第512話 これこれぇ!となった話
今回は音楽の話。
ちょっと前から駒形友梨さんのセカンドアルバム「25℃」を狙っていて、やっと買えました。時間ができたので、まったりと通して聞きましたがこれが隙のない、完璧な一枚。ちょっとトラック数が少なくて短めですが、とにかく良くできている。
僕は諸事情で音楽はCDでチェックすることが多いのですが、CDの良いところはかけっぱなしにすることで本命ではない曲と自然に出会えるところです。まぁ、配信でも適当なプレイリストを流せば似たようなことが起こるのかもしれませんが。
駒形友梨さんはタイアップのあるシングルの後、ミニアルバムを四枚リリースしてからフルアルバムを一枚出して、その後にリリースの面では大きな動きがなくて、ちょっと心配してましたが、杞憂に終わって安心しました。いきなり脱線しますが、たまにラジオNIKKEIのアニソンを流す枠を聞くのですが、もう一年くらい前になるのか、急にどこかで聞いた曲が流れたな、と思って、曲も声も坂本真綾さんのラインかなぁ、と思いながら手元の曲をざっと調べたのですが、ヒットせず。判明したのは、その曲は駒形友梨さんのミニアルバム「Indigo」に収録の「August 31」で、たどり着いた時にちょっと感動しましたね。8/31は過ぎてしまいましたが、今頃にはまるような曲です。ミニアルバムは四枚とも損がない内容なのでオススメです。
おそらく二十年後には絶滅するCD派としては、CDのある種の抱き合わせに価値を見出していて、選んで買うとか、選んで聞くのではなくて、一緒に買って自然と聞くのが、なんというか、作品を買っているというのではなくて、クリエイターを買っているようで、そこに意思表明が出来ている錯覚がある。この曲が良いです、ではなくて、あなたが良いです、みたいな。うまく言えませんが、肯定の度合いが違うような。作品のフォローではなくて、作者のフォロー、みたいな? いや、だいぶ違うか。
ともかく、駒形友梨さんは応援しているので、まだまだ頑張って欲しい。まだ聞けていない表現の引き出しがたくさんありそうな感触です。サードアルバムまで、一年でも二年でも待ちますので、ぜひアーティスト活動を継続して欲しいです。ミニアルバムをまた出してくれても良い。あのミニアルバムを何枚も出していく形態は僕は好きだったな。いろんな曲が聞けるので。
そんな具合で、最近に発見した名盤の話でした。
2024/9/13
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます