第6話 幼馴染男子の脳が破壊される
【断罪ギロチン】は最近世間を騒がせている切り裂き通り魔である。
そして、世間一般には公表されていないが
それは『穢れ』であった。
攻撃的な上に戦闘力が高く、既に夜守の祓い屋も一名犠牲になっている。
$$$
壬屋子は
不機嫌そうに夜守の支部の廊下を歩く。
「壬屋子~!!昨日はどこ行ってたんだよ」
単独行動するなって、上から言われてるだろ!
壬屋子と同い年くらいの男が彼女に駆け寄る。
「修二・・・別にどこでもいいでしょ」
壬屋子はぷいとそっぽを向く。
「壬屋子ちゃん、修二君も心配してるんだし、答えてあげたら?」
後ろから別の女子も来て壬屋子を諫める。
「・・・ちょっと気になる男が居たから・・・尾行してた」
(は、それってどういう?・・・)
フリーズする修二を横目に見つつ、
女子はフォローする。
「壬屋子ちゃん、言い方!」
「あー、あの例の六畳の弟子よ、【断罪ギロチン】を祓うの手伝ってもらえるかと思って」
「そんな独断専行したら、また怒られるよ」
「構わないわ」
そうそっけなく言い残して去っていく壬屋子
「・・・」
「おーい、修二くーん?」
修二はまだ思考停止したままであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます