第6話 幼馴染男子の脳が破壊される




【断罪ギロチン】は最近世間を騒がせている切り裂き通り魔である。





そして、世間一般には公表されていないが

それは『穢れ』であった。


攻撃的な上に戦闘力が高く、既に夜守の祓い屋も一名犠牲になっている。







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壬屋子は

不機嫌そうに夜守の支部の廊下を歩く。





「壬屋子~!!昨日はどこ行ってたんだよ」

単独行動するなって、上から言われてるだろ!





壬屋子と同い年くらいの男が彼女に駆け寄る。



「修二・・・別にどこでもいいでしょ」



壬屋子はぷいとそっぽを向く。


「壬屋子ちゃん、修二君も心配してるんだし、答えてあげたら?」

後ろから別の女子も来て壬屋子を諫める。






「・・・ちょっと気になる男が居たから・・・尾行してた」






(は、それってどういう?・・・)


フリーズする修二を横目に見つつ、

女子はフォローする。



「壬屋子ちゃん、言い方!」



「あー、あの例の六畳の弟子よ、【断罪ギロチン】を祓うの手伝ってもらえるかと思って」



「そんな独断専行したら、また怒られるよ」



「構わないわ」



そうそっけなく言い残して去っていく壬屋子




「・・・」



「おーい、修二くーん?」

修二はまだ思考停止したままであった。







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