同色でふわふわな尻尾がゆらゆら揺れる。身長はかなり大きくエステルと同格。

〈学園春風大戦〉の時にハンナを助けた。ゼフィルスに目を付けられた。

 第二十七章では【大軍一将之真神】ヘの〈上級転職ランクアップ〉を果たした。

 第三十章では、またもや本校のまだ見ぬ光景を見て驚いた。

 本校に来て4ヶ月。未だに新しい発見が目白押しで右往左往だ。なお、その9割くらいが〈エデン〉関連で、本校があまり関与していないのはご愛嬌。

 普通ならもうとっくにゼフィルス済みになってもいい頃だが、しかし分校で1年を過ごしたからなのか、いつまでもフレッシュな精神で驚いてくれる貴重な存在となっている。



 〈幸猫様〉 永遠の○歳 【神棚の主】 第57話・初登場

 招き猫を100倍可愛くして女の子にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を招く猫〉。

 ギルド設置型アイテムで、ギルド内に飾るとギルドメンバーに『幸運』が付与される。

 〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの神っぷりに神様みたいな猫だとあがたてまつられ、いつの間にそうなったのか、神棚に飾ってお供え物をするようになった。

 なお、お供えが肉派か魚派かで派閥が出来ている。ゼフィルスは肉派に所属している。

 お供えされたものはいつの間にか消えているが誰が食べているかは不明。

 懐がとても深く、ビギナーズラックで初回のボス戦では大体〈金箱〉が出るのは〈幸猫様〉のおかげだというのは公然の秘密(?)だ。

 第二十六章ではついに〈幸猫様〉を誰も持っていなかった謎が明かされた。

 第二十八章では他の〈幸猫様〉情報来たる。少なくとも2体のお仲間がどこかで幸運を与えておられるようだ。

 第三十章ではなにやら〈幸猫様〉の周りに異変。ヘルプニャン完全体なる護衛が守るようになり、〈幸猫様〉たちの注目度がさらに高まっている。



 〈仔猫様〉 永遠の仔猫 【神棚の仔猫様】 第393話・初登場

 招き猫を仔猫化して女子高生にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を分け与える仔猫〉

 ギルド設置型アイテムで、〈幸猫様〉のいるギルド内に飾ると下部メンバーに『幸運』が付与される。

〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの可愛らしさにあがたてまつられ、〈幸猫様〉とセットにして神棚に飾ってお供えをされるようになった。

 なお、〈幸猫様〉の子どもみたいだと言われ、2体揃っていると〈親子様〉と呼ぶこともある。

〈ダン活〉プレイヤーの中には大量の〈仔猫様〉を手に入れて〈幸猫様〉と絡めて〈幸猫様一家〉というスクショを投稿した猛者もいた。これは多くの〈ダン活〉プレイヤーに愛され、今では攻略サイトのトップの背景に使われている。

 これにより〈幸猫様〉を絡めた尊ばしい作品が大量に世に出たのは有名な話だ。

 下部組織ギルド〈アークアルカディア〉が設立されたことにより、〈仔猫様〉から『幸運』が付与され、メンバーは皆お供え物をするようになった。



 マリアンヌ 17歳 【マーチャントキャラバン】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの商人。

 掲示板では商人2年生で知る人ぞ知られている存在。愛称はマリア。

 以前面接に応募したが、残念ながら落選。しかし夏休みで〈助っ人〉制度を利用して〈エデン〉へと仮加入することに成功した。

 第二十四章で念願が叶い〈アークアルカディア〉に正式加入することとなった。

 第二十八章では〈エデン店〉の仕事がほぼ自分の手を離れたマリアが新たな事業を展開する! ゼフィルスも「ダンジョンショップだ!」とテンションアゲアゲですぐに話は進んでいき、あっという間に学園も無視できない――どころか是非協力させてほしい、むしろ教えてほしいと頼み込んでくるような事業へと発展した。

 第三十章でも継続して学園に出張し、ダンジョンショップを経営した。

 学園が発表したダンジョンの最下層へと出張し、そこで様々なものを売ったりレンタルしたりして、かなり騒がれている。

 新たな人材のタマゴもマリアが育成中だ。

 また、夏休みが終わればついに第六の公式ギルドが発足し、その初代隊長にはマリアが就任するとほぼ内定している。



 メリーナ 18歳 【シークレットマネージャー】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課3年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの秘書。

 ゼフィルスたちが初めて手に入れた素材を売ったときにその担当をした事が切っ掛けで〈エデン〉の専属担当となる。ハンナとは非常に仲が良い。

 単位も足りていることから〈総商会〉の所属について悩んでいたところでハンナから誘われ、〈エデン〉の〈助っ人〉として仮加入した。

〈総商会〉にいた頃は、何でも買い取りする代わりに最安値だったためあまり良いアイテムや武器は扱えなかったが、〈エデン〉では他で滅多にお目にかかれない物も扱えるため、メリーナはもう他にはいけない身体にされてしまったようだ。

 第三十章では、夏休みに入って〈エデン店〉が繁忙期に突入。

 さらに〈エデン〉が何やら〈守氷ダン〉から涼しいアイテムや素材を大量に仕入れてくるものだから、さらにお客さん数が増加中。

 メリーナとセラミロさんが陣頭指揮を執って〈第一エデン店〉と〈第二エデン店〉をそれぞれ対応し、危機を乗り切った。

 むしろまた荒稼ぎして、〈エデン〉ギルドメンバーの水着や浴衣代は全てギルドから出ることが決定したという。



 サトル 17歳 【デスマーチプロデューサー】

〈生徒会・庶務〉〈アークアルカディア〉所属。二つ名は〈デスマのサトル〉。

〈支援課2年1組〉にクラスが変わった。ノーカテゴリーの仕事人。

 間が悪いタイプで、いつも何かしらトラブっている。しかし、仕事には誠実で……いや、社畜根性が身についているため大量の仕事でも難なくこなす。デスクワークは非常に優秀。〈生徒会〉が一時人手不足でピンチに陥ったときに手を貸し、そのまま〈生徒会〉に加入した。

 第三十章ではついに去年からの念願叶い、合宿へ参加することが決まった。

 もうその時のサトルは鬼のようだったという。

〈生徒会〉でもいつもよりもやる気なサトル、夏休みに入り多少混乱が見られた市場を即座に解決。仕事もほぼ1人で全部やりきり、憂い無く合宿の準備を進めた。

 念願の〈海ダン〉では生きてて良かった、みたいな光景が弾け、自分に出来る限り場を盛り上げることにも貢献した。

 色々イジられたり、イジり返したり、ゼフィルスの人気ぶりに血の涙でも流しそうな顔をしたりと忙しかったが、結果的に言えば大満足だった模様。



 アルストリア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・会計〉

 ハンナちゃんストーリー第8話・初登場〈アークアルカディア〉所属

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 背中まで流れる金髪をウエーブにしており、頭には翼の飾りのついたカチューシャをつけている。青系で優しい瞳をしている。

 家が王都を拠点にする大型錬金店の娘で、経営などに強い。ですわ口調ではあるが驕ったところは無く、割と世話焼きの性格。シレイアさんが見ていられず、よく手助けをしている。また、ハンナとは大の仲良し。

 第三十章では、〈生徒会〉の仕事は全部サトルが燃えまくって片付けてしまったので、シレイアとハンナと一緒に仲良く錬金に没頭した。

 前章の練習ギルドバトルでシエラや他のみんなに全然アイテムが効かなかったために、〈守氷ダン〉で手に入れたレシピからさらに強力なものを作りあげている。

 ただ、あまりに強力に作りすぎてしまったため、ギルドバトルで使ってもいいのか悩み中。



 シレイア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・書記〉

 ハンナちゃんストーリー第8話で本格的に登場〈アークアルカディア〉所属。

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 グレー寄りの白髪をボブにしていてカチューシャをしている。瞳はゴールド系だが、よくバッテンになる。

