第2話 土曜日の初詣

毎年一日の初詣を、今年は二日にし、お参りした。

初詣には特に有名な神様もそう遠くはないのだが、氏神様となる近い神社に毎年参っている。

ほとんど並ぶことなく参拝し、お神籤をひき、御神木の樹齢約一千年の大銀杏を囲む縄に結んだ。

葉をとってお守りにという説があるが、そちらはいつも控えている。

必要であらば銀杏お守りが購入できる。

凛とした空気がはりつめる。

お正月だなぁ、

街中は、いつもどおり賑わっている中で、神社に詣ると厳かなお正月がそこにある。

有名人絵馬を眺め、狛犬をなで、ご挨拶とした。

本来なら先の狛犬願い、並んで参拝となるので、順がいれかわってしまった。


出店が、ちらほら並んでいた。

マスクのせいか、美味しい香りは感じられない。

空いていた。


あたたかな陽が照らす境内、感謝を伝える。

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