【登場人物紹介】その12



 登場人物紹介 〈エデン〉所属


 ゼフィルス 16歳 【救世之勇者】〈エデン〉所属


 本作の主人公。〈エデン〉のギルドマスターであり、〈ダン活〉をこよなく愛するプレイヤーの一人だった。

 今もリアルな〈ダン活〉をはしゃぎながらプレイ中。

 第十二章では大変高度なやり取りを見事に纏め(?)、〈決闘戦〉を行ないギルドを勝利に導いた。

 初の中級上位ダンジョンの攻略やレアボス周回をやりまくり、計10個もの〈金箱〉産上級ドロップをゲット。上級職のレベルも同時進行で上げまくるなど、育成にも力を入れた。

〈決闘戦〉では初の上級職ギルドと戦闘し、初めてギルドバトルで犠牲を出したことで、今後のギルドバトルの課題やギルドメンバーのバランスを再検討している。




 ハンナ 16歳 【アルケミーマイスター】〈エデン〉〈生徒会〉所属


 本作で〈名も無き始まりの村〉の錬金術店の娘であり、隠しクエスト〈スライムに襲われた少女を助けろ〉で登場する非常に重要なキャラクター。

〈エデン〉では貴重な生産職。

 最近は魔石とポーションの大量納品で話題を呼んだことから〈魔薬まくすり錬金のハンナ〉と呼ばれている。

 第十二章では大量に送られてくる中級上位素材と上級レシピを元に色々作りまくっているようだ。シズが最近足繁あししげくハンナの錬金工房に通っていた姿が目撃されている。

 またCランクギルドになりギルドハウスが手に入ることになったことにより、ハンナの錬金はさらなる飛躍を見せるかもしれない。

 


 シエラ 16歳 【操聖そうせいの盾姫】〈エデン〉所属


 伯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「伯爵」「姫」を持つ。

 入学ジョブ測定の時にゼフィルスと縁を持ち、その後再会して〈エデン〉に誘われた。

 現在〈エデン〉のサブマスターとしてゼフィルスを支えている。

 第十二章でシエラは〈決闘戦〉の補佐として動いた。

 サブマスターとして関係各所に連絡、〈エデン〉が勝った場合、負けた場合両方を想定し、どちらのパターンになってもその後の動きがスムーズに動けるよう調整したとか。

 すでにギルドハウスへの引越しの準備やギルド部屋返上の書類なども用意してあるらしい。

 ダンジョンではゼフィルスとは別行動でカルアやシズ、リカと一緒に上級職のレベル上げをしていたようだ。付き合わされたノエルとラクリッテはレベルがカンストまで届いた様子。



 ラナ 16歳 【大聖女】〈エデン〉所属


 王女で「人種」カテゴリー「王族」「姫」を持つ。

 勇者と聖女が同世代に現れるなんてロマン。そんな理由からゼフィルスに突っかかり、自分が立ち上げる予定だったギルドに勇者を誘おうと画策するも、ゼフィルスの話術により撃沈し、ギルド〈エデン〉に加入する。

〈幸猫様〉を1日1回膝に置かないと調子が出ないらしい。

 第十二章では、ゼフィルスたちと共に中級上位ダンジョンのボスを周回しまくり、ボスを倒しまくっていた。おかげで攻撃魔法はもうすっかりマスターした様子だ。かなり攻撃的になっているが、その理由がゼフィルスが何かと兄ユーリの話をしてくるからだとは本人も気が付いていない。

 ボスに攻撃してストレス解消!

〈決闘戦〉ではラナが装備する〈白の玉座〉を狙ってきた〈テンプルセイバー〉を大変良い笑顔で吹っ飛ばした。

 ちなみに不届きにも〈白の玉座〉を賭けて欲しいと要望した〈テンプルセイバー〉にはなんとも思っていない模様。




 エステル 16歳 【戦車姫】〈エデン〉所属


 騎士爵家令嬢で「人種」カテゴリー「騎士爵」「姫」を持つ。

 ラナ王女の護衛として行動していた時にゼフィルスと出会い、そのままラナ王女ごとギルドに勧誘を受ける。

 エステルを【姫騎士】にラナを【聖女】にするという無茶な条件であったがゼフィルスは見事成し遂げたため忠誠を誓い、ギルド〈エデン〉に加入した。

 第十二章ではゼフィルスに連れられラナと共に中級上位ダンジョンで思いっきりレベル上げした。

 レアボス周回では〈サンダージャベリン号〉が光りユニークスキル回避に大きく貢献、さらに毎度のことながら全速力での最下層到着は少し鼻が高かったりする

 ただ、タバサ先輩からじーっと見つめられていたことだけが落ち着かなかったようだ。

〈決闘戦〉では騎士を相手にスピード負けせず小回りの利く〈戦車〉で翻弄しまくり、しょっぱなから1人を討ち取りギルドバトルに大きく貢献した。



 カルア 16歳 【スターエージェント】〈エデン〉所属


 傭兵団出身で猫の獣人、「人種」カテゴリー「猫人」「獣人」を持つ。

 元々Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉に所属予定だったが、完全に勘違いしてゼフィルスに売り込みをかけて採用される。

 現在〈エデン〉でもっとも素早い。

 カレー大好き、食べるの大好き。また、カレーは飲み物だと勘違いしている。

 カレーは食べ物だとゼフィルスに諭されたがまったく信じていない。

 第十二章ではリカと仲直り(?)した。

 上級職に至ったリカと再びパーティを組んでダンジョン攻略に勤しみ、たまにカレーを食べながら切磋琢磨した。



 リカ 16歳 【先陣の姫武将】〈エデン〉所属


 侯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「侯爵」「姫」を持つ。

 ぬいぐるみが大好きで、ある日特大〈モチッコ〉モチモチぬいぐるみ(現在の:モチちゃん)を購入しに行った所でゼフィルスと遭遇。なんやかんやあり〈エデン〉に誘われて了承した。

 毎朝ギルドに寄り、モチちゃんを愛でるのを日課にしている。

 第十二章ではとうとうリカも上級職の仲間入りを果たした。

 その日のうちからカルアたちとパーティを組んでレベル上げに勤しみ、ボスを狩りまくったらしい。

〈決闘戦〉ではその先陣特化のスキルをいかんなく発揮、ゼフィルスと共に練習していたコンボ、スキル回しを展開して見事〈テンプルセイバー〉の先陣を切り崩した。

 上級職に就けたことでカルアともまた仲良くなって落ち着き、一部のメンバーがほっとしているとかいないとか。



 セレスタン 16歳 【バトラー】〈アークアルカディア〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「男」を持つ。

 ある筋から大物さんが〈エデン〉に介入するため(?)、勇者ゼフィルスの下に就けるために送り込んだ。しかし、職務に忠実なので特に不満はない模様。

 下部組織ギルドのギルドマスターが出来る人材がいないため、セレスタンがその枠に収まることとなる。

 第十二章ではほぼ完全に裏方に徹した。

 シエラと共に関係各所への〈決闘戦〉の申請を始め、ギルドメンバーたちのスケジュールをサトルと管理、ギルドメンバーたちが上級職に就いたことで起こったダンジョン素材の大量取得の振り分け、売却、経理作業、その他もろもろ。

 セレスタンはいつもギルド〈エデン〉と〈アークアルカディア〉を支えている。



 ケイシェリア 16歳 【精霊術師】〈エデン〉所属


 とある森のエルフの里出身で、「人種」カテゴリー「エルフ」を持つ。

 愛称はシェリア。

 エステルの家とは古くからの交流があり、その縁で〈エデン〉に紹介された。

 自分で「エルフ」加入条件を持ってくる猛者。

 ルルお気に入りが進行しすぎて危ないレベルになっている事に本人は気付いていない。

 第十二章ではタバサ先輩に薫陶を受けた。

 同じ召喚スキル持ちということで、スキル回しから立ち回り、援護の方法をメインに伝授してもらった模様。



 ルル 16歳 【ロリータヒーロー】〈エデン〉所属


 子爵家令嬢で「人種」カテゴリー「子爵」「姫」を持つ。

 シエラと幼馴染であり、心配したシエラが自分の目の届くところに居てもらおうとルルを〈エデン〉に紹介した。

 面接を寝ながら受けて合格した猛者(?)。自称ぬいぐるみ愛好家。

 最近、ぬいぐるみをプレゼントされると知らない人でもホイホイ付いていくことが判明。シェリアから厳重に注意された。

 第十二章ではハンナやアルルたちロリっ娘、ではなく生産組の要望で足りない初級素材をゲットしに行った。

 1人ダンジョンでルンルンとお散歩する幼女が目撃され、〈救護委員会〉が保護しそうになったらしい。なおルルが〈エデン〉のメンバーでレベルカンストしていると分かると「行ってらっしゃい」と普通に見送られたとか。



 シズ 16歳 【戦場冥王】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナ付きのメイドだったが【戦場メイド】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 ラナ大好きであるが、エステルとは違いちゃんと自重している。

 ゼフィルスがラナと親しすぎるとちょっと威圧を放ったりする。

 第十二章では「分家」カテゴリーの中でも最強の上級職の一角、【戦場冥王】へと〈上級転職ランクアップ〉し、主人であるラナの〈白の玉座〉を狙う不届き者へ制裁を与えるため力を貯めた。

 自分の『戦場物資』を武器庫に変えるため、ハンナの錬金工房へ毎日顔を出して相談していたらしい。武器庫にするには時間も素材も足りなかったようだが。



 パメラ 16歳 【女忍者】〈エデン〉所属


 とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。

 元々ラナの隠れた陰の護衛だったが、無事【女忍者】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。

 第十二章では〈決闘戦〉に気合を入れて出場。普段は影に徹しているがパメラもラナの護衛だ。〈白の玉座〉を奪われるわけには行かないと全力闘魂した。

 結果、初動では相手をインターセプトして押さえ込み、ヒーラーを打ち倒すなど大きく貢献。最近ギルド〈エデン〉で一番弱いのは私デスか!? と戦々恐々していたパメラだったが〈城取り〉では自分はまだまだやれると自信が付いたようだ。



 ヘカテリーナ 16歳 【姫総帥】〈エデン〉所属


 公爵家令嬢で「人種」カテゴリー「公爵」「姫」を持つ。

〈戦闘課1年51組〉に所属するが〈転職〉に成功した高位職。

 【大尉】に就いてしまいお先真っ暗なとき、〈エデン〉からスカウトを受け、なんやかんやあって【姫軍師】に転職して〈エデン〉に加わった。

 交渉ごとなどが得意。ゼフィルスが右腕にしようと画策している。

 第十二章ではゼフィルスに猛烈アタックをかまし、見事ゼフィルスと一緒のパーティメンバーの座を射止めた。あと上級職【姫総帥】へと就いた。

 ダンジョンではラナがいたものの、こっそりゼフィルスとの距離を縮めた様子だ。クラス対抗戦では敵同士だったが、その距離を全力で埋めることに大成功した模様。



 メルト 16歳 【賢者】〈エデン〉所属


 伯爵家子息で「人種」カテゴリー「伯爵」「男」を持つ。

 短めの銀髪。背は小さくマリー先輩と同い年に見えるほどとゼフィルスは評価した。

 顔は凜々しくイケメンで知的な印象を与えている。胸ポケットには「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を差している。

 元々Bランクギルド〈金色ビースト〉に在籍していたが、とんでもないやらかしのとばっちりを受けそうだったため脱退を決意。ミサトの紹介で〈エデン〉へ加入することにした。

【賢者】の職業ジョブは伊達ではなく頭が良い。

〈決闘戦〉では〈地獄騎士〉と呼ばれて有名なアタッカー、〈テンプルセイバー〉のカサンドを、自分の身を掛けて全力で相打ちまで持っていった。

 その行動はとてもインパクトがありかっこよく、ファンが増えた模様(?)



 ミサト 16歳 【セージ】〈エデン〉所属


 とある伯爵家と懇意にしている部族出身カテゴリー「兎人」「獣人」を持つ。

〈戦闘課1年1組〉に所属する将来有望な少女。

【セージ】という非常にレアな職業ジョブに就いてしまったためにゴタゴタに巻き込まれ一時〈天下一大星〉に身を寄せるも脱退。また大きな火種になってしまい〈エデン〉に一時加入してこれを収めた。

 しかし、その時の言質で外堀を完全に埋められ〈エデン〉に加入することに。

〈決闘戦〉では残念ながら騎士とは相性が悪く不参加。

 掲示板でギルドの解説役(?)として元気に騒いだ。

 また、ゼフィルスからいくつか連絡があった模様。第二回大面接の時は近い。



 ノエル 16歳 【歌姫】〈エデン〉所属

〈戦闘課1年8組〉に在籍しているアイドル女子。「男爵」「姫」のカテゴリー。

 ゼフィルスが唯一出会ったといっていい天然の〈姫職〉。

 ラクリッテとはいつも一緒にいるほど仲良し。緊張するときラクリッテを見れば落ち着くと漏らしていたとか。

 昇格試験では精一杯の援護と攻撃をこなし、仲間への貢献が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第十二章では上級職になったシズやリカたちと共にダンジョン攻略に勤しみ、ラクリッテと一緒に中級上位ダンジョンデビューした。

〈決闘戦〉では急に上級騎士から狙われたことに動揺し、つい上級騎士には効果が薄いと言われていたノックバック特化スキルの『マイクオンインパクトソング』を使ってしまい無効化され、討ち取られてしまった。

 次はもっと頑張ろうと決意する。まずは装備から。



 ラクリッテ 16歳 【ラクシル】〈エデン〉所属

〈戦闘課1年8組〉に在籍している。「狸人」「獣人」のカテゴリー。

〈エデン〉待望の盾職。期待を寄せられすぎて「あわわわ」するしかないラクリッテ。いつまでたってもド緊張するクセが抜けないのが悩み。

 昇格試験ではあまり活躍出来なかったが、ダンジョンでの活躍が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第十二章ではダンジョンでレベル上げしてノエルと共にレベルカンストした。

〈決闘戦〉ではレナンドルギルドマスターが強く、【テンプルナイト】の彼に専念。タンク同士バトルを地味に繰り広げた。しかし、相手の防御も固く、必殺の『ポンコツ』はキメられなかった模様。



 アイギス 17歳 【姫騎士】〈エデン〉所属

〈戦闘課2年31組〉に在籍している騎士系女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリー。

 元〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、ずっと下部で燻っていたが、腕は悪くないとダイアスに連れられて〈エデン〉に紹介され、【竜騎姫】に就くのが夢と語ったところ採用される。

【ナイト】をカンストまで育てていたが、未練は無く喜んで〈転職〉に応じ、無事【姫騎士】に就いた。

 昇格試験では指揮を始め、仲間を助け引っ張っていく能力が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第十二章では、高位職【姫騎士】に〈転職〉し、仕上げてきたアイギスの突撃に〈テンプルセイバー〉のメンバーは大きく動揺し、ゼフィルスとのコンビネーションも加わって数人を討ち取ることに成功した。

 以前は下部組織ギルドメンバーであり標準職の【ナイト】として燻っていたアイギスはもういない。すでに親ギルド〈テンプルセイバー〉のメインメンバーすら討ち取れるほどに成長していた。



