ミリアーネは胸を張る。「賭博は運と度胸!」
カール王子はようやく風邪から復帰し、旅を続けていた。
日没後にとある町に着いた王子は、宿にいったん荷物を置いてから食事を摂りに外に出た。3人も同じ宿に荷物を置き、後に続く。
すぐにわかったのだが、その町はやたらと夜の産業が発展しているのだった。いたるところに火が灯されて、けばけばしい看板を照らし出している。建物からは、男女の嬌声、怒鳴り声、けたたましい笑い声がそこかしこで聞こえる。
「なんか、飲む打つ買うの3拍子揃ったダメダメな町だね」
「うむ、けしからん。王子が知るにはまだ早い世界だ」
女性陣からの不評にハインツも同意しながら、
「うん、特に女性と遊ぶ系のお店には注意しないと。最初にこういうお店を知っちゃうと、素人じゃ物足りなくなって恋愛できなくなるからな。俺がその例だ」
堂々と語る彼に対してミリアーネは汚物を見るような目つきをし、サリアは憤激して持論の展開を始めてしまった。恋愛小説が大好きで、物語のような恋に憧れる彼女は恋愛に関してピュアピュアなのである。
「私は、こういう店での不純な男女関係は一切認めん!恋愛というのは両者の合意に基づき、何の見返りも無く、ただお互いがお互いを愛し、尊重し合あうというその一点のみによって成り立つ神聖な――――」
「そういうサリアはどんな男性が好きなの?」
彼女の恋愛観には微塵も興味がないミリアーネが、話を遮るべく問いかける。サリアはうっとりした顔で、
「そうだなあ、私の白馬の王子様は――――」
「白馬の王子様って……。今どき5歳児でもそんな単語使わないよ」
引き気味のミリアーネを無視してサリアは語る。
「まず、優しくて」
「俺かな」
ハインツが横からしゃしゃり出てきた。
「健康的な体つきで、逞しくて」
「俺だな」
「知性に溢れていて、話していて楽しくて」
「俺ですね」
「うるさい、まだ見ぬ私の王子様を冒涜するんじゃない!ことごとく正反対だろうが!」
この瞬間、おそらく世界で一番低レベルな言い争いが繰り広げられている間に、カール王子は案の定客引きの女に絡まれているのだった。
「あ、まずい。王子がハインツ2号になっちゃう」
最初に気付いたミリアーネの言葉で、サリアは現実に引き戻される。
「なに!ハインツはどうでもいいが、王子が恋愛できなくなるのは困る。王家の血が途絶えるじゃないか!ほら1号、なんとかして」
彼女の無茶ぶりにもかかわらず、ハインツはよし任せろ、と先日も使ったアイマスクを装着する。そして王子と客引き女の間に割って入り、
「お姉さんたち、子供を困らせちゃいけない。今夜は私が客になるから、少年は離してあげなさい。ほら、キミもあんまり夜中まで出歩いてちゃいけないよ」
お礼を言う王子を後に残し、客引きに手を引かれて店に入っていった。
遠くから眺めていたサリアが言う。
「あいつ、自分が遊びたかっただけでは?」
「私もそう思う」
◆
王子が食事を摂って無事に宿に戻ったのを見届けた2人。当然ハインツは戻っていない。あのブタいつまで遊んでる、店から引きずり出してくるか、とカッカするサリアの袖をミリアーネが引いて、理解のあることを言う。
「まあまあ、長旅でストレス溜まってるから、彼にも息抜きが必要なんだよ。それより私たちも、今夜は遊んでもよくない?」
いたずらっぽく笑った彼女が指さした先には、カジノの看板。サリアはちょっと考えてから渋々と、
「うん、まあ……今夜くらいはいいか。ハインツだけ遊んでるのも気にくわないし。でもお金は自分のものを――――」
「わかってるって」
建物を一歩入ると息苦しくなるような人いきれ。2人とも給料の1ヶ月分くらいを交換して、賭けに使うチップ50枚になった。
「1ヶ月がこれだけにしかならんのか」
「安月給ですからなあ」
何をしようかと周りを見回す。そこかしこのテーブルで、ポーカー、バックギャモン、バカラなど、様々なゲームに人が群がっている。その中でも、サリアが目を留めたのは――――
◆
「黒の15!黒の15!」
30分後、ミリアーネはルーレットに向かって叫んでいるサリアをそこに見いだすのだった。30分前に「仕方ないなあ」みたいな感じでカジノに入ったのと同じ人間である。堕ちるのが早すぎると思った。ミリアーネが読むような小説のお色気要員の女騎士ですら、ここまで早くは堕ちない。
