第29話 はっきりし過ぎてて打ちのめされる

またも将棋ウォーズの話です。

とにかく、対戦相手が人工知能が割り振ってるはずなのに、二級ばかりになる。そしてその二級に勝てない。とにかくとにかく、勝てない。なんか、ここのところ本当に二級の人ばかりと当てられて、僕は三級なんですが、なんで上位としか当たらないのか、というくらい、偏っている。勝てるわけがない、と気力を失うくらい、二級に徹底的に打ちのめされるのがここ数日です。

将棋自体は今まで通り、勘違いとか、ちょっとした手違いで負けているんだけど、それがただの負けよりも、二級に負ける、という事実で精神的にしんどい。楽に昇級したいと思ってる側面もあるけど、ここまで打ちのめされると、もう遊びたくなくなる程、厳しい。

普通のゲームみたいに、時間をかけてステータスを上げれば楽に勝てる、とか、金を積めば自分が強くなれるとか、そういう感じではないので、仕方ないのですが、本当に実力主義は、明暗別れるというか、実力がないものには厳しすぎるほどに厳しい。

強くなりたいけど、まずは負けに慣れないと、続けられないかも。勝ちたいなぁ。強い相手に勝ちたい。そう思えるうちは、本当の意味での勝負じゃなくて、気楽なもんなんだろうけど。

本当にトップになったら、勝っても負けても、どちらにせよ正気じゃいられないと思う。

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