 レグラム 16歳 【花形彦】〈エデン〉所属

〈戦闘課1年8組〉に在籍している。「男爵」のカテゴリーを持つ。

 以前職業ジョブ発現で悩んでいたところでゼフィルスにヒントをもらったことがあり、それもあって男子最高レベルの職業ジョブ、【花形彦】に就くことができたと恩に感じている。恩を返すために〈アークアルカディア〉に加入したと言ってもいい。

 とんでもないレベルのイケメンで顔がかっこよく、昔から女性に言い寄られた関係で女性をあまり気にしない。しかし、幼馴染で婚約者の子だけは別。

 昇格試験では司令塔となり、冷静に仲間を引っ張り、作戦にて〈エデン〉を大きく揺さぶったことなどが大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。

 第十二章ではタバサの面接の一環として初めての〈即死〉ダンジョンへと向かい、貢献した。

〈エデン〉メンバーの中で自分だけダンジョン攻略階層が少なく、レベルも低かったレグラムにとってこれは渡りに船で、中級中位ダンジョンを2つ目の攻略となった。現在はメルトを始めとしたパーティを組んでダンジョンに潜りレベル上げ中。



 タバサ 18歳 【メサイア】 〈エデン〉所属 第372話・初登場

〈支援課3年1組〉に所属する女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 元Aランクギルド〈テンプルセイバー〉のサブマスターだったが、移籍して〈エデン〉に加入した。

 長く〈テンプルセイバー〉に縛り付けられていた思いが爆発し、〈テンプルセイバー〉のメンバーをみな下部組織ギルドに落っことした。本人は満足している模様。

〈エデン〉に入った理由は、いつか機会さえあれば〈白の玉座〉を買い取ることだが、まずは信用を得るために今まで自分が培ってきたノウハウを後輩に伝授していっている。

 面倒見の良いお姉さん。



 〈幸猫様〉 永遠の○歳 【神棚の主】 第57話・初登場

 招き猫を100倍可愛くして女の子にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を招く猫〉。

 ギルド設置型アイテムで、ギルド内に飾るとギルドメンバーに『幸運』が付与される。

 〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの神っぷりに神様みたいな猫だとあがたてまつられ、いつの間にそうなったのか、神棚に飾ってお供え物をするようになった。

 なお、お供えが肉派か魚派かで派閥が出来ている。ゼフィルスは肉派に所属している。

 お供えされたものはいつの間にか消えているが誰が食べているかは不明。



 サチ・エミ・ユウカ 16歳 【魔剣士】【魔本士】【魔弓士】〈アークアルカディア〉所属

〈戦闘課1年1組〉に所属するノーカテゴリーの仲良し三人娘。

 三人とも【魔装】系の職業ジョブに就いたため意気投合。今ではいつも一緒にいるようになっている。

 以前までノエル、ラクリッテとパーティ〈お姫様になりたい〉を組んで勇者ファンでもトップのパーティとして一部で知られていた。

 勇者ファンとしてはゼフィルスは推しだが、どちらかというとアイドルを相手にしている感覚に近い。本当の意味でただのファン。

 ゼフィルスの指導により集団時の三人一緒の行動もだいぶ身についてきた。

 第十二章では中級下位ダンジョンを周回しまくりレアドロップゲットと〈上級転職チケット〉ゲット、そしてレベル上げを狙った。

 レベルは中級下位ダンジョンの上限であるLV65に届いたものの、〈上級転職チケット〉は手に入らなかった模様。



 ニーコ 16歳 【トレジャーハンター】〈アークアルカディア〉所属

〈支援課1年2組〉に在籍している。ノーカテゴリーの研究者。

 元々研究所にて学生研究員として所属していたが、〈エデン〉のミサトのスカウトと、ミストン所長の推薦もあり、また自由にアイテムを研究させてくれるという契約に引かれて〈エデン〉の下部組織ギルドに加入した。