ミリアーネはサリアが座る椅子の後ろでさっきから見学しているが、到底勝てるとは思えないのだった。ルーレットには様々な賭け方があるが、サリアのやり方は1目賭けという、出目をピンポイントで当てるもの。当たれば配当36倍の大儲けだが、数字は0から36までだから確率は1/37。ミリアーネからしたら、サリアが1/37を引き当てる強運を持っている気がしない。だいたいそんな強運が無いから、サリアは異能力やチートスキルを持たないモブキャラなのになあ、と思う。
玉は黒15の3つ隣、黒26のポケットに落ちた。サリアがテーブルの黒15に置いた5枚のチップを、ポーカーフェイスのディーラーが没収していく。
「惜しい!あとちょっと、あとちょっと玉が落ちるのが遅かったら!よし、次は――――私の勘が命じるところによれば――――」
サリアはまた5枚のチップを取り出し、今度は黒17に1目賭けした。
「サリア、1目賭けは無理だよ……」
ミリアーネは控えめに忠告したが、サリアが聞き入れる様子はない。そもそも1目賭けで、本当に1目にしか賭けない人はあまりいない。多くの場合は、例えば1から10までの目にそれぞれ1目賭けしてリスクを分散させつつ、トータルでは勝つ(この場合では1から10までの目が出れば、差し引き26の儲けになる)という戦法をとる。サリアのようなやり方ではまず勝てない。
今度も、玉は黒17の2つ隣、黒2に落ちた。
「なぜだ!なぜ、さっきから惜しい所ばかりに落ちるんだ!」
サリアは運命の女神の邪悪な悪戯心を感じるのだった。女神め、わざと惜しい負け方をさせて、この私をおちょくってやがる!
「くそ、この私は運命の女神なんぞには負けん!見ていろ邪悪な女神め、私の勘がお前を打ち負かす様を――――次は――――」
運命の女神を散々に罵倒しながら、また5枚を取り出す。
「あああ、サリア、だから1目賭しちゃ駄目だって」
あっという間に50枚が無くなり、サリアは我に返った。自分の運の無さと熱しやすさを思い知らされた気分である。酒とかおクスリとか、依存性のある物は注意しよう。なんか私、いったんハマると止め処なくハマる気がする。
サリアが退場した後も、ミリアーネはルーレットを飽きずに見ている。他のゲームに行かないか、とサリアが誘うと、ミリアーネはゲームから目を離さずに答えた。
「ちょっと待って!出る目の法則がわかりそう」
サリアは思った。ミリアーネの妄想が出た!そんな法則があったらすべてのカジノは商売あがったりなのだ。
ミリアーネはさらに数ゲームを観戦していたが、ついに、
「法則は見えた!じゃあ、サリアの負けを取り返してこようかな」
そう言って、一番端の椅子に座った。
サリアが半信半疑で見ていると、ミリアーネは少額で赤黒賭けを続けていった。赤黒賭けは赤と黒どちらに玉が落ちるか賭けるもの。確率1/2だから、配当は2倍。その賭けをちまちまとやっている。さっきまで1目賭けで大興奮していたサリアからしたら面白くない賭けだったが、なぜか今夜のミリアーネは運命の女神のお気に召したらしい。百発百中、面白いように当たるのだ。最初にチップ3枚を賭け、当たって6枚になった。その6枚のうち3枚を賭け、それも当たった。そこからまた3枚を――――。本当に法則があるのか、と言いたくなる勝ち運だった。
10ゲームが終わるころ、ミリアーネは連戦連勝、チップは75枚に増えていた。サリアの失った50枚のうち、半分を取り戻したことになる。サリアはわくわくしてきた。今日のミリアーネだったら、この勝ち運に乗ったミリアーネだったら、本当に50枚を取り戻せるかもしれない。いや、それ以上に勝てたりして……?
しかし、彼女の勝ち運はそこで尽きた。次のゲームを彼女は落とした。おや、とサリアは思った。初めての負けだ。しかし次勝てれば……。だが、次も負けた。そこから先は、面白いように負けが続く。ミリアーネが赤に張れば黒が出て、黒に張れば赤が出る。75枚のチップはあっという間に65枚まで減った。そして代わりに、ミリアーネ以外のテーブル客が勝ち始めた。
明らかに、気まぐれな運命の女神がそっぽを向いたのだった。今まではミリアーネしか眼中に無かった女神は、こんどは徹底して彼女につらく当たる。運命の女神はかくも残酷なものだ。
サリアは彼女に思わず声を掛けた。
「ミリアーネ、ここら辺が引き時じゃないか?なんか流れが変わったみたいだ。私の50枚はいいから、ミリアーネにプラスが出ているうちに止めようよ」
しかし彼女は手振りだけでサリアを黙らせ、椅子から立ち上がる素振りを見せない。
次のゲームが始まった。ディーラーがベルを鳴らし、客がめいめいベットしていく。そこでミリアーネは、何を思ったかチップ15枚を赤1に1目賭けした。
(え!?)
サリアは驚きの余り叫びそうになった。先程まであれほど1目賭けは当たらないと喚いていた彼女が、その1目賭けをしているのである。負けが続いて、ミリアーネもサリアと同様冷静さを失ってきたに違いなかった。
サリアはこのゲームが終わったら、ミリアーネを椅子から引き剥がそうと思った。たぶん15枚は没収されるだろうが、まだ手元には50枚残っているから収支ゼロだ。このまま続けても、先刻までの自分と同様の結末になるのは目に見えている。
客があらかたベットし終わったと見ると、ディーラーはルーレットを回転させ、回転とは逆方向に玉を投入する。
玉が入ったのを見たミリアーネが、おもむろに残りの50枚を取り出した。そしてそれをすべて、まるで叩きつけるように「中」に張った。
「バカな!」
サリアは今度は思わず叫んでしまった。ミリアーネが賭けたのは「大中小」で、1から36の目を3等分し、どれが出るかを当てるもの。確率1/3だから、配当は3倍。ミリアーネは「中」に賭けたから、13から24の間が出れば勝ちである。逆に言えば、67%の確率でゲームオーバーだ。
周囲もとたんにザワつきだした。なにしろ、1人が1ゲームに65枚ものチップを賭けているのだ。サリアみたいにジワジワと50枚を失う人間はザラにいるが、王侯貴族ひしめく首都ならいざしらず、こんな地方の都市で一度に65枚をベットする豪胆な人間はなかなかいなかった。しかもこんな小娘が!
ディーラーがベルを2回振った。ベット終了の合図だ。ここから先は、玉の行方を見守るしかない。
今やテーブルは異様な熱気に包まれている。全員の関心は、この女ギャンブラーが勝つか否か。テーブルの後ろには野次馬たちが群がっている。サリアは不安のあまりミリアーネの顔を覗いた。この大胆な賭けに勝算はあるのか?
しかし彼女は、周りの様子は一切見えないし聞こえない、といったふうで、一心に回転盤を見つめいている。その頬を、汗が一筋流れ落ちた。
白い玉が、回転盤の外縁をゆっくりゆっくり回る。サリアにはその時間が永遠に続くように思われた。動悸がひどいことになっている。どこでもいいから、早く玉が落ちてほしい、とさえ思った。
ついに玉は回り続ける力を失い、回転板の中心に向かって、まるで吸い寄せられるように落ちる。そのポケットは――――
赤の14。
「あ……当たった!」
サリアがほとんど無意識に叫ぶと同時に、周囲からはどよめきの声が巻き起こる。ミリアーネが汗を拭いながら、大きな安堵のため息をついた。
◆
150枚のチップを換金した金で、2人は祝杯を上げていた。
「いや、今日のミリアーネの運はすごかった!ちょっと流れが悪くなったときもあったけど、最後の最後で大逆転だからなあ」
上機嫌でビールを口に入れるサリアに、ミリアーネは笑いながら首を振る。
「最後以外運じゃないよ。あれはイカサマだし」
驚愕の表情のサリアに、ミリアーネはまた笑って、
「あ、違うよ、イカサマしてたのはディーラーの方。私はさすがにしてないよ。栄えある公国騎士だからね!」
「ディーラーが!?全然気付かなかった、今から乗り込んでとっちめるか!」
「どうどう、落ち着いて」
ミリアーネはサリアを宥めつつ、上機嫌でビールを勢いよく流し込みながら説明を始めた。
「気付くきっかけはサリアのおかげなんだ。サリアが1目賭けしてたとき、なぜか張った目と2つ3つ離れた、惜しいポケットにいつも落ちてたでしょ?で、サリアがムキになってまた1目賭けする……。これで、ディーラーがサリアを剥がしにかかってるんじゃないかって疑念が湧いたんだよ。冷静さを失った人ほどいいカモはないからね。惜しい、流れは来ている、と思わせてまた賭けちゃう。で、あっという間にすってんてん」
「う……その通りだ……」
「確信に変わったのは、サリアが退場してしばらくゲームを見ていたとき。サリアを身ぐるみ剥いだ後はどうするんだろう、って思ってると、ディーラーはベットテーブルを見て、払い戻しが一番少なくなるような目を出していることに気付いたの。私が法則見つけた、って言ったのはこれ」
なるほどなあ、よく見つけたなあ、と感心しつつ、サリアは2人分のビールを追加注文した。
「だから、ベットテーブルの状況を見て、ディーラーが出しそうな目を予測すればいい。ナンバーまでは無理だけど、赤黒くらいは予想できるからね。あとは目立たないように端っこに座って少額を賭けて、勝ち続ける作戦だったんだけどね。連続で負け始めたとき、ディーラーが私を剥がしに来たことが分かった。あのとき、私以外の人が勝ち始めたでしょ。払い戻しが多くなっても、こせこせ勝ち続ける私を追い出したかったんだ」
