【アタシがおカネをかせいであげるから…】
(平成4年)
3月3日・くもり
アタシとカレの同棲生活は、2年目に突入した。
アタシは、カレが大学院を卒業して夢のある職業につくことを信じてバイトにはげんでいた。
早朝5時から9時までは福山駅の近くにある牛丼屋さん、午後はパチンコ屋さんの水回りの清掃、夜は居酒屋さんで皿洗い…
1日で3つのバイトをかけもちして、ふたり分の生活費を稼いだ。
けど、まだ十分な金額ではない…
アタシは『カレが一人前になれるまではアタシががまんをすればいいのだ!!』とひたすら言い聞かせてバイトに専念した。
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