 クラスの中でレベルも高く、意識も高いためかなりの実力者。人見知りで、気持ちが高まったりすると言葉が噛み噛みになるのが悩み。

 ハンナとはとても仲良しで大親友。ハンナから教えを受けて、ハンナのために何か頑張ろうと奮闘する姿は微笑ましい。

 第三十章では新しくヘルプニャン完全体が〈幸猫様〉の護衛に就いたことで、試作品ヘルプニャンを貰った。

 ホムンクルスを相手に、色々とアイテムを試し中。

 とある練習場ではセルマさんが爆弾を体に巻き付けて吹っ飛んだというニュースが出回ったりしたので、最近はちゃんとヘルムを被せて実験している。



〈採集無双〉の採集メンバー。〈アークアルカディア〉所属

モナ 17歳【マスター・ファーマー】 ソドガガ 17歳【双工掘そうこうくつドワーフ】

アンベル 17歳 【大旋風コリマー】 タイチ 17歳 【伝説の釣りキング】

 採取のモナ、発掘のソドガガ、伐採のアンベル、釣りのタイチ。

 役割分担がキチンとしている上、みんな仲が良い。モナがリーダーを務めている。

 第三十章では〈食ダン〉合宿に行くということで、採集ならば〈採集無双〉の独壇場だとばかりに張り切って参加した。

 おかげで〈食ダン〉では120箱の〈空間収納倉庫アイテムボックス〉のうち半分の60箱が〈採集無双〉が取ってきた食材で埋められていたりする。

 ゼフィルスから「採れー! アップルジュースを採って採って採りまくるんだー!」という指示に忠実に従った結果、30箱も埋まってしまったのには本人たちも反省している。



 サティナ 17歳 【アイテムエンハンス】〈採集無双〉の元護衛担当。女子。

 ハンナちゃんストーリー第9話・初登場〈アークアルカディア〉所属。

 二つ名は〈横笛〉。

 ブラウン系の短い髪を黄色いカチューシャで止めたややロリ気味のダウナー系。言葉遣いはとても丁寧なのだが、感情の起伏が乏しい。

 アイテムを使う職業ジョブ故に支出額に毎回クラッとしていた。

 しかし上級職に就かせてもらい、アイテム代の掛からない今までと全く違う仕事まで紹介してもらって、ゼフィルスにはとても感謝している。

 第三十章では久しぶりに夏休みの多くを〈エデン〉で過ごした。

 出張も多かったが、後続が育ってきたため、お休みが結構あり、〈食ダン〉合宿を始め、〈海ダン〉合宿を含めて全日程に参加出来たりした。

 サティナ本人は結構休暇を満喫している。

 最近は休暇についてニーコと話が合うらしく、よく喋っている様子だ。


 ヘルプニャン完全体 ピー歳 【幸猫様のボディガード】 第1353話・初登場

 セルマさんが作りしホムンクルスの完成版。セルマさんの魔力が100%使用されているため見た目は完全にセルマさんのコピー。

 身体スリーサイズも全く同じなので、男子たちが変な気を起こさないよう女子たちの手で見た目が創意工夫されている。

 現在はゼフィルスの「全身鎧は勘弁してあげて」という言葉を参考に、〈超兎スーパーウサギ装備シリーズ〉というウサギの着ぐるみ装備を着用している。

 第二十九章の〈エデン〉練習ギルドバトルでお披露目し、その後は試作品とポジションチェンジして正式に〈幸猫様〉のボディガードに就任した。なお、ゼフィルスの期待通りの成果は――今の所果たせていない。

 第三十章では〈エデン〉全員で合宿に旅立ち、ギルドハウスにはポツンとヘルプニャン完全体だけ残された。なお、警備は万全の模様。



 第30章登場人物



 マリー先輩 18歳 【マギクロスアデプト】 第28話・初登場

 Aランクギルド〈ワッペンシールステッカー〉のギルドマスター。

 第二十八章ではついにマリー先輩、度肝を抜く側に回る。

 第三十章では再びゼフィルスに度肝を抜かれる。

 ゼフィルスの前でこそ耐えたが、〈エデン〉から持ち込まれるレアイベントボス素材やレアボス素材を見る度に悲鳴を上げそうになるマリー先輩だった。

 また、〈エデン〉と一緒に〈海ダン〉で合宿をすることになって――超強大な装甲のオンパレードに精神をガリガリ削られた。色んな意味で〈エデン〉の非常識っぷりが身に染みたマリー先輩だった。