 思ったよりハードなギルドで、体力が続かないことが悩み。なお、体力を付けることには反対している。

 最近、宝箱を見ると暴走することが分かった。

 第十二章では〈アークアルカディア〉メンバーの中で初の上級職に就いたとしてお祝いされた。しかし、これがニーコに待つ激務の本当の幕開けだったとさ。



 アルル 16歳 【炎雷鋼ドワーフ】〈アークアルカディア〉所属

〈鍛冶課1年1組〉に在籍している「ドワーフ」のカテゴリーを持つ。

〈アークアルカディア〉で唯一の生産職。

 見た目小さな少女ドワーフでマリー先輩と同郷なため独特ななまり口調をしている。主に炎が大好きで、炎を使った生産が得意。料理も得意でハンナとは生産仲間という事もあって意気投合した。

 元々不動のCランクギルドと呼ばれた〈ドワーフの集い〉に在籍していたが、髭校生が趣味じゃなかったのと、上級職への〈上級転職ランクアップ〉を報酬にスカウトされたことで移籍した。

 第十二章ではゼフィルスたちが軽く挑んでは持ち帰ってくる大量の中級上位チュウジョウ鎧獣よろいじゅう鉄野てつのダンジョン〉素材を使い生産&レベル上げしまくった。

 上級職でもレベルが上がる素材を大量に与えられたアルルは「わはははは」と笑いが止まらなかった様子だ。



 カイリ 16歳 【シーカー】〈アークアルカディア〉所属

〈支援課1年2組〉に在籍している。ノーカテゴリーの探索者。

 スポーツ少女で走るのが好き。髪も短く日焼け姿でスラリとした足を持つ陸上系女子だ。高位職にも関わらず、元々Eランクギルドの〈アドベンチャーズ〉という弱小ギルドにいたが、ミサトのスカウトを受けてコロッと簡単に〈アークアルカディア〉に移籍した。

 第十二章では学園から協力願いが出された。

 そろそろ〈転職制度〉が始まる。イコール、レベルリセットされた学生が量産される。そしてそのレベルの低くなってしまった学生を安全にレベル上げするために『パーティインビジブル』や探索技術を持つカイリに学園は協力を申し出ていた。

 カイリはギルドではほとんど活躍できない。だってギルドのメンバーレベルが高すぎるから。ということで学園からの依頼を受けることにしたようだ。



 〈仔猫様〉 永遠の仔猫 【神棚の仔猫様】 第393話・初登場

 招き猫を仔猫化して女子高生にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。

 正式名称:〈幸運を分け与える仔猫〉

 ギルド設置型アイテムで、〈幸猫様〉のいるギルド内に飾ると下部メンバーに『幸運』が付与される。

〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの可愛らしさにあがたてまつられ、〈幸猫様〉とセットにして神棚に飾ってお供えをされるようになった。

 なお、〈幸猫様〉の子どもみたいだと言われ、2体揃っていると〈親子様〉と呼ぶこともある。

〈ダン活〉プレイヤーの中には大量の〈仔猫様〉を手に入れて〈幸猫様〉と絡めて〈幸猫様一家〉というスクショを投稿した猛者もいた。これは多くの〈ダン活〉プレイヤーに愛され、今では攻略サイトのトップの背景に使われている。

