だんぼぉる 1
『《狐舞サキ》やばいめっちゃ溜まってた《ミラライブ三期生》』
「溜まりに溜まった質問を返していくコーナー!!どんぱふ~!!」
【コメント】
:きたー!!
:今の今まで忘れてたのな
:やっとか
:どんぱふ~
:さて今日はどんなカオス
「さてさて、今回はもう半年ほど放置してた段ボールの中に溜まってたお便りを返していくぜ!久しぶりに開いたら四桁届いてたよ、全く返してなかったせいでカオスの巣窟になってたけど」
デビューとほぼ同時に開設した段ボールと呼ばれる匿名の質問箱。結局使ったのはミラライブの先輩たちからのお便りへの返事くらいでそれ以来存在すら完全に忘れていた。
「てことで一件目はこちら!」
『ねぇ君どこ住み?何歳?てかRINEやってる?』
「都内在住の20歳。RINEやってる。はい次」
『前世は魔王?』
「前世どころかゲーム内でどころか最近はもうリアルでも魔王扱いだよ、どうしてこうなった?はい次」
『ガチな話、今ミラライブのメンバー何人オトしましたか?』
「知らんけど0じゃない?知らんけど」
【コメント】
:しっかり答えるの草
:前世は、って訊いてるあたり割と初期に投げられた質問なんだろうな
:割と配信で個人情報公開してるの心配
:現在進行形で魔王
:少なくとも半分くらいはオトしてるだろ
『恋人どもに一言』
「私に恋人呼びしてほしいんならもうちょっと私を丁重に扱えよ恋人ども」
『買い物メモ・・・にんじん』
「人参だけならメモいらなくない??あと段ボールはメモ帳じゃない」
『口座番号と支店と名義教えて』
「個人情報……って思ったけど多分直スパしようとしてるなこの人。もっと怖いわ」
【コメント】
:流すの爆速で草ww
:ほんとに全部清算する勢いじゃんww
:質が終わってる
:これ全部読むつもりなの?
「ちなみに言っとくとこれでも厳選してる方だよ。もっと酷いの山ほどあるもん。例えば……。
『サキ!サキ!サキ!サキぃぃぃうわぁああああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあー!あぁああああああ!!!サキサキサキぃうわぁわあああ!!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん以下略』
とかね。私が元ネタ知ってるからいいけど普通に通報案件だよこんなの」
何より怖いのが、ほぼ同一のコピペが数件、他のコピペも数件届いていたことだ。
ネタが被ってるんだよ。
『サキちゃんは大学で何の勉強してるんですか?』
「みんなこういう真面目な質問を見習いな?こんなの全体の1%ぐらいしかないんだよ、私ゃ悲しいよ。ちなみに私は文系で、法律関係とか心理学関係とか結構色々勉強してる感じだよ。特に将来の夢とかがあるわけじゃないけどVの活動で地味に役立ってたりする」
【コメント】
:迫真の読み上げで腹抱えてる
:いや草
:コピペ草
:真面目な質問なんて冒涜まである
:真面目な質問があるのに驚き
「ここからちょっと真面目フェーズだよ」
『サキちゃんこんにちは。私は今受験生なのですが、どうやったらサキちゃんみたいに賢くなれるのか分かりません。何かオススメの勉強法とかありますか?』
「睡眠学習って知ってる?睡眠中に聞いたことは無意識のうちに定着しやすいっていう。高校レベルの勉強なら大体それでどうにかなるから授業中は寝るのがおすすめ。あと、友達とかと教え合うのがいいよ。自分の得意なところへの理解も深まるし友達相手だと理解できなかったところの質問とかも気軽にしやすいし」
実際、私はこの二つの勉強方法で高校時代ほとんどずっと学年一位をキープしていた。
一緒に勉強していたはずの梨沙はもう少し下だったが。
【コメント】
:ふ ざ け る な
:真面目フェーズないなった
:友達いないんだが
:それで勉強できるようになるんだったら苦労しねぇよ
:そんなんだから魔王なんだよ
:前半と後半の温度差
Sally🔧:できる側の人間の考えだなぁそれ
「むぅ……ま、合ってる勉強法なんて人それぞれだから自分に合う方法を見つけるのが一番だよ、うん、はい次」
『ぬるぽ』
「ガッ」
『結婚しようぜ』
「よくよく考えたらこの人数を恋人呼びするってなるとかなりの浮気者だな私。屋根ゴミくんもびっくりだよ。やっぱ友達呼びで固定にしない?」
【コメント】
:ガッ
:ガッ
:求婚スルー草
:やっぱたらしだったか
:何をいまさら
:『みんなの恋人』じゃなくて『あなたの恋人』だしな、ええんちゃう
:『白い恋人』ならぬ『黒い恋人』
「おい誰だ黒い恋人っつったの。それ絶対見た目の意味で言ってないだろおい」
未だに記念配信とか特別な枠とかで恋人呼びをするのは割と恥ずかしかったりする。普段言わないから慣れていないというのもあるだろうが、普段の配信でもずっと、となるとそれはそれでメンタルがもつ気がしない。
『麻雀解説配信してほしい』
「これね、実は私もやりたいとは思ってるんだ。ただ、問題は
『何かやってみたいゲームとかありますか?』
「私あんまりゲームには詳しくないんだけど、のんびり農業とかするようなゲームをまったりプレイしながら雑談する配信とかはやりたいなって思ってるかな。コラボとかに関しては大体相手の子からお誘いが来るから基本的にはそれ待ちなんだよね。あ、でも前にみーちゃんたちがやってたGhostphobiaはやってみたいかも。みんなでやっても面白いと思うけど一人でやってみるのもアリかなって思ってる」
切り抜きをいくつか見たが、どう考えても楽しいに決まってる。特に最近ホラーゲームはやっていなかったのでいつか配信でやってみたい。楽しみだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
アトガキ
今回は質問箱回です。皆さんもサキに質問があれば是非コメントで。時空を超えて採用されるかもしれません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます