異世界ファンタジー。それは数多のモンスターや、派手な魔法、戦士や勇者。そんな者達が蔓延る世界。だがそこには必ず人間同士の醜い争いや、格差社会が存在する。この作品は、そんな異世界ファンタジーで描写される『王道』を、丁寧に、時には可憐に、時には残酷に、時には雄弁に文字で連ねている。Web小説界隈における、転生や転移、チート等の異世界ファンタジーとは違う、重厚で奥ゆかしい物語を、この作品を読んで感じとって欲しい。
ここで小説の内容敢えて触れない読んでくれ!この作者の執筆風景はまだまだ発展途上、だが物語としてはかなり面白かった。発展途上ということはこの小説には上がある。そしてどんどん話数を刻むことで作者の執筆の質が上がっていきそれに呼応するように面白くなっていく。最初つまらないと思った方、読み続ければ分かる。今一度読書の精神を取り戻したいと思うなら読むべき作品だと思いました。