ASMR…するって言っちゃったもん…

『《雪降マイカ/狐舞サキ》ASMR初めてのサキちゃんに色々教えてあげる!!《ミラライブ三期生》』



「とりあえず叫べば良いのかな?」


「それASMRで一番やっちゃいけないこと」



【コメント】

:きた

:遂に…

:遂にこのときが

:絶対叫ぶなよ…?

:鼓膜ないなる



「はい、ということで今回はマイカちゃんの家にお邪魔してASMRについて色々指導してもらいながらやっていくというわけです。うん、マイカちゃん何飲んでるの?」


「これ?スクリュードライバーっていうカクテル。サキちゃんとのコラボなんて飲んでなきゃやってられないからね」


「なんでそんな私とのコラボがめんどくさいみたいな言い方されてるのかな!?」


「ほら、ASMRなんだから大声でツッコむのはNGだよ」


「あっ…」



【コメント】

:予想済み()

:ツッコんでこそのサキちゃんだからね

:鼓膜ないなった

:ASMRはよ



「にしても、普通の配信とはやっぱり使う機材なんかも違うんだね。こんなマイクどこで売ってるんだか…」


「はいはい、機材とかのメタい話はここまで。まずはASMRとは何かを無知なサキちゃんに教えてあげよう」


「無知とな…。アレでしょ?えっちぃ声出しとけばいいんでしょ?」


「んなことしたら一瞬で垢BANされるから絶対しないで」



【コメント】

:!?

:えっちぃ声はよ

:はよ

:www

:自分の枠じゃないからって…w



「まあ、基本的には彼女目線的な感じで声かけたりとか色々道具使ったりとか…。視聴者さんの耳を幸せにするのが目的だね」


「ほぉ…。えーっと…今日も一日お疲れ様♡ご飯にする?お風呂にする?それt…」


「それ以降は自分の枠でやってね。ていうか鈴子先輩とコラボしてからサキちゃんちょっと毒されてない?」


「えっ…………?」


「何普通にショック受けてんだよ」


「毒されて…ないよ、うん。多分。だから胸揉んでいい?」


「ミラライブ終了のお知らせ。ていうかほぼないっての分かってるくせに」



【コメント】

:ミラライブ終わった

:サキちゃんが鈴子化したら終わりだろ

田所鈴子🔧:私の時代が来た

:張本人いて草

:犯人いて草

:炎上してしまえ



「うわ、鈴子先輩来てるじゃん」


「『うわ』ってサキちゃん…さっき自分も先輩と同じようなキャラに成り下がってたのに…」


「やめろそれ以上言うんじゃない。ていうかASMRでしょ?変態は放っといて色々教えてほしいんだけど」


「あー…お酒のお代わり入れてくるから適当にやってみてて」


「適当に!?…あ、マイカちゃんマジでお酒入れに行った…。えーっと、何すればいいのかな…?うーん…とりあえず囁くか…。『今日も一日お疲れ様です♡お仕事大変だったとは思うけど…もっと私にも構ってほしいなぁ…///』的な?え、どうよ。私めっちゃ可愛くね?」



【コメント】

:期待して損した

:途中までよかったのに

:途中で尊死したから最後は聞いてない()

:最高すぎるやろ

:耳溶けました ¥10000

:あざとすぎる ¥10000

:最後さえなければね() ¥5000

:¥20000

:無言赤は強いw



「あ、マイカちゃん戻ってきた」


「ただいま〜…って、めっちゃスパチャ来てるじゃん!?サキちゃん何したのよ…」


「別に何もしてないよぉ??あ、さっきと違うお酒なんだね」


「えぇ…。あ、うん、これソルティードッグっていうカクテルだよ。アルコール弱いしサキちゃんも飲んでみる?」


「私の記憶が正しければウォッカベースのカクテルだから結構アルコール強いし私は未成年だし今配信中なんだけどその辺りについてはどうお考えで?」


「未成年のはずのサキちゃんにカクテルの知識があることに驚きを隠せない」


「ご丁寧にちゃんとグラスの縁に塩つけてるしさぁ…え、マイカちゃんカクテルにハマってるの?」


「ごくっ…ごくっ…ぷはぁぁ!!え、私は大学時代はカクテル研究会に入ってたからね。普通