パピコ

私はパピコが好きだ。幼稚園の頃から大好きである。

昨日、そして今日、久しぶりにパピコを食べた。とても美味であった。

(余談だが、たった今、アイスを「食べる」という表現はいかがなものかと考えてしまった。ソフトクリームなどは「舐める」ものかもしれないが、パピコはどう表現するのが最適なのだろうか…?)

パピコには様々なフレーバーがある。定番のチョココーヒー、爽やかなホワイトサワー、フルーティーな葡萄に白桃。最近は、大人のショコラなんてものもある。どれも美味しい。無論、私はチョココーヒー一筋であるが。

ここで、私流のパピコの食べ方を伝授しよう。

まず、セットになっている二つを切り離す。分かれた二つのうち一つを選ぶのだが、(私は二つのパピコは二回に分けて食べる派である)私はパピコの蓋部分(と言うのが正しいのかは分からないが)に付いている取手のようなものが長いものの方が好みである。大した理由ではない。そちらの方が蓋だけになった際、小さなティーカップのように見えてかわいいからである。次に蓋部分と本体部分に切り離す。そして蓋部分に詰まったパピコをいざ、実食。私にとってこの蓋部分は“試食”のようなものである。しかし、“試食”レベルに少ないものでももちろんパピコだ。「ああ、これこれ」そう感じ小さな満足感を得ると、まあなんと、驚いたことに主役である本体部分が残っているではないか。私は心の内で「うっひょぉ」と踊り出す。

そして、ここからが本番である。私は本体のパピコを、三段階に分けて食す。パピコを知っている人なら想像できるであろう。三つのブロックを順に食していくのだ。ここで肝心なのが第三ブロック、最後の塊だ。私はこのブロックのみ特殊な食べ方をする。下部に集まったアイスを本体の容器全体に広げ、「いつものパピコが薄くなっちゃった」状態を作るのだ。そうして食べることで満足感が増す(気がする)。

その後、本体のパピコを片付けた私は、少なくとも三分ほどほとんど空になった容器をチューチューと吸い続ける。これがまたうまいのだ。

ところで、私の家族の知人に「付き合うということは、一緒にアイスを食べること」という名言(?)を生み出した人がいる。この場合、「付き合う」というのは恋人になることを指すのだろうが、どんな人間関係においてもきっと同じだろう。一緒にアイスを食べる人がいるということは、なんと素敵なことであろうか。

そんな中、二つに分けたパピコを二日に分けて一人で食べている私とは一体………。

…そんなわけで、パピコ大好き!笑

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