第2話続き
布団にくるまりながらブルブル震える
コンコン 「おにぃ はいるよー?」
「返事がない。。。」
はっ。。。前ノックしてお兄の部屋に入った時 お兄はヘッドホンしてて その、、、おな、、、、オナニーしてたし! 今回もそうかも。。。みたい!!!
「お兄!!!」 ガチャ
机には。。。 いない あれ?
ベットが膨らんでる。
「あの、お兄ちゃん?」
「。。。。おう」
「。。最近なんか元気がないけど何かあったの?お父さんとお母さんと タマと私が心配してるよ」
「。。。。。。。」
言えない、、、 ホモに襲われそうになっただなんて。。
「最近散歩にも行ってないみたいだし、。。」
ビクッ
野獣の眼光
「やっぱりなんかあったんだ、そう言えば、二日前めっちゃ息切らしながら帰ってきたもんね」
何があったの???ベットに入ってくる ずずず
「。。。。。。。。。まあ」
「あったと言えば、、、あった。けど・・・」
「言えないようなことがあったの?」
「、、、あー、、、別に無理に言わなくてもいいよ!私はいつでもお兄の味方だし!」
「、、、、、、、、、、。。。。・・・・・・怖かった」
「え?」
「ゴワがったヨォおおおおお」
ダキッ
「ちょっ、ちょっ おにい!?」
「男怖いいいいいいいいいいいい」
男怖い!?な、何があったの。。。。
「襲われそうになったよぉおおおおおおおおおおおお」
「!?!?!?!?!」
男怖い。。。襲われそうになった。。。。???はっ。。。。。!!!!???
「よ、よく意味がわかんないんだけど」
「実はこの前散歩の時に 公園に行ったんだけど」
「うん」
「襲われそうになった」
「は。。。。?」
よく意味がわからないけど・・
「お兄の貞操が危なかったってこと!?」
「ま。まあそうだな」
それは許せない、お兄の童貞は私が奪う予定なんだ。
詳しく問い詰めなきゃ。
「ねえ お兄」
「いや、お兄ちゃん」
「二日前に何があったか詳しく私に教えて?」
「。。。いや、さっきも言ったけど いつもみたいに 散歩行って たまたま 公園に立ち寄ったら 変なおっさんに話しかけられて 腕掴まれた」
「よし、そのおっさん殺すね」
「うぉおおい それはやめろ!」
「なんで?」
「なんでって 殺すほどじゃないだろ。。」
「ほどだよ」
「怖かったけど!!! もう大丈夫だ」
大丈夫じゃないでしょ、、、、って言いながら部屋を追い出される妹
大丈夫だなんて言ったけど 本当は大丈夫じゃなかった 今でも あの時のことを思い出すと震えるし 心臓がドキドキする。
「にゃー」
飼ってるネコが部屋に入ってくる。
「おー たま おいで」
猫を撫でる
「はあ 猫を撫でてると嫌なことを忘れられるる。。」
「にゃあ」逃げる
「あっ、、、」
んん。。。。
夜 外を徘徊 もとい、散歩するのは僕の趣味だ
吹き抜ける風が怖い
暗い神社が怖い
急に吠える犬にびびリまくる
暗いところから音が出るの本当にやめてください
「。。。。。。。。。。」
いい感じに 風が吹いていて、 いい感じにいい気温
なんという徘徊日和
って、前だったら思ってたんだろうな。
「い、行ってきまーす」
ガチャ
「あ、お兄 私も行くよ」
「や、いいよ 一人で行ける」
いくらあんなことがあってもいつものルーティンは止められないものだ。
あの公園は通らないけどな。
フードをかぶりながら 歩く。
「・・・・・・・・・・」
「。。。。。ふんふん」
「〜♪」
やっぱり歩くの好きだ
気付いたらあの公園にいた
「え、なんで」
無意識に足が向かっていたのかもしれない
ベンチに人影があった
あの記憶がフラッシュバックする
その場で立ち尽くして動けなくなる
「ひ、ひえ」
座ってた影が 立ち こっちにくる。
目を瞑る。
やめて、犯さないで!まだ童貞だぞ 僕は!
「おい」
「え?」
やけに可愛らしい声
あのおっさんは低い声だったっけ
こんな時でも冷静なもんだ 人間って不思議
やばい 逃げなきゃ 動け僕の足
「逃げるな人間」
「ふぇ・?」
振り向く
そこにいたのは おっさんじゃなかった
いたのは、なんて言うか 子供?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます