【登場人物紹介】その29




 登場人物紹介 〈エデン〉所属


 ゼフィルス 17歳 【救世之勇者】〈エデン〉所属


 本作の主人公。〈エデン〉のギルドマスターであり、〈ダン活〉をこよなく愛するプレイヤーの一人だった。

 今もリアルな〈ダン活〉をはしゃぎながらプレイ中。

 第二十九章では、夏休みのことで頭がいっぱいなゼフィルス。

 夏休みでは新たな上級中位ダンジョンの攻略を始め、エクストラダンジョンや夏祭りなど様々な計画を練っていたが。しかし、突如夏休み後半に企画していたギルド内練習ギルドバトルをすることになって――手加減抜きで大はしゃぎしてしまう!

 何をとち狂ったのかゼフィルス、「きっとみんな〈エデン〉の攻略法が分からないからギルドバトルを挑んでこないだけなんだよ!」と盛大に勘違いして〈エデン〉の突破方法やらギルドバトルの様々な戦法を披露しまくり、学園中をとても震撼させた。

「〈エデン〉、今まで最強だと思っていたのに……! あの勇者、なんか〈エデン〉に圧勝してるんですが!?」とさらに恐れられてしまう。

 果たして〈エデン〉がギルドバトルを普通に挑まれる日は来るのだろうか。

 それは誰にも分からない。



 ハンナ 17歳 【アルケミーマイスター】〈エデン〉所属〈生徒会・生産隊長〉


 本作で〈名も無き始まりの村〉の錬金術店の娘であり、隠しクエスト〈スライムに襲われた少女を助けろ〉で登場する非常に重要なキャラクター。

〈エデン〉では貴重な生産職。

 以前魔石とポーションの大量納品で話題を呼んだことから〈魔薬まくすり錬金のハンナ〉と呼ばれている。

 第二十九章では生産隊長のお仕事中。

 夏休みになってギルドバトルが大活発化の兆しを見せ、例年と比べて大きく市場が賑わっている今年、その調整に色々動いた。

 ミーア先輩と生産ギルドを回ったりして、何が足りないのか不足する素材などを外部に注文するなどのお仕事です。

 ただ、例年まで行われていた、その年の〈魔石〉の市場価格を決定づける〈納涼大会〉が無しになるレベルで〈魔石〉が生産されているため、今年はその市場の動きに比べて忙しさは激減していたとか。なお、サトルが影で結構頑張ってくれている。

 また、〈生徒会〉に見習い1年生が何人か入って来た。ハンナの後輩だ。

 この子たちを立派な生徒会メンバーにすべく、ハンナは気合いを入れている。

〈エデン〉ではギルドバトルに出ようかなと考えたが、どう考えても退場する未来しか無かったのでやめておいた。



 シエラ 17歳 【操聖そうせいの盾姫】〈エデン〉所属


 伯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「伯爵」「姫」を持つ。二つ名〈操盾〉。

 入学ジョブ測定の時にゼフィルスと縁を持ち、その後再会して〈エデン〉に誘われた。

 現在〈エデン〉のサブマスターとしてゼフィルスを支えている。

 第二十九章ではゼフィルスの言う夏休みのスケジュールを組み、しっかりゼフィルスを助ける体制に移行している。

 なお、実家からは今年も帰ってきてほしい旨の連絡が来ていたようだが、去年根掘り葉掘り色々掘り尽くされたらしく、シエラは却下している。

 また、今回テストでは全力を出し切り、前回に続きゼフィルスと一緒にダブル1位の座に輝いた。



 ラナ 17歳 【大聖女】〈エデン〉所属


 王女で「人種」カテゴリー「王族」「姫」を持つ。

 勇者と聖女が同世代に現れるなんてロマン。そんな理由からゼフィルスに突っかかり、自分が立ち上げる予定だったギルドに勇者を誘おうと画策するも、ゼフィルスの話術により撃沈し、ギルド〈エデン〉に加入する。

〈幸猫様〉を1日1回膝に置かないと調子が出ないらしい。

 兄のユーリと喧嘩していたが、十六章で無事仲直りした。

 第二十九章では夏休みの帰省などの話を丸っと全て断り、ついに帰省無しで夏休みをゼフィルスと楽しむ権利を勝ち取った。

 なお、その裏で前回の〈謎ダン〉いつの間にか攻略などの手柄や、今後の上級中位ダンジョンの攻略は全部兄ユーリの指示だった、ということになった。

 要は手柄全部あげるから自由を頂戴ね、という話である。

 王城では現在、ユーリがとんでも忙しくしている。



 エステル 17歳 【戦車姫】〈エデン〉所属


 騎士爵家令嬢で「騎士爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名〈槍戦姫〉。

 ラナ王女の護衛として行動していた時にゼフィルスと出会い、そのままラナ王女ごとギルドに勧誘を受ける。

 エステルを【姫騎士】にラナを【聖女】にするという無茶な条件であったがゼフィルスは見事成し遂げたため忠誠を誓い、ギルド〈エデン〉に加入した。

 第二十九章では初の帰省無しで大はしゃぎするラナをなんとか諫め、テスト勉強やその他細々としたすべき事をしっかりさせた。

 帰省が無くなったことで自由を勝ち取ったと勘違いさせないよう、エステルを含む従者組は頑張ったという。おかげでラナは例年の倍近くいる同学年で12位という順位につくことが出来た。なお、エステルは45位。



 カルア 17歳 【スターエージェント】〈エデン〉所属


 傭兵団出身で猫の獣人、「猫人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 二つ名は〈見晴らしの黒猫〉。現在〈戦闘課2年2組〉。

 元々Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉に所属予定だったが、完全に勘違いしてゼフィルスに売り込みをかけて採用される。

 現在〈エデン〉でもっとも素早い。

 カレー大好き、食べるの大好き。また、カレーは飲み物だと勘違いしている。

 カレーは食べ物だとゼフィルスに諭されたがまったく信じていない。

 第二十九章ではギルドバトルで一番速い、誰も自分を捕らえられない、という考えをゼフィルスとセレスタンに容赦無く打ち砕かれた。

 足がカルアより遅くとも戦略でどうとでもできるゼフィルス。

 カルアの動きを先読みして手刀を打ち込んでくる執事。

 特にセレスタンの強烈な一撃が脳天にヒット。大きなダメージとなっている。

 なお、テストの結果は今回も平均点超えをキープ出来たが、セレスタンのチョップによって色々飛んでしまったのではないかと心配されたとかなんとか。

 結果は次のテストになるまで分からない。



 リカ 17歳 【先陣の姫武将】〈エデン〉所属


 侯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「侯爵」「姫」を持つ。二つ名は〈崩将〉。

 ぬいぐるみが大好きで、ある日特大〈モチッコ〉モチモチぬいぐるみ(現在のモチちゃん)を購入しに行った所でゼフィルスと遭遇。なんやかんやあり〈エデン〉に誘われて了承した。

 毎朝ギルドに寄り、モチちゃんを愛でるのを日課にしている。

 第二十九章では武将として対人戦で猛威を振るい、1年生に強い先輩という強い印象を植え付けることに成功した。

 実はその日の朝うっかりモチちゃんを愛でているのを1年生に見られて威厳が低下したかに思われたが、持ち直せた様子。 

 テストでもかなりの成果を発揮して、なんと95位である。



 ケイシェリア 17歳 【エレメンタラーハイエルフ】〈エデン〉所属


 とある森のエルフの里出身で、「人種」カテゴリー「エルフ」を持つ。

 愛称はシェリア。

 エステルの家とは古くからの交流があり、その縁で〈エデン〉に紹介された。

 自分で「エルフ」加入条件を持ってくる猛者。

 第二十九章では、ロリレンジャーもとい、ロリの集まるロリ率の高い白チームに加わりいつもより気合いが3倍増し。

 エリサがやられて一時天元突破した。

 テストでは、ロリにばかりかまけるだけでは無い知的なエルフというところを見事に見せて学年15位についている。



 ルル 17歳 【プリンセスヒーロー】〈エデン〉所属


 子爵家令嬢で「子爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名は〈無双の幼聖ようせい〉。

 シエラと幼馴染であり、心配したシエラが自分の目の届くところに居てもらおうとルルを〈エデン〉に紹介した。

 面接を寝ながら受けて合格した猛者(?)。自称ぬいぐるみ愛好家。独自のでルールを持つ。

 また、ぬいぐるみをプレゼントされると知らない人でもホイホイ付いていくことが判明。シェリアから厳重に注意された。

 第二十九章ではロリレンジャーのヒーロー兼リーダー。

 ロリレンジャー最強はルルなので、勇敢に強敵へ挑んだ。

 しかも初動を勇者のゼフィルスと一緒に行動していたせいか、素でヒーローは遅れてやってくるを実演。かっこよくラウをぶっ飛ばした。

 一部ラウと【獣王】の座を争ったとある獣人の面々が観客席で目を丸くしたとか。

 テストでは後輩に良いところ見せたいのですとシェリアに教えて貰いながら頑張り学年で61位という好成績を収めている。



 シズ 17歳 【戦場冥王】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナ付きのメイドだったが【戦場メイド】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 ラナ大好きであるが、エステルとは違いちゃんと自重している。

 ゼフィルスがラナと親しすぎるとちょっと威圧を放ったりする。

 第二十九章ではエステルとパメラと共に王都から来るラナのいくつものパーティの誘いを断り、主人の自由を守った。

 去年はそれはもう大量にパーティという名の公務に参加したのだから今年はユーリ王太子殿下に全部ぶん投げる所存。

 ギルドバトルでは『戦場物資』を持っている関係で本拠地にいるラナの護衛を差し置いて現場に出るしかなく、泣く泣く出撃していった。

 テストではラナの面倒見役ということもあって学年20位にランクインしている。



 パメラ 17歳 【ナンバーワン・くノ一】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナの隠れた陰の護衛だったが、無事【女忍者】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 第二十九章では、ギルドバトルでカルアとツーマンセル。

 久しぶりに最速コンビが組んで最強デース、と思ってたらゼフィルスとセレスタンに容赦無くやられた。ギリギリでアルテに救出されて無事だったが、「もうセレスタンとはやり合いたくないデス」とはパメラの言葉だ。

 学年テストではそこそこ。217位という順位につけている。



 ヘカテリーナ 17歳 【姫総帥】〈エデン〉所属


 公爵家令嬢で「公爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課2年1組〉に所属。

 【大尉】に就いてしまいお先真っ暗なとき、〈エデン〉からスカウトを受け、なんやかんやあって【姫軍師】に転職して〈エデン〉に加わった。二つ名〈竜軍〉。

 交渉ごとなどが得意。ゼフィルスの右腕ポジション。

 第二十九章では、練習ギルドバトルでゼフィルスと敵チームになり、4試合とも全力のゼフィルスと当たって全敗した。

〈竜の箱庭〉で俯瞰してフィールドを見られるリーナはまさにゲームプレイヤーと同じ視点でギルドバトルを指揮することができる。それはゼフィルスにはなじみ深いもので、リーナは〈ダン活〉に慣れてきたプレイヤーのような固定観念が出来つつあった。

 そしてゼフィルスに粉々になるまでぶっ壊された。

 現在はもの凄い勢いでゼフィルスの戦術を学びまくって成長中。また一歩、いや二歩? もしかしたら十歩くらい一足飛びで成長したかもしれない。



 メルト 17歳 【賢王】〈エデン〉所属


 伯爵家子息で「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。二つ名は〈小さな賢王様〉。

 短めの銀髪。背は小さくマリー先輩と同い年に見えるほどとゼフィルスは評価した。

 顔は凜々しくイケメンで知的な印象を与えている。胸ポケットには「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を差している。

 元々Bランクギルド〈金色ビースト〉に在籍していたが、上級生のとんでもないやらかしのとばっちりを受けそうだったため脱退を決意。ミサトの紹介で〈エデン〉へ加入することにした。

 第二十九章では、4試合赤チームに入り、リーナの参謀として現場指揮官を担当した。なお、全試合ボコられて若干意気消沈中。

 もちろんミサトがそんなメルトを見逃すはずもなく、再びウサ耳クローが炸裂したのは言うまでもない。

 少しして立て直し、ゼフィルスに話を聞きながら新たな戦術を学んでいる。



 ミサト 17歳 【色欲】〈エデン〉所属


 とある伯爵家と懇意にしている部族出身。カテゴリー「兎人」「獣人」を持つ。

〈戦闘課2年1組〉に所属する将来有望な少女。二つ名は〈癒反ゆはん〉。

【セージ】という非常にレアな職業ジョブに就いてしまったためにゴタゴタに巻き込まれ一時〈天下一大星〉に身を寄せるも脱退。また大きな火種になってしまい〈エデン〉に一時加入してこれを収めた。

 しかし、その時の言質で外堀を完全に埋められ〈エデン〉に加入することに。

 第二十九章では、セルマさんから色々と話を持ちかけられたが、全部断った。

 ホムンクルスの素材にゼフィルスの魔力を込めれば、ゼフィルスホムンクルスができる。なので是非ゼフィルスを招待したいというセルマからの願い・要望をミサトは軽い足取りで蹴ったのだった。

 ギルドバトルでは赤チームと白チームに2回ずつ入って楽しんだ模様。メルトとも対戦したが残念ながら決着は付かなかった様子。

 学年テストでは13位に付けている。



 アイギス 18歳 【竜騎姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属できた騎士系女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリー。

 元〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、ずっと下部で燻っていたが、腕は悪くないとダイアスに連れられて〈エデン〉に紹介され、【竜騎姫】に就くのが夢と語ったところ採用される。二つ名は〈竜騎姫〉。

【ナイト】をカンストまで育てていたが、未練は無く喜んで〈転職〉に応じ、無事【姫騎士】に就いた。

 第十九章で初めてパートナーである竜、ゼニスと出会い、念願の【竜騎姫】へ。

 第二十九章ではアルテを指導しながらいくつかのダンジョンに出向き、1年生パーティをフォローしつつ、ノーアたちの攻略者の証集めに協力した。

 ギルドバトルでは第一試合でこそ良いところが無かったものの、第二試合ではゼフィルスチームになって最初からゼニス出撃。なんか大変はっちゃけたことになった。リーナはまだまだ竜の扱いに慣れていなかったのもあるだろう。ゼフィルスは竜と【竜騎姫】はこう使うんだよーーとばかりに見せつけて――観客をまた呆然とさせたとか。

 学年テストでは250位に付けている。



 ノエル 17歳 【声聖の歌姫】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉所属のアイドル女子。「男爵」「姫」のカテゴリー。

 ゼフィルスが最初に出会った天然の〈姫職〉。二つ名は普通に〈歌姫〉。

 ラクリッテとはいつも一緒にいるほど仲良し。緊張するときラクリッテを見れば落ち着くと漏らしていたとか。

 昇格試験では精一杯の援護と攻撃をこなし、仲間への貢献が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第二十九章のギルドバトルでは相変わらず、縁の下の力持ち。

 ラナと同じチームになれば組み、セレスタンと同じチームになれば組んで、強烈な援護で勝敗に大きく貢献した。

 ノエルが歌って応援すると勝率が上がるとか囁かれ始めている。アイドル力が凄い。

 学年テストでは289位。



 ラクリッテ 17歳 【ラクシル・ファントム】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「狸人」「獣人」のカテゴリー。二つ名〈幻盾〉。

〈エデン〉待望の盾職。期待を寄せられすぎて「あわわわ」するしかないラクリッテ。いつまでたってもド緊張するクセが抜けないのが悩み。

 昇格試験ではあまり活躍出来なかったが、ダンジョンでの活躍が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第二十九章のギルドバトルではシャロンと別チームに多く所属して本拠地の守りを多く担当した。

 幻影防御は攻撃を逸らしたりするときに大きく活躍することもあり、様々な化かし合いで本拠地を守った。

 学年テストでは312位。



 レグラム 17歳 【ウラヌス】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する。「男爵」のカテゴリーを持つ。二つ名は〈雷閃〉。

 以前職業ジョブ発現で悩んでいたところでゼフィルスにヒントをもらったことがあり、それもあって男子最高レベルの職業ジョブ、【花形彦】に就くことができたと恩に感じている。恩を返すために〈アークアルカディア〉に加入したと言ってもいい。

 とんでもないレベルのイケメンで顔がかっこよく、昔からよく女性に言い寄られていた関係で女性をあまり気にしない。でも幼馴染で婚約者のオリヒメだけは別。

 昇格試験では司令塔となり、冷静に仲間を引っ張り、作戦にて〈エデン〉を大きく揺さぶったことなどが大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第二十九章では、ついに夏休みに帰省しなくてもよくなった。去年参加出来なかった〈食ダン〉や〈海ダン〉など、今年は行けるためとても楽しみにしていたりする。

 ギルドバトルでは全試合でカルアと別チームに所属。オリヒメとは一緒のチームに所属して馬に2人騎乗してフィールドを駆け回り、全ての試合でカルアのツーマンセルと競い合った。なお、どちらが速いかより、どちらの指揮が優れているかの勝負になることが証明されてしまったので、ちょっと苦笑気味の模様。



 シャロン 17歳 【難攻不落の姫城主】 〈エデン〉所属 第667話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する「伯爵」「姫」のカテゴリー。

 二つ名は〈無情の城塞〉。

「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を肩に着け、パッツン前髪に薄紫系のボブヘアーと赤系の瞳をして明るい雰囲気を持つ女子。男子との距離が近く、胸が大きいため勘違いさせやすい系女子でもある。

 ミサトと知り合い、ミサト経由でメルトを紹介してもらい仲良くなった。その後は親身に〈転職制度〉を進めてくれたり相談に乗ってくれたりして仲を十分深めたところでゼフィルス登場。とどめを刺した。

 無事【姫城主】に就いたシャロンはメルトに大きな恩を抱いている様子。

 第二十九章のギルドバトルでは、ヴァンと全試合別チームに所属し、全試合で本拠地を囲って防御に努めた。相手にセレスタンとナキキがいると要警戒。

 ゼフィルスチームにいると防げるのに、リーナチームに所属すると防げない不思議を体験中。自分は城を建造するだけだと思っていたシャロンもゼフィルスの指揮を受けて新たなステージへ一歩踏み出した。

 学園テストでは355位。



 サチ・エミ・ユウカ 17歳 【神装剣士】【神装本士】【神装弓士】〈エデン〉


〈戦闘課2年2組〉に所属するノーカテゴリーの仲良し3人娘。

 3人とも【魔装】系の職業ジョブに就いたため意気投合。今ではいつも一緒にいるようになっている。最近の二つ名は〈神装シスターズ〉。

 以前までノエル、ラクリッテとパーティ〈お姫様になりたい〉を組んで勇者ファンでもトップのパーティとして一部で知られていた。

 勇者ファンとしてはゼフィルスは推しだが、どちらかというとアイドルを相手にしている感覚に近い。本当の意味でただのファン。

 第二十九章では、勇者ファンに「ゼフィルス予報に新たな報告あり!」「なんと第三アリーナを借りての〈エデン〉ギルド内練習ギルドバトルをすることに決まったよ!」「これは必見。間違いなくゼフィルス君は色々やらかすと思う」などなどの不穏な言葉を広め、アリーナが満席になる切っ掛けの1つとして貢献した。

 なお、「新しいゼフィルス君応援グッズの販売は無いのか」と散々勇者ファンに頼られたが、「今回は身内のギルドバトルだから」「勇者グッズの販売はありません!」「というか私たちも応援してほしいからグッズは無し」などと言って乗り切っている。応援が片方のチームに傾いてはいけないよね。

 学園テストでは奇しくも去年と同じ1000位、1001位、1002位に付いている。



 トモヨ 17歳【ガブリエル】〈エデン〉所属 第570話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉所属するノーカテゴリー女子。

 肩に掛かるピンク系の髪に青緑系の瞳を持ち、レザー系に金属パーツを加えた鎧を着て、両手には大盾を一つずつ装備している女子。また胸部装甲はシズを越え、エステルに並ぶほど。二つ名は〈盾天使〉になった模様。

 掲示板の元盾士2年生。現在は盾天使2年生。

 勇者ファンであり、勇者の講義第一期生として育成論に参加し急成長した一人。

 第二回大面接でとうとう〈アークアルカディア〉の加入に合格した猛者。

 第二十九章では育成が進み、防御オンリーとして【ガブリエル】の力に慣れてきた。ただギルドバトルでは敵性モンスターを撃破する手段が無くてちょっと慣れない模様。自己回復ができる非常に硬いタンクとしてラクリッテ共々本拠地の防衛を任される機会が多かった模様。

 学年テストでは345位。



 カタリナ 17歳 【方舟姫はこぶねひめ】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「侯爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 美しい黒髪を背中まで流し、白のドレス風装備を着こなす少女。

 お嬢様気質で自分の好きなことに一途。他のことが目に入らないとも言う。少し天然。最近はゼフィルスの前では猫を被っているが、被り切れていないときもある。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。

 第二十九章のギルドバトルでは結界使いとして様々なチームに入ったが、一言。なんか結界って……凄く破壊される!(※〈エデン〉ではです。他のところではそんなことはありません)

 そんなことで、ちょっと自信を無くして意気消沈中のカタリナだったが、何事も使い方。ゼフィルスの指導を受け、新たな結界の張り方やタイミング、集中の仕方を学ぶと、かなり良い感じに防御が決まるようになって自信を取り戻した。

 学年テストでは11位。ギリギリ10位を逃してちょっと落ち込み中。



 フラーミナ 17歳 【傲慢】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「犬人」「獣人」のカテゴリーを持つ。

 二つ名は現在錯綜中。

 肩に掛かる青髪を後ろに纏め、やや垂れた感じの犬耳を持ち、オレンジ系の軽装、学生服に近い装備を着ていてセーターのような上に短いミニスカート、そして白とオレンジの大きなマントを装備している少女。

 ちょっとお嬢様気質のロゼッタとカタリナの面倒見役でしっかり者。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はフラウ。

 第二十九章のギルドバトルでは、相変わらず〈拠点落とし〉ではないので防衛モンスターが召喚出来ず、ちょっとやりにくそう。

 また、後輩が召喚を覚えて色々モンスターを呼び出すと、自分のアイデンティティがピンチだとちょっと震えた。

 ただゼフィルス曰く、あれは召喚、テイムにはテイムの素晴らしいものがある。特に上級モンスターはこれからだ。と励まされた。

 曰く、〈集え・テイマーサモナー〉が何か準備しているらしいとか。

 学年テストでは161位



 ロゼッタ 17歳 【天守護の騎士姫】〈エデン〉所属 第593話・正式登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 赤髪をサイドテールドリルヘアーにし、白銀を基調とした騎士鎧を着て大盾と長剣を装備した女子。

 エステルやアイギスと同じく生真面目口調で、色々発育が著しい。

 リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はロゼ。二つ名は〈列車姫〉。

 第二十九章のギルドバトルでは、とても自信のあった〈ブオール〉がなぎ倒されてしばし呆然。ゼフィルスの〈装甲列車〉戦法はもうとんでもない強さ、これを防ぐには要塞でも難しいと思っていただけに衝撃はとても大きかった模様。

 ただ、そういう相手が居ることと、やられた経験は貴重で、2戦目からはナキキを回避、もしくはやられても立て直しが早くなった。

 学年テストでは155位。



 オリヒメ 17歳 【ネプチューン】〈エデン〉所属 第477話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 レグラムの婚約者。二つ名は〈とつのオリヒメ〉。

