まりなの日記・2【カレのもとへ…】

3月2日・雨(昼前、曇りになった)


松山を飛び出したアタシは、ゆうべはJR広島駅前にある安いビジネスホテルで一夜を明かした。


ホテルを出たアタシは、キャリーバッグを持ってJR山陽本線の電車に乗って、彼が暮らしている松永(広島県福山市)へ向かった。


電車が松永駅に着くまでの間、アタシはいろんなことを考えた。


今後の人生のこと…


そして、新生活のことなど…


電車がJR松永駅に着いた。


アタシは、キャリーバッグを持って電車を降りた。


改札口を通って駅から出たアタシは、カレが暮らしているアパートへ向かった。


カレが暮らしているアパートにて…


不安げなアタシは、ドアをノックした。


(コンコン…ガチャッ…)


部屋の中にいた彼がドアを開けた。


「まりな。」


アタシを見たカレは、少しおどろいた表情を浮かべた。


アタシは、カレに今のアタシの気持ちを伝えた。


「アタシ…今日からあなたと…暮らします。」


アタシの言葉を聞いたカレは、アタシを力強く抱きしめた。


「まりな…会いたかったよ…」


カレは、アタシをきつく抱きしめながら激しいキスをした。


その日の夜、アタシはカレにジュンケツをささげた。

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