ウェイターがおつまみを運んできたので、いったん会話が切れた。
「で、最後の勝負に出たの。赤1の1目賭けはブラフ。あれで、ディーラーは絶対に赤1を出さない。さらにディーラーは、私が負け続けてイライラしたから15枚も1目賭けしたんだろうと思った。だからサリアみたいに、惜しい目を出し続けて自制心を失わせ、身ぐるみ剥いでやろうと思った。と、私は予想したんだ。だとすると、今回も赤1に近接したポケットに落としてくる。赤1の両脇の3ポケット、計6ポケットは、中が4、大が2。つまり玉が投入されてから張った『中』は、確率2/3なのに配当が3倍になってる状態だったってわけ」
サリアはおつまみのザワークラウトを口に入れながら、内心舌を巻いた。ミリアーネってこんなに頭が働く人間だったっけ?モブキャラがどうとかこうとか、わけのわからないことに脳味噌を使わないで真面目なことに打ち込んだら、ひとかどの人物になれる気がする。
「予想通り、赤1の2つ隣の赤14に落としてきたでしょ。玉を投入してからは、さすがにイカサマできないからね。私もここまでやったら『イカサマ見抜いてるぞ』って言ったも同然だから、ゲームはこれでおしまい。これ以上やって、怖い黒服のお兄さんなんかが出てきても嫌だからね」
すべての種明かしが終わると、サリアは興奮しながらビールをあおり、
「すごい、イカサマを見破って、逆に利用したってわけだ!でも赤1が出ないなら、回転後に赤黒の黒に賭ければ100%当たったじゃないか。ディーラーがミリアーネのブラフに乗って、赤1の近接ポケットに落としてくる保証も無かったし。もしかしたら、確率は1/3のままだったのかもしれないぞ」
サリアの疑問に、ミリアーネは不敵に笑って答えるのだった。
「だって、赤黒賭けの配当2倍ならサリアの負けを取り戻して終わりじゃない。祝杯をあげるためには、配当3倍を狙わなきゃ」
「驚いた、天性の勝負師だな!」
サリアは久しぶりにミリアーネを尊敬した。100%を敢えて捨て、大胆にも2/3の確率に賭けて、それで勝ってしまったのだ。思い返せば1年目のころに大きな事件は2つあったけれど、どちらもミリアーネの存在が鍵になって勝利した気がする。ひょっとしたら彼女はここ一番という時に運命の女神が微笑む、そんな体質なのかもしれない。
バッカスの働きもあって、サリアは高揚状態になってきた。
「よし、ミリアーネと運命の女神を称えて、今日は私が何でもおごる!好きなものを頼んでくれ!」
先刻運命の女神を呪詛したことも忘れて、そして先刻酒には注意しよう、と肝に銘じたことも忘れて、彼女は叫ぶ。ミリアーネもいい気持ちになってきて、
「私、どちらかというとビールよりワイン派なんだよね。ちょっと値が張るけど、お言葉に甘えていい?」
「遠慮は無用!パーッと一樽いくか、一樽!」
◆
翌朝、我に返ったハインツは後悔この上なく朝食を摂っていた。王子を助けるつもりが、気付いたら自分が豪遊していた。サリアになんと言われるか、ミリアーネにどんな目をして見られるか。特にサリアが恐い。疫病神と評されるあの目つきで睨まれると、心も体も凍り付くような気分になる。
少し遅れて2人がやって来た。もっともらしい言い訳が思いつかなかったので、正直に話すことにした。
「ミリアーネ、サリア、大変申し訳ない!なんと謝ったらいいか、実は俺は深夜まで……」
朝帰りの亭主みたいな言い訳を並べていると、ふと2人がげっそりした顔をしていることに気付いた。
2人は聞くのも嫌だというように手を振って、
「いいよそんなことで謝らなくても。声が頭痛に響くからやめてくれ」
「頭が……痛い……水……」
2人で高いワインをバカスカ空けた結果、カジノのチップ50枚相当のお金が瞬く間に吹っ飛び、結局収支ゼロにしかならなかった。悪銭身につかずとは正にこのことだなあ、と感心した。しかも寝て起きたら二日酔いのおまけつき。
真っ青な顔をした2人と対照的にすがすがしい顔をしたカール王子が、今にも宿から出て行こうとしている。
「ああ、王子行っちゃう!ほら、2人とも早く食べて!」
「今日は病休使っていい?」
「痛い、いだいぃぃ……」
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