 ちょっとお茶目な性格。レグラムへの愛なら誰にも負けないと思っている。

 ただ、ライバルは多いので、自分磨きに余念が無く、積極的にレグラムとの愛を深め、常に周りを牽制している。

 また自分だけではなく、他人の恋愛も大好き。恋愛の知識も豊富。

 ミサトやリーナからは密かに恋愛マスターの名で呼ばれている。

 第二十九章ではレグラムと過ごす完璧な夏休み計画が仕上がった。

 また、学年テストでは素でレグラムと順位タイを叩き出し、運命をヒシヒシと感じている。

 また最近は夏祭りについて女子から相談を受ける機会が増加中。

 浴衣から化粧、回るルートの順番、他の人と被らない店選びなど多岐に渡り、〈エデン〉メンバーの強い味方となっている。

 学年テストでは3位。



 エリサ 19歳(?) 【睡魔女王】〈エデン〉所属 第638話・初登場


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「悪魔」のカテゴリーを持つ。

 フィナリナの双子の姉。二つ名は〈眠り姫〉に決定。なお眠らせる方である。

 当初【ロリータ】に就いていたため18歳にも関わらず見た目が10歳くらいと幼く、危機感を抱いて〈エデン〉の大面接を受けた。

 もうなんでも良いからゼフィルスにお任せという判断が功を奏し、〈天魔のぬいぐるみ〉を使わせてもらえる人物を探していたゼフィルスの目に留まり見事に採用された。その後、妹フィナの口車に乗って「悪魔」系統の職業ジョブ【ナイトメア】に〈転職〉、本人はこれで「ナイスバディは確定ね!」と思っているが、そこまで成長するのかは神のみぞ知る。

 元々金髪碧眼10歳ロリという天使と見間違うような見た目だったが、これからは「悪魔」系統の先駆者になるべく形から入り、〈天魔のぬいぐるみ〉の悪魔っ娘を参考に髪色を紫系に染め、瞳には赤系のカラコンを付け、背中にコウモリの羽を装備したスタイルに変身イメチェンしている。

 第二十九章のギルドバトルでは、みんな『即死無効』のついた〈身代わりのペンダント〉をしていたため、初めて〈即死〉が不発した。ただ〈睡眠〉は効くので、もっぱら〈睡眠〉の状態異常付与メンバーとして参加したのだが。

 後で聞かされる衝撃の事実、ゼフィルス曰くアクセを2つ装備しないといけない〈乗り物〉タイプの相手に対しては効くため、〈乗り物〉特効になり得るとのこと。

〈乗り物〉を止めるどころか、進んで狩りにイケるんだぞ? と聞かされてエリサは愕然としたとか。お披露目はまた今度である。

 学年テストでは89位



 フィナリナ 19歳(?) 【ミカエル】〈エデン〉所属


〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「天使」のカテゴリーを持つ。エリサの双子の妹。二つ名は〈妹天使〉。

 見た目は姉と瓜二つだが目が若干半目でテンションがやや低いので正面からなら見分けることができた。しかしエリサが悪魔に変身イメチェンしているために今はどこから見ても判別可能。

 エリサとしっかりとした話し合いで「天使」系統を勝ち取り無事【アークエンジェル】に〈転職〉した。

 エリサとは違い何もイメチェンしていないにもかかわらず〈天魔のぬいぐるみ〉の天使に見た目がそっくり。エリサと抱き合えば〈天魔のぬいぐるみ〉と瓜二つでルルを勘違いさせ虜にした。

 性格は温厚に見せかけて積極的、ゼフィルスには〈エデン〉へ採用してくれたことと〈天魔のぬいぐるみ〉を使ってくれたことで、とても恩を感じている。

 第二十九章のギルドバトルでは空からの奇襲を担当。ただトモヨが相手側にいる場合天使対決が勃発した。観客が空飛ぶ天使同士の対決にポカンとしていたとか。

 なお、レベル差はあれどトモヨが硬すぎるので全試合でドローである。

 フィナはこれを見て「もっと天使を増やすべきではないでしょうか」とゼフィルスに申告したとか。

 学年テストでは87位。



 セレスタン 17歳 【闘神執事】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「男」を持つ。

 ある筋から大物さんが〈エデン〉に介入するため(?)、勇者ゼフィルスの下に就けるために送り込んだ。しかし、職務に忠実なので特に不満はない模様。

 下部組織ギルドのギルドマスターが出来る人材がいないため、セレスタンがその枠に収まることとなる。

 その後ダンジョンで当たった〈城掘突貫ドリル〉が大きな転機を生み〈エデン〉に返り咲いた。

 第二十九章のギルドバトルでは驚異のプレイヤースキルで相手チームに立ちはだかり、4戦中退場ゼロで何人ものメンバーを敗者のお部屋送りにした。

 同時にドリルの恐怖を十全に知らしめた。

 セレスタンを城に近づけると大変。でも近づかなくても大変。

 そのプレイヤースキルは〈エデン〉の中でもトップクラスである。



 ニーコ 17歳 【トレジャーハンター】〈アークアルカディア〉所属


〈支援課2年1組〉所属のノーカテゴリーの研究者。

 元々研究所にて学生研究員として所属していたが、〈エデン〉のミサトのスカウトと、ミストン所長の推薦もあり、また自由にアイテムを研究させてくれるという契約に引かれて〈エデン〉の下部組織ギルドに加入した。

 思ったよりハードなギルドで、体力が続かないことが悩み。なお、体力を付けることには反対している。

 宝箱を見るとたまに暴走する。

 第二十九章では休暇に次ぐ休暇を満喫した。

 なんとテスト期間はダンジョンに入れなくなるということで実に3週間も休暇をもらってしまったのだ。ニーコ、「これ本当に大丈夫? 逆に反動が凄く怖いんだが?」とかなんとか言いながら微妙にテストに集中できなかった模様。

 なお、テスト明けはやっぱり捕まってそのままダンジョンで活躍した。

 学年テストでは支援課で4位。「1位逃した!?」と愕然とするニーコであった。



 アルル 17歳 【神炎の鍛冶王】〈アークアルカディア〉所属


〈鍛冶課2年1組〉に在籍している「ドワーフ」のカテゴリーを持つ。

〈アークアルカディア〉で唯一の鍛冶職。

 見た目小さな少女ドワーフでマリー先輩と同郷なため独特ななまり口調をしている。主に炎が大好きで、炎を使った生産が得意。料理も得意でハンナとは生産仲間という事もあって意気投合した。

 元々不動のCランクギルドと呼ばれた〈ドワーフの集い〉に在籍していたが、髭校生が趣味じゃなかったのと、上級職への〈上級転職ランクアップ〉を報酬にスカウトされたことで移籍した。

 第二十九章ではついにお披露目、マリー先輩と組んで作っていた1年生の上級装備完成!

 ギルドバトルでは自分が作った最高傑作の1つを使って戦うメンバーを見てとても心を躍らせた。

 学年テストでは、鍛冶課で3位。



 カイリ 17歳 【ダンジョンインストラクター】〈エデン〉所属

〈支援課2年1組〉に所属するノーカテゴリーの探索者。

 スポーツ少女で走るのが好き。髪も短く日焼け姿でスラリとした足を持つ陸上系女子だ。高位職にも関わらず、元々Eランクギルドの〈アドベンチャーズ〉という弱小ギルドにいたが、ミサトのスカウトを受けてコロッと簡単に〈アークアルカディア〉に移籍した。第二十四章からは〈エデン〉に昇格している。

 第二十九章ではテスト勉強に集中した。なお、テスト期間中でも外に出て〈救護委員会〉のメンバーなどに見つかるときっちりした挨拶をされるので、若干引きこもった。〈救護委員会〉にとって〈謎ダン〉調査を大きく前進させたカイリはVIP待遇である。あとテスト終わったら一緒に〈謎ダン〉行きましょうという圧が凄かったとか。

 結局カイリはゼフィルスが奪って〈守氷ダン〉に潜ってしまったが、カイリ本人としてはちょっとホッとしているらしい。

 学年テストでは支援課で9位。



 ラウ 18歳 【獣王】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年2組〉に所属する男子。「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉に所属したが、上を目指すために脱退し、新たに〈新学年〉の高位職のみでギルドを結成した。

 しかし、ラウは地頭は良いがリーダーの気質は無かったらしく、色々と苦労人。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第二十九章のギルドバトルでは第一試合から退場して会場をどよめかせた。