 これにより〈幸猫様〉を絡めた尊ばしい作品が大量に世に出たのは有名な話だ。

 今回下部組織ギルド〈アークアルカディア〉が創立されたことにより、〈仔猫様〉から『幸運』が付与され、メンバーは皆お供え物をするようになった。



 マリアンヌ 16歳 【マーチャント】〈助っ人〉無所属

〈商業課1年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの商人。

 掲示板では商人1年生で知る人ぞ知られている存在。

 以前面接に応募したが、残念ながら落選。しかしこの夏休みで〈助っ人〉制度を利用して〈エデン〉へと仮加入することに成功した。

 第十二章では増えまくる〈エデン〉の素材、アイテム、装備、エトセトラを効率よく売りさばいた。

 またメリーナ先輩とマリー先輩と手を組んで商品化した、勇者君横断幕が学園から評価され表彰されたらしい。



 メリーナ 17歳 【秘書】〈助っ人〉〈総商会〉所属

〈商業課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの秘書。

 ゼフィルスたちが初めて手に入れた素材を売ったときにその担当をした事が切っ掛けで〈エデン〉の専属担当となる。ハンナとは非常に仲が良い。

 単位も足りていることから〈総商会〉の所属について悩んでいたところでハンナから誘われ、〈エデン〉の〈助っ人〉として仮加入した。

 最近はすっかり〈エデン〉の一員として定着し、マリアンヌと一緒に多くの売り上げに貢献している。

〈総商会〉にいた頃は、何でも買い取りする代わりに最安値だったためあまり良いアイテムや武器は扱えなかったが、〈エデン〉では他で滅多にお目にかかれない物も扱えるため、メリーナはもう他にはいけない身体にされてしまったようだ。



 サトル 16歳 【ハードワーカー】〈助っ人〉〈生徒会見習い〉所属

〈支援課1年2組〉に在籍している。ノーカテゴリーの仕事人。

 間が悪いタイプで、いつも何かしらトラブっている。しかし、仕事には誠実で……いや、社畜根性が身についているため大量の仕事でも難なくこなす。デスクワークは非常に優秀。〈生徒会〉が一時人手不足でピンチに陥ったときに手を貸し、そのまま〈生徒会見習い〉として加入している。

 最近はセレスタンと行動を共にし、事務仕事を多くこなしている。

 セレスタンの右腕。



 第12章登場人物



 マリー先輩 17歳 【魔装束職人】 第28話・初登場

 二年生の先輩。Cランクギルド〈ワッペンシールステッカー〉のメンバー。

 第十二章ではきたるダンジョン週間と勇者が連日ダンジョンに入りまくっているという噂を聞いて、内心ドキドキとまた大量の素材が納品されるだろうとマリーは身構えていた。しかし、勇者からの納品は、あまりなかったのだった。

 これはいったいどういう事だろうと首を捻るが〈決闘戦〉の噂が聞こえてきて再び恐々。もしかして兄さん、纏め売りするつもりか!? とさらに震えが来ている模様。



 ユーリ 18歳 【英雄王】 第76話・初登場、第550話・本格的に登場

〈シーヤトナ王国〉第一王子にして王太子。〈戦闘課3年1組〉所属。

「人種」カテゴリー「王族」「王太子」を持つ。ラナの2つ上の兄。

 ラナとはとある理由で喧嘩中。(喧嘩の理由は小説一巻の書き下ろしで)

 Sランクギルド〈キングアブソリュート〉のギルドマスター。

 今回ゼフィルスに上級ダンジョンの攻略法を相談させてもらう代わりに、公正な公証人として〈テンプルセイバー〉との賭けレートをジャッジした。

 現在はゼフィルスのアドバイス通り上級下位ダンジョン(ランク2)の攻略を延期し、(ランク1)のダンジョンに挑み始めている。



 サターン・ジーロン・トマ・ヘルク 16歳 第213話・初登場

【大魔道士】・【大剣豪】・【大戦斧士】・【大戦士】

〈戦闘課1年1組〉に所属する将来有望な(?)少年たち。〈天下一大星〉所属。

 最近は「あげて美味しい〈天プラ〉さん」と呼ばれ親しまれている(?)。

 クラス対抗戦で頑張ったサターン、表彰状もらえず、残念。



 ユミキ 18歳 【フリーダムメビウス】 第547話・正式登場

〈調査課3年1組〉に所属する女子。ノーカテゴリー。

 その正体は謎に包まれている。掲示板の調査先輩ご本人。

 パープル系の髪を腰まで伸ばし、ブルー系の瞳を持つ高身長のスレンダー体型。

 3年生の初め頃までギルドに所属していたが、今は校内ニュース〈学園の鳥〉に所属する情報屋をしている。

 装備アイテムである〈メビウスの輪〉は9つの球体カメラ。これを飛ばしスキルで操り情報を収集している。

 各地で様々な情報を収集しているため神出鬼没。

 ゼフィルスからの依頼で早速〈テンプルセイバー〉の情報を流した。



 ヴァンダムド 78歳 【??】 第8話・初登場

 〈国立ダンジョン探索支援学園〉学校長。ファグナー公爵当主。

 サンタと見間違えるほど白い髭をたっぷり伸ばし、がっちりとした体型のご老公。

 フィリス先生の祖父に当たる。



 ガルゼ 18歳 【???】 第648話・正式登場

〈戦闘課3年1組〉に所属する男子。「猫人」「獣人」のカテゴリーを持つ。

 Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉のギルドマスター。

 赤毛のたてがみを持つガタイがよく筋肉マッチョなライオンの「獣人」。

 父が作った〈獣王ガルタイガ〉を引き継ぎしっかりと運営している。偉大な父の息子であるため獣王子と呼ばれることもある。

 第十二章では〈放蕩獣鉄剣〉と〈白の玉座〉のトレードが完了したため大きな宴会を開いたらしい。


 ミミナ 18歳 【???】 第125話・正式登場

〈戦闘課3年1組〉に所属する女子。「猫人」「獣人」のカテゴリーを持つ。

 Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉のサブマスター。

 カルアと同郷なためややロリ。

 ギルドマスターのガルゼを支えている。



 ダイアス 18歳 【正義漢】 第366話・初登場

〈ホワイトセイバー〉のギルドマスターで身長190cmを超える大男。

 昔は〈テンプルセイバー〉で高い地位にいたが、能力を買われ下部組織ギルドのリーダーを任せられる。実際は真面目すぎて左遷。

 しかし、〈テンプルセイバー〉が落ちぶれたことにより親ギルドのギルドマスターに復帰した。



 ニソガロン 18歳 【リーサーチ】 第368話・初登場

〈ホワイトセイバー〉のサブマスターで、唯一お茶を出すことが出来る。

 昔は〈テンプルセイバー〉にいたが、融通が利かず左遷。



 ダン 18歳 【用心棒】 第371話・初登場

〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、巌のような顔をした真面目な人。

 昔は〈テンプルセイバー〉にいたが、ダイアスたちについてきた。



 レナンドル 18歳 【一騎当千】 第624話・初登場

〈テンプルセイバー〉のギルドマスター、「騎士爵」のカテゴリーを持つ。

 対人戦に特化した職業ジョブでギルドバトルでは〈千槍無双のレナンドル〉として名を馳せていたが、〈獣王ガルタイガ〉に負けて地に落ちた。

 起死回生を狙い〈エデン〉に〈決闘戦〉を挑むも完敗し、下部組織ギルドのギルドマスターとなる。

 しかし、今は心を前向きにし、一からやり直す所存だ。



 カサンド 18歳 【地獄の闇騎士】 第624話・初登場

〈テンプルセイバー〉の幹部、「騎士爵」のカテゴリーを持つ。 

 タバサに気があったため、タバサが絡むと気が短くなる悪癖があった。

 最終決戦でメルトと相打ちになり敗者のお部屋へと送還された際、レナンドルから〈決闘戦〉の約束通り今後タバサとは関わらないようにと通告を受け、燃え尽きた。

 しかし、タバサから直接言われなかっただけ少しは救いがあったかも?



 ルーシェ 18歳 【シュヴァリエ】 第654話・初登場

〈テンプルセイバー〉の幹部、「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。

 実はレナンドルに気があった系女子。

 タバサには申し訳なかったと思っており、自らの行ないを悔いるため敗北を素直に受け入れている。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る