 メイリー 18歳 【コーディネイター】 第105話・初登場

 ギルド〈ワッペンシールステッカー〉で『能玉化』を担当してくれた女子。

 元眠たげな先輩。昼夜逆転生活をしており、昼は眠ったまま行動する猛者。『能玉化LV10』という非常に希少なスキルを持っている。

 第十四章でついに名前発覚。第二十五章で上級職に〈上級転職ランクアップ〉した。

 第三十章では、マリー先輩に〈エデン〉から海に誘われたと聞いて、自分も付いてきた。決して夏休みの忙しさから逃げてきたのではない。

〈エデン〉の海企画は、とても楽しかった模様。


 ヴァンダムド 79歳 【??】 第8話・初登場

 〈国立ダンジョン探索支援学園〉学校長。ファグナー公爵当主。

 サンタと見間違えるほど白い髭をたっぷり伸ばし、がっちりとした体型のご老公。フィリス先生やノーア、ヴィアラン会長の祖父に当たる。

 第三十章では、またもや大ピンチ。

 上級中位ダンジョンの調査がなかなか進まず、ちょっとやきもきしていたら、次の大規模オークションで何を出そうか、目玉商品が決まらないトラブル発生。

 去年は〈上級転職チケット〉だった。今回も同じものを用意したとしてもすでに状況は変化し、そこまで貴重なものではない。むしろ〈エデン〉とかなんか交換屋開いてるし。しかし、これだと思う物が無い。

 そこでゼフィルスに振ってしまった――結果、なんか上級上位ジョウジョウ級のとんでもない装備をいくつも、そう、いくつも持ってきて学園長のハートが別の意味で大ピンチになった。

 1日ほど完全休暇を貰って寝て過ごしたという。(復活済み)


 セルマ 18歳 【闇の魔女】 第409話・正式登場

〈錬金術課・2年1組〉所属。ノーカテゴリー。

 掲示板の住人、錬金2年生ご本人だったが、現在は闇錬金2年生に改名した。

【闇の魔女】になったが、魔女に名前を改名する予定は、今の所無い。

〈転職制度〉を利用したが、〈錬金術課〉の〈新学年〉がセルマ1人しかいなかったため、少し早いが〈錬金術課1年1組〉へと編入されてしまった。ハンナとは同級生になった。昇級して2年生になってもクラスは1つなのでハンナたちとは同じクラス。

 第三十章では、唯一の【闇の魔女】ということで依頼が殺到した。

 一躍時の人となり高笑いが止まらないが、未だに本命ゼフィルスと接触できてない。


  ミリアス 18歳 【マスターシェフ】 ハンナちゃんストーリー第3話・初登場

〈ダンジョン生産専攻・調理課3年1組〉に在籍している。愛称はミーア。

 三大組織ギルドの一つ〈生徒会〉の副隊長、土日はギルド〈味とバフの深みを求めて〉で活動している。

〈生徒会〉生産隊長を目指し立候補して頑張ったが、ハンナに大差で負けて副隊長となった。

 白に近いブラウン系の髪を背中まで伸ばし、左を少しお団子っぽくしている。緑系の瞳とやや着崩した学生服がチャームポイント。

 ハンナちゃんの大の仲良しで一つ上の先輩、ミーア先輩と呼ばれている。

 包丁術で戦闘もこなすことが可能。

 第三十章では、ゼフィルスに依頼された上級料理アイテムを、悲鳴を上げながら作製しまくった。ドスンッとエグい量の〈食ダン〉合宿成果(素材)を渡されてちょっと涙目だったとか。

 バーベキューの下ごしらえからお弁当に至るまで大量に拵えてくれたミリアス先輩にはみんな大感謝している。


 ホシ 18歳 【嫉妬】 第1376話・正式登場

〈戦闘課3年1組〉、Sランクギルド〈百鬼夜行〉の現ギルドマスター。

 カテゴリー「狐人」「獣人」を持つ。二つ名は〈吸星のホシ〉。

 ヨウカやハクのような高身長の女子。黒髪をポニーテールにして背中に流し、キツネ耳をピコピコ揺らし、腕を組んでいる。しかし、組んだ腕に乗るようなボリュームはほぼ無し。

〈ミーティア〉と因縁(?)があり、アンジェのメテオを『吸魔封印盾』で吸い込み完封したところから〈吸星〉と呼ばれるようになった。

 1年生の時に学園でも当時2人しかいなかった【大罪】職の一角、【嫉妬】に就き、長くヨウカの右腕を務める。しかし、ユニークスキルのLVが10になる前にLV15に届いてしまいしばらくレベルが上がらなかったがために、マックス効果のユニークスキルを観客の前で放ったのは第三十章のギルドバトルが初めてだったりする。


 ハク 17歳 【大妖怪九尾】 第552話・初登場

〈戦闘課2年1組〉にクラスが変わった女子。カテゴリー「狐人」「獣人」を持つ。

二つ名は〈百炎〉。〈百鬼夜行〉の新サブマスター。

 袴のような和風装備に身を包みワンドを装備している。白髪に白い三角耳、そして大きくモッフモフな尻尾を持つ。

 尊敬しているのはヨウカ先輩。ほとんど師弟関係。

 京都弁風な訛り口調で、結構人懐っこく絡んでいく性格。

 教室ではミサトとメルトに夢中というか、とても懐いていてミサトに嫌がられている姿はすでにクラスの名物になっているようだ。

 第三十章では、ついに〈ミーティア〉から通算3回目となるランク戦が試合開始。

 両者譲らぬ迫力の有る展開を披露したが、〈ミーティア〉の思わぬ装備切り札に、〈百鬼夜行〉も切り札を切るほかなく。来年以降、ホシが卒業した後の未来を思いちょっと難しい顔をするハクなのであった。

〈ミーティア〉との試合は無事勝利を納めたが、大きな課題が残ったため、夏休み後半は元気にダンジョンに潜ることにしたらしい。


 アンジェ 18歳 【流星の魔女】 第813話・初登場

〈戦闘課3年1組〉所属する女子。

 Aランクギルド〈ミーティア〉のギルドマスター。

 魔性のメリハリボディに可愛い系の童顔のせいか、非常に男子に人気がある。

 学園祭では15人の男子から集団告白されるという珍事が起こったほど。

 結果的に告白男子たちは全員戦闘不能にされてしまったが、アンジェ自体は優しい性格。なお、怒ると怖い。

 第三十章では、ついに因縁の〈百鬼夜行〉へランク戦を仕掛けた。

〈エデン〉から購入した〈魔法使いの箒杖〉という切り札と、〈エデン〉特製爆弾を何個も手に入れ、しっかりと準備をして挑んだ。

 結果は、パワーアップしていたユニークスキルをぶっ放されて、それを切っ掛けに瓦解し、敗北。アンジェさん、その日は悔しくてやけ食いしたらしい。


 マナエラ 18歳 【ゴッドアイズン】 第1084話・初登場

〈戦闘課3年1組〉に所属する女子。

 Aランクギルド〈ミーティア〉のサブマスター。

 掲示板の〈魔法使い3年生〉ご本人。

 金髪碧眼、肩まで伸びる髪が少しウェーブしていて可愛らしい。

 実は良いところのお嬢様。掲示板に打ち込むのは趣味なご様子。

 第三十章では、色々と準備をしまくって、ついに〈百鬼夜行〉に通算3度目のランク戦を挑んだ。なんか準備した色々が、直前になって〈エデン〉のあれこれに取って変わられたような気がしなくもないが、切り札は十分〈百鬼夜行〉を倒せると判断したので問題無し。問題だったのは、キキョウもこれまでのホシも、【嫉妬】のユニークスキルLV10を観客の前で使ったことがなかった点だろう。

 おかげで『羨ましいからそれ禁止LV10』が見事にぶっ刺さり、〈ミーティア〉は敗北した。悔しくてうっかり掲示板の住人の名前を間違えてしまうほど落ち込んだマナエラだったが、翌日からは気持ちを切り替えてダンジョンへ通っている。





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