 ラウは【獣王】。獣人系で最強クラスの職業ジョブの一角。獣人に取って羨望と尊敬の存在。

 そこに就くためには〈獣王ガルタイガ〉の精鋭と力比べもした。

 だがそれを超えるメンバーって、〈エデン〉には結構居るのだ。

 今回の試合では、たとえ【獣王】ですら〈エデン〉と戦えば捻られると学園に知れ渡る結果になり、少なくない阿鼻叫喚を発生させたとか。

 学年テストでは9位。



 ルドベキア 18歳 【先駆せんく時兎ときうさぎ】 〈エデン〉所属

〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「兎人」「獣人」カテゴリーを持つ。

 元〈金色ビースト〉メンバーで、ラウと共に脱退した1人。愛称はルキア。

 黒色の長い髪に金色に近い瞳を持ち白系の和服をベースにした民族衣装っぽいものを着ている。

 ラウとは仲が良いが友達止まりの模様。

 第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第二十九章では、ついにギルドバトルでその力が開花。

 というか、今まで〈エデン〉の戦法が強すぎてルキアが動くほどでもなかったのだが、その戦法が敵側に渡ってルキアも動く必要が出てきて、その力の全容と強さが明らかになったのだ。もちろんゼフィルスの指示である。

 ルキアは今回のギルドバトルで色々目から鱗が落ちた模様だ。

 学年テストでは25位。



 ヴィレルノーア 16歳 【革命姫帝王レボリューションエンプレス】 第1140話・初登場

 学園長の末の孫娘。「公爵」「姫」のカテゴリーを持つ。愛称はノーア。

〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪碧眼。背中に流した髪は先の方がやや巻いており、頭の後ろやや下に大きな赤いリボンを付けている。とある部分は今まで学年、上級生を合わせてもトップに君臨していたエステルに並ぶほど。むしろ去年のエステルを抜いているまである。

 好奇心旺盛。現在は落ち着いてきたらしいが、昔はかなり活発で、特に斧や大剣などの長物を振り回すのが大好きだった。今でも長物を見るのは好きであり趣味でもある。

 学園長の切望空しく前衛職の〈姫職〉、【革命姫】に就いて〈エデン〉へ加入した。

 第二十九章のギルドバトルでは、事前にゼフィルスとは別チームになることが決定した。どうやらクラリスとシエラによって一緒にすると危険だと分けられた模様。

 あまりに目立つため結構行動を押さえられることが多々あり、また初の試合だったこともあって今回のギルドバトルではなかなか力を発揮できなかった。

 しかし、2戦目、3戦目と、試合が進む毎に腕が良くなっていき、4試合目では、LVが追いつけば上級生とも戦えそうなところまで腕を上げていた。

 学年テストでは1年生で1位。



 クラリス 16歳 【操千そうせん剣姫つるぎひめ】 第1140話・初登場

「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

〈秩序風紀委員会〉の元ギルドマスターメシリアの妹。クリーム色の髪をサイドテールにまとめているのはお姉ちゃんのマネ。

 男装が似合うほどスラッとしていていつも長ズボンを着用している。

 ノーアとは幼馴染であり従者であり護衛でもある。

 危険なことに首を突っ込もうとするノーアを制御するのにいつも四苦八苦している。ノーアが〈エデン〉に加入するということで一緒に加入させてもらった。 

 第二十九章のギルドバトルでは完全にキキョウに狙われていて上手く力を出し切れなかった部分があったが、ノーアと一緒で試合が進む毎に徐々に腕を上げていった。空中から迫る相手に対しなかなかに融通が利くため、割とリーナから重宝された。また、全試合でノーアと同じチームだったので全敗して若干しょんぼりしている。

 学年テストでは1年生で10位。



 サーシャ 16歳 【氷帝姫ひょうていひめ】 第1144話・初登場

「伯爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 腰まである桃色系の髪をウェーブにし、髪の色より少し赤に寄った瞳を持つお嬢様という姿。

 シャロンの友達にしてツッコミの名手(?)。背が小さく「ですの」という語尾も相まって少し幼く見える。

 代々〈氷属性〉の職業ジョブを輩出してきた名家の出身。

 ノリがマリー先輩に似ているという理由でゼフィルスが即加入を決めた。

 第二十九章では上級職【氷帝姫ひょうていひめ】に〈上級転職ランクアップ〉した。それから数日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

〈ブオール〉に乗ったり〈イブキ〉に乗ったり、横転させられたり、城を守ったり対人戦したりと、まあ初体験をたくさん体験して色々ツッコミが追いつかなくなってパンクした模様。ツッコミを入れるのをやめてギルドバトルに集中し、なかなか良い戦果をあげた。

 学年テストでは1年生で3位。



 ヴァン 16歳 【一国一城の主】 第1145話・初登場

「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 メルトの幼馴染にしてかなりの初心、だったが。メルトに鍛えられある程度改善。否、何が原因かハッキリさせた。結果ヴァンは女性がある程度大きいと初心な反応を示すと判明した。

 なお、タンクとしての腕は確からしい。

 第二十九章では念願の【一国一城の主】に〈上級転職ランクアップ〉した。

 それから数日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

 第二拠点を建てられるが、普通に毎回狙われて全試合で退場を経験した。

 特にセレスタンやナキキは城を壊すし、他の人からはヴァン自身が狙われるしで、最終的に守り切れずに退場する。対人戦を鍛え直す必要があるとヴァンは再認識したのだった。

 学年テストでは1年生で32位。



 カグヤ 16歳 【神使の巫女狐】 第1146話・正式登場

「狐人」「獣人」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。

 白い髪に赤系の瞳、髪は背中に流され、頭の上にはリボンでちょこっとだけ髪を結んでアクセントになっている。

〈エデン店〉の未覚醒職員を纏めていた元リーダー。明るいムードメーカー。

 リーダーだったためゼフィルスとの接点がとても多く、ヒーラーである【巫女狐】に就くと宣言したためゼフィルスから注目されていたりする。

 覚職するまでゼフィルスから何もお声が掛からなかったため密かに凹んでいたが、その後無事にお声が掛かって〈エデン〉へ加入した。

 第二十九章ではゼフィルスのオススメで【神使の巫女狐】に〈上級転職ランクアップ〉した。

 それから数日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

 召喚獣は出して指示すれば良い感じの働きはしてくれるものの、いかんせんカグヤ自身はまだまだギルドバトルや対人戦は不慣れでよく退場した。次こそ頑張る所存。ゼフィルスからは、もうちょっと身を隠した方がいいよとアドバイスをもらったとか。

 学年テストでは1年生で285位。



 キキョウ 16歳 【嫉妬】 第818話・初登場

「狐人」「獣人」のカテゴリーを持つロリっ子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 つやつやのサラサラな藍色の長い髪に青い瞳、耳の内側は白い毛がもふもふしている。和服が似合いそうなロリ狐人の女の子。

 アリスが大好き。警戒心がとても強く、アリスに近づく男には容赦なく怪しい人認定する。

 入学の際案内してくれたハンナのことをとても慕っている。

 アリスを助けてもらい、ゼルレカの兄の勧めもあって安心して〈エデン〉へと加入した。

 第二十九章のギルドバトルでは【大罪】としての力を振るい、大きく勝利に貢献した。おそらく1年生の中でMVP。

 相手のスキルや魔法を封印、打ち消すため様々な場面で活躍。パメラの『忍法・えん爆裂丸ばくれつがん』を『それ私もやるー』でコピーして相殺したときはパメラがとても面白い顔になっていたりした。

 また【嫉妬】のユニークスキルは相手のユニークスキルを解除出来る程強力なため温存していたら、結局使わなかったのはご愛嬌。現在、1年生最強はキキョウかもしれないと噂が立っている。

 学年テストでは1年生で7位。



 アリス 16歳 【雷神姫】 第818話・初登場

「子爵」「姫」カテゴリーの幼女。〈戦闘課1年1組〉所属。

 金髪青眼、三つ編みの幼女。性格も幼女、話し方も幼女タイプ。

 学園祭で危ないところを2回も救われ、ゼフィルスのことを良い人認定した。

 子爵家の伝家の宝刀、「お兄ちゃん」呼びを発動し、ゼフィルスの心にダイレクトアタックしている。

 もちろん進んで屈したゼフィルスによって〈エデン〉へ加入した。

 第二十九章のギルドバトルでは、ずっと誰かの指示を聞いて攻撃魔法を放ちまくっていた。自分ではとーっても強いよー! と思っていたのに〈エデン〉ではよく防がれたりする事実を見て、アリスはずいぶんとびっくりしたとか。

 また、試合が進むとパターンもだいぶ固まってきて、アリスが攻撃、相手が防御スキルをしたらキキョウが打ち消して直撃、という流れを掴みつつあり、アリスも成長している。

 学年テストでは1年生で110位。



 アルテ 16歳 【聖乗の姫騎士】 第1206話・初登場

「騎士爵」「姫」カテゴリーのナイト。〈戦闘課1年1組〉所属。

 アイギスの妹で同じく白に近い銀髪系の長い髪を一部三つ編みカチューシャにしてリボンで留めている女の子、瞳の色もアイギスと同じ青系でアイギスにかなり似ているが背がだいぶ小さい。

 学園に来る途中、道が土砂崩れで分断され大きく迂回したため入学式に出られず遅れて到着した。到着してもなぜか〈エデン〉に近づけずだいぶ焦ったものの、なんとかアイギスとの連絡に成功。そのままゼフィルスに紹介されてトントン拍子に〈エデン〉へ加入した。

 第二十九章ではアイギスから色々と〈イブキ〉の練習に付き合ってもらいながら修業中。だが元々のセンスの高さもあってかなり上達している。

 ヒナと縦横無尽に駆け回る技を磨き上げ、ギルドバトルで初披露。アルテの騎乗テクニックはセレスタンを撒いて倒れた味方の回収に成功するレベル。

 シェリアの暴走、もとい猛攻からもなんとか逃げ切った。アルテ曰く、暴走する大精霊2体から追いかけられるのちょー怖いです、とのことだ。

 非常に優秀な乗り手だとギルド内外に示せた模様。アイギスも密かに鼻が高かったとか。

 学年テストでは1年生で341位。



 ハイシュミネ 16歳 【世界樹の番人】 第1232話・正式登場

「エルフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 愛称はシュミネ。〈エデン〉ギルドメンバーからは全員愛称で呼ばれている。

 髪はシェリアに近い黄緑色で後ろに1本結んで背中まで流されており、髪と同色の瞳を持っている。

 ナキキとミジュの面倒見役。元〈エデン店〉の従業員の1人だった。

 ゼフィルスのことをとても尊敬している。器の大きな人だと思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。 

 第二十九章ではゼフィルスの頼みで【世界樹の番人】へ〈上級転職ランクアップ〉した。

 それから2日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

上級転職ランクアップ〉したばかりでまだまだ慣れていないようで、ギルドバトルの試合では3試合で退場を経験。なまじ結界が強力で、本人がお母さん的性格で守りたがりなため、前に出ることが災いした。よくやられる。

 最終的にナキキやミジュから、もっと後ろにいることと下がらされた。なお、その4試合目だけは生き残ったのでナキキとミジュの言葉は大正解だった模様。

 学年テストでは1年生で4位。


 ナキキ 16歳 【破壊王】 第1232話・正式登場

「ドワーフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 髪は赤毛混じりの茶髪で、三つ編みを二つ、背中まで垂らしているロリだ。身長はアルルより若干低い。語尾に「っす」をつけているのは職業柄。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、親元を離れ寂しがっている時にシュミネに甘やかされて以来シュミネのことをお母さんだと密かに思っている。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第二十九章ではキキョウから気をつけるように助言があったが、何を気をつけたら良いのというレベルで【破壊王】に〈上級転職ランクアップ〉していた。

 それから2日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

 特効を大量に持つ【破壊王】はギルドバトルでかなりの脅威を誇り、様々な場面で大活躍した。特に〈乗り物〉は横転させてしまえばその試合中に使うことは難しい。ナキキ大活躍である。なお、3試合目と4試合目にはかなり狙われるようになってしまい、活躍する前に退場している。「次こそは頑張るっすー」と本人は燃えているとか。

 学年テストでは1年生で1000位ジャスト。



 ミジュ 16歳 【森界の熊掌者】 第1232話・正式登場

「熊人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。

 ブラウン系の髪と瞳を持ち髪は背中に流されているものの首下で大きくカールして毛先が上を向いている。雰囲気はニーコに似ていてやや足取り重そうというか、動くの面倒そうという雰囲気を出しているが、割と活発に動く。身長はラナと同じくらい。

 元〈エデン店〉の従業員の1人で、ナキキと一緒によくシュミネに甘えている。

 むしろ誰にでも甘えに行く子。

 第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。  

 第二十九章ではゼフィルスのオススメを受けて【森界の熊掌者】に〈上級転職ランクアップ〉した。

 それから2日後にギルド内ギルドバトルが勃発しててんやわんやした。

 ゼフィルスとツーマンセルが多く、様々なことを身近で吸収し、いろんな戦法を肌で実感した。非常にゼフィルスからの影響を受けてしまった1年生。

 全試合で生き残り、2度ほどナキキを敗者のお部屋に送ったのはご愛嬌。

 学年テストでは1年生で817位。



 クイナダ 17歳 【大軍一将之真神たいぐんいっしょうのまかみ】 第1200話・初登場

「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈留学生戦闘課2年1組〉所属。

〈迷宮学園・第Ⅱ分校〉からの留学生。

 赤に近いピンク色という目立つ髪をポニーテールにして背中に流し、同色でふわふわな尻尾がゆらゆら揺れる。身長はかなり大きくエステルと同格。

〈学園春風大戦〉の時にハンナを助けた。ゼフィルスに目を付けられた。

 第二十七章では【大軍一将之真神】ヘの〈上級転職ランクアップ〉を果たした。

 第二十九章では本校で初テスト。初ギルドバトル。色々頑張った。

 再テストが無い本校で赤点を取ってはいけないと、普段以上に頑張って勉強に取り組んだ。

 ギルドバトルではかなりの大活躍。さすがに2年生、しかも〈第Ⅱ分校〉のトップクラスの実力者だっただけあり、同レベルでも1年生には負けず2タテしたりと大活躍した。これには留学生組も燃えたようで、かなりの反響になっていたりする。

 学年テストでは30位。



 〈幸猫様〉 永遠の○歳 【神棚の主】 第57話・初登場

 招き猫を100倍可愛くして女の子にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を招く猫〉。

 ギルド設置型アイテムで、ギルド内に飾るとギルドメンバーに『幸運』が付与される。

 〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの神っぷりに神様みたいな猫だとあがたてまつられ、いつの間にそうなったのか、神棚に飾ってお供え物をするようになった。

 なお、お供えが肉派か魚派かで派閥が出来ている。ゼフィルスは肉派に所属している。

 お供えされたものはいつの間にか消えているが誰が食べているかは不明。

 懐がとても深く、ビギナーズラックで初回のボス戦では大体〈金箱〉が出るのは〈幸猫様〉のおかげだというのは公然の秘密(?)だ。

 第二十六章ではついに〈幸猫様〉を誰も持っていなかった謎が明かされた。

 第二十八章では他の〈幸猫様〉情報来たる。少なくとも2体のお仲間がどこかで幸運を与えておられるようだ。



 〈仔猫様〉 永遠の仔猫 【神棚の仔猫様】 第393話・初登場

 招き猫を仔猫化して女子高生にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を分け与える仔猫〉

 ギルド設置型アイテムで、〈幸猫様〉のいるギルド内に飾ると下部メンバーに『幸運』が付与される。

〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの可愛らしさにあがたてまつられ、〈幸猫様〉とセットにして神棚に飾ってお供えをされるようになった。

 なお、〈幸猫様〉の子どもみたいだと言われ、2体揃っていると〈親子様〉と呼ぶこともある。

〈ダン活〉プレイヤーの中には大量の〈仔猫様〉を手に入れて〈幸猫様〉と絡めて〈幸猫様一家〉というスクショを投稿した猛者もいた。これは多くの〈ダン活〉プレイヤーに愛され、今では攻略サイトのトップの背景に使われている。

 これにより〈幸猫様〉を絡めた尊ばしい作品が大量に世に出たのは有名な話だ。

 下部組織ギルド〈アークアルカディア〉が設立されたことにより、〈仔猫様〉から『幸運』が付与され、メンバーは皆お供え物をするようになった。



 マリアンヌ 17歳 【マーチャントキャラバン】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの商人。

 掲示板では商人2年生で知る人ぞ知られている存在。愛称はマリア。

 以前面接に応募したが、残念ながら落選。しかし夏休みで〈助っ人〉制度を利用して〈エデン〉へと仮加入することに成功した。

 第二十四章で念願が叶い〈アークアルカディア〉に正式加入することとなった。

 第二十八章では〈エデン店〉の仕事がほぼ自分の手を離れたマリアが新たな事業を展開する! ゼフィルスも「ダンジョンショップだ!」とテンションアゲアゲですぐに話は進んでいき、あっという間に学園も無視できない――どころか是非協力させてほしい、むしろ教えてほしいと頼み込んでくるような事業へと発展した。

 第二十九章では学園に出張し、新たな【マーチャントキャラバン】の人材が育つまでの間、ダンジョンショップを経営した。

 学園が発表したダンジョンの最下層へと出張し、そこで様々なものを売ったりレンタルしたりして、かなり騒がれている。

 新たな人材のタマゴもマリアが育成中だ。

 学年テストでは商業課で8位。



 メリーナ 18歳 【シークレットマネージャー】〈アークアルカディア〉所属

〈商業課3年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの秘書。

 ゼフィルスたちが初めて手に入れた素材を売ったときにその担当をした事が切っ掛けで〈エデン〉の専属担当となる。ハンナとは非常に仲が良い。

 単位も足りていることから〈総商会〉の所属について悩んでいたところでハンナから誘われ、〈エデン〉の〈助っ人〉として仮加入した。

〈総商会〉にいた頃は、何でも買い取りする代わりに最安値だったためあまり良いアイテムや武器は扱えなかったが、〈エデン〉では他で滅多にお目にかかれない物も扱えるため、メリーナはもう他にはいけない身体にされてしまったようだ。

 第二十九章では、ついに上級中位ジョーチュー級の商品が並んだ。装備はまだ〈エデン〉のメンバーたちのものを作るので精一杯だったが、ポーション類は別。ハンナ印の〈冷聖エリクシール〉など数点が並んだという。

 そして逸早いちはやくそれに気が付き買いに走ったのは、筋肉を唸らせたアランたち筋肉だったという。

 非常にお高かったポーションだったが、真っ先に筋肉たちが買いに走ったことで、我も我もとお客が群がり、毎日完売しているという。

 学年テストでは商業課3年生で2位。



 サトル 17歳 【デスマーチプロデューサー】

〈生徒会・庶務〉〈アークアルカディア〉所属。二つ名は〈デスマのサトル〉。

〈支援課2年1組〉にクラスが変わった。ノーカテゴリーの仕事人。

 間が悪いタイプで、いつも何かしらトラブっている。しかし、仕事には誠実で……いや、社畜根性が身についているため大量の仕事でも難なくこなす。デスクワークは非常に優秀。〈生徒会〉が一時人手不足でピンチに陥ったときに手を貸し、そのまま〈生徒会〉に加入した。

 第二十九章では〈エデン〉、〈アークアルカディア〉全てのメンバーの夏休みのスケジュールを纏め、みんながやりたいといったイベントや合宿のスケジュールなどの調整役を行なった。

〈エデン〉VS〈エデン〉が練習試合をするという情報を流したり、合宿でやるイベントの景品を姉のフラーラに頼みに行ったりと、色々駆け回った。

 学年テストでは支援課で9位。


 アルストリア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・会計〉

 ハンナちゃんストーリー第8話・初登場〈アークアルカディア〉所属

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 背中まで流れる金髪をウエーブにしており、頭には翼の飾りのついたカチューシャをつけている。青系で優しい瞳をしている。

 家が王都を拠点にする大型錬金店の娘で、経営などに強い。ですわ口調ではあるが驕ったところは無く、割と世話焼きの性格。シレイアさんが見ていられず、よく手助けをしている。また、ハンナとは大の仲良し。

 第二十九章では、〈エデン〉VS〈エデン〉の練習試合を行なうということで、カイリの属性矢やシズの爆弾など、様々なものを用意した。

 だが、9割くらいシエラに粉砕された上にほとんど効かなくて少し凹み中。

 相手が悪かったとしか言い様がない。



 シレイア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・書記〉

 ハンナちゃんストーリー第8話で本格的に登場〈アークアルカディア〉所属。

〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。

 グレー寄りの白髪をボブにしていてカチューシャをしている。瞳はゴールド系だが、よくバッテンになる。

 クラスの中でレベルも高く、意識も高いためかなりの実力者。人見知りで、気持ちが高まったりすると言葉が噛み噛みになるのが悩み。

 ハンナとはとても仲良しで大親友。ハンナから教えを受けて、ハンナのために何か頑張ろうと奮闘する姿は微笑ましい。

 第二十九章ではアルストリアさんとギルドバトル用に色々とアイテムを作って、それを納品したり、ハンナの上級中位ジョーチュー級ポーションの作製を手伝ったりした。

 あとヘルプニャンを磨いたりするのが地味に好き。

 


〈採集無双〉の採集メンバー。〈アークアルカディア〉所属

モナ 17歳【マスター・ファーマー】 ソドガガ 17歳【双工掘そうこうくつドワーフ】

アンベル 17歳 【大旋風コリマー】 タイチ 17歳 【伝説の釣りキング】

 採取のモナ、発掘のソドガガ、伐採のアンベル、釣りのタイチ。

 役割分担がキチンとしている上、みんな仲が良い。モナがリーダーを務めている。

 第二十九章ではゼフィルスたちに付いていって初の上級中位ダンジョン、〈守氷ダン〉に入ダン―――させてもらえなかった。さすがにまだ安全は確保出来ない模様。

 そのため今回は新メンバー組に同行したり、〈集え・テイマーサモナー〉のギルドに出張したりした。

 またギルド〈集え・テイマーサモナー〉との探索でとんでもないものを手にする。



 サティナ 17歳 【アイテムエンハンス】〈採集無双〉の元護衛担当。女子。

 ハンナちゃんストーリー第9話・初登場〈アークアルカディア〉所属。

 二つ名は〈横笛〉。

 ブラウン系の短い髪を黄色いカチューシャで止めたややロリ気味のダウナー系。言葉遣いはとても丁寧なのだが、感情の起伏が乏しい。

 アイテムを使う職業ジョブ故に支出額に毎回クラッとしていた。

 しかし上級職に就かせてもらい、アイテム代の掛からない今までと全く違う仕事まで紹介してもらって、ゼフィルスにはとても感謝している。

 第二十九章では〈ダンジョンショップ〉と提携ていけいしないかというお誘いにオーケーと請け負った。ただ、これについてはまだ時期尚早。上級に〈ダンジョンショップ〉が進出しなければサティナである意味があまりないので、とりあえずオーケーを出したまま今までの出張に戻った。

 だが、そこへ2つの吉報が舞い込んでくる。

 1つは、サティナ以外の【アイテムエンハンス】が現れたこと。これでもうサティナだけに仕事が集中することも無い。今後は休みが取れるよ。やったね!

 そしてもう1つは―――〈エデン〉の新メンバーが上級ダンジョンに進出したという報告だ。やったね! これにより、サティナの役割が大きく変わることになるのだが、それは後日の話。



 第29章登場人物



 マリー先輩 18歳 【マギクロスアデプト】 第28話・初登場

 Aランクギルド〈ワッペンシールステッカー〉のギルドマスター。

 第二十八章ではついにマリー先輩、度肝を抜く側に回る。

 第二十九章では〈エデン〉の新メンバーズ12人の新装備の作製を完成させ、急遽開催した〈エデン〉内練習ギルドバトルに間に合わせた。

 上級中位ダンジョン産の装備も多少作ることになり、〈ワッペンシールステッカー〉で働く商業課の学生たちの度肝を抜いて高笑い――マリー先輩は今日も笑いが止まりません!


 ヴァンダムド 79歳 【??】 第8話・初登場

 〈国立ダンジョン探索支援学園〉学校長。ファグナー公爵当主。

 サンタと見間違えるほど白い髭をたっぷり伸ばし、がっちりとした体型のご老公。フィリス先生やノーア、ヴィアラン会長の祖父に当たる。

 第二十九章では〈エデン〉がまたなんか〈守氷ダン〉に入ダンするとか言い出して「まだ、まだ攻略しないでくれ」と密かにお祈りした。そのお祈りは届き、〈守氷ダン〉の攻略は先送りになった! やったね! でも喜びも束の間―――〈エデン〉がギルド内ギルドバトルをするとかやり始めた。大変。

 学園長、もうこれは知っておかないとまずいと観客席に観戦する。

 そしてしばらくの間、燃え尽きてしまった。


 ケルばあ 79歳 【のろ返師がえし】 第758話・初登場

 上級下位ダンジョンの管理人。ヴァンダムド学園長と同い年であり、只者ではない雰囲気を持つ。

 嘘か真か、人の死期が近いと分かる目を持つため、上級ダンジョンの挑戦を希望する学生たちはケルばあからOKを貰わないと入ダン出来ない。

 第二十九章では正式に〈上中ダン〉に常駐し、何度も〈救護委員会〉や〈攻略先生委員会〉、〈ハンター委員会〉に助言を告げて人助けをした。

 しかし、未だに〈エデン〉にはなーんにも言わない。


 ミストン 48歳 【??】 第65話・本格的に登場

 研究所の所長。運命の日までに1年生全員に実験を施すぞーをモットーに奮闘し、そして多くの発見や効率化を図り、無事1年生全員に処置を施すことに成功した。

 今や知らない者はいない時の人。

 第二十九章では〈エデン〉がギルド内ギルドバトルをすると言うので白衣の者を9割方連れてきて観戦した。全員とんでもないものを見てしまったとしばらく放心して――その後大熱狂した! 職業ジョブの可能性は無限大だ! やったー!


 フィリス先生 20歳 【上侍】 第12話・初登場

 迷宮学園、〈ダンジョン攻略専攻・戦闘課〉の教員。そして同専攻の卒業生でもある。リカの3つ上のお姉さん。

 去年1年間、とてもとんでもないクラスを率いた経験を買われ(?)〈戦闘課2年1組〉の担任に抜擢された。

 美人教師であり、彼氏の有無については、第十六章でついに彼氏無しだと判明した(お父様情報)。

 第二十九章では学園長と共に〈エデン〉内ギルドバトルを観戦した。

 でも内容はちょっと凄すぎて半分以上理解出来なかったらしい。


 セルマ 18歳 【闇の魔女】 第409話・正式登場

〈錬金術課・2年1組〉所属。ノーカテゴリー。

 掲示板の住人、錬金2年生ご本人だったが、現在は闇錬金2年生に改名した。

【闇の魔女】になったが、魔女に名前を改名する予定は、今の所無い。

〈転職制度〉を利用したが、〈錬金術課〉の〈新学年〉がセルマ1人しかいなかったため、少し早いが〈錬金術課1年1組〉へと編入されてしまった。ハンナとは同級生になった。昇級して2年生になってもクラスは1つなのでハンナたちとは同じクラス。

 第二十九章では、ついにゼフィルスに思い出してもらい(というよりゼフィルスはセルマがLVカンストしていると知らなかった)〈エデン〉から〈上級転職ランクアップ〉の話し来たる。

 だが、セルマを最大限警戒しているシエラとリーナのブロックが入り、最後までゼフィルスとの接触を制限されて撃沈。しかし、オススメ育成論を手に狂ったようにレベルを上げ、〈エデン〉の想定以上のホムンクルスを仕上げた。

 完全体ホムンクルスの性能は、ゼフィルスの予想を上回る出来栄えになっている。これぞセルマ執念。

 またその完全体ホムンクルスは、初陣で〈エデン〉内ギルドバトルに巻き込まれ、ゼフィルスによってやられたものの、その後ゼフィルスが使うことで有用性を示し、ホムンクルスという存在が一気に学園中に知れ渡り、後日大量の注文が届くことになる。

 セルマ本人は「違う、そっちじゃない!」と言いつつも、ギルドバトルではゼフィルスに自分似のホムンクルスを良いように使われる光景を見て、実は満更ではなかったとか。このまま自分のそっくりさんを使うことに慣れたら、もしかしたら本物にもワンチャンある? と密かに欲望を募らせている。


 ラムダ 17歳 【カリバーンパラディン】 第569話・初登場

〈戦闘課2年1組〉にクラスが変わった男子。「騎士爵」のカテゴリーを持つ。

 五大学園公式ギルド〈救護委員会〉所属。

 金色の短髪に爽やかな騎士風の顔を持つ青年。胸にシンボルのある全身白銀の鎧と大盾を持ち、片手長剣を腰に差している。

 ゼフィルスとは波長が合ったのかすぐに意気投合。戦って友情が芽生えた第一号。

 第二十九章では〈救護委員会〉のメンバーとして上級中位ダンジョン全体の調査に参加した。もちろんテスト期間はダンジョン禁止である。

 ランク1からランク10まで潜ったが、10回以上戦闘不能になったとか。

 学年テストでは10位。


 ミュー 17歳 【ハンターカウガール】 第426話・正式登場

〈戦闘課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの只者じゃないっ

 武器はスナイパーライフル。五大学園公式ギルド〈ハンター委員会〉所属。

 上級職【ハンターカウガール】に就き、ロープを巧みに使って高低差のある狙撃ポイントを確保する。

 第二十九章ではテスト期間以外は上級中位ダンジョンの各種ダンジョンで調査に当たった。なお、ハンターとしての勘がランク9〈爬翔ハショウの火山ダンジョン〉の奥地に何かがいると叫んでいる。いったい何が待っているのか。調査は続く。

 学年テストでは111位。


 ハク 17歳 【大妖怪九尾】 第552話・初登場

〈戦闘課2年1組〉にクラスが変わった女子。カテゴリー「狐人」「獣人」を持つ。

二つ名は〈百炎〉。〈百鬼夜行〉の新サブマスター。

 袴のような和風装備に身を包みワンドを装備している。白髪に白い三角耳、そして大きくモッフモフな尻尾を持つ。

 尊敬しているのはヨウカ先輩。ほとんど師弟関係。

 京都弁風な訛り口調で、結構人懐っこく絡んでいく性格。

 教室ではミサトとメルトに夢中というか、とても懐いていてミサトに嫌がられている姿はすでにクラスの名物になっているようだ。

 第二十九章では、ついに〈ミーティア〉から通算3回目となるランク戦を挑まれた。新サブマスターとしての初仕事である。試合は8月に入ってからを予定。

 ハクは〈ミーティア〉の面影にクラス対抗戦の時のメルトを重ね、舌なめずりしたとか。どうやら色々滾っている様子。


 アイシャ 17歳 【イモータルシャダウン】 正式登場話・不明

〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。ノーカテゴリー。

〈集え・テイマーサモナー〉所属。

 1年1組で名前の明かされなかった5人の女子の1人、唯一の1組継続者。〈闇の塔〉所属だったが、解散してしまい現在はAランクギルド〈集え・テイマーサモナー〉に所属している。

 頭が非常に良く、テストでは学年で毎回10位以内につく猛者。

 クラス対抗戦では決勝戦で最後の戦いまで生き残り人気が急上昇した。

 茶系の三つ編みにメガネをしている文学少女タイプ。

 第二十九章では〈集え・テイマーサモナー〉がさらにパワーアップした!

 上級下位ダンジョンで〈採集無双〉と共に頑張り、ついに採集に成功した例のアレが、順調に育ってきたのである。アイシャも五段階目ツリーが開放されたことで環境から身を守る術をモンスターに付与することができるようになり、不死身のモンスター集団を完成させ、〈氷ダン〉を攻略する寸前まで来ていた。

 上級中位ダンジョンへの進出の時は近いかもしれない。



















 オ■■ ■8歳 【冒■者】 正式登場話・不明

〈支援課3年■組〉所属のノーカテゴリー男子。

 掲示板の名無しの■■■3年生。

〈ダン活〉書籍版小説11■の書■■■しで名前判 ジ――――――ザザザザ―――は禁則事項に接触しました。

 ――天からマジもんの祝福を受けたような運命力を持つ。

 第二十九章ではアリーナ席でいつも通り、研究所職員と〈ギルバドヨッシャー〉に左右を挟まれ、王女親衛隊と勇者ファンから前後を挟まれた。

 さらに闇錬金との繋がりを得よう研究員とヨッシャーメンバーからがっつり確保される。■■■は思った。「よし、闇錬金を売ろう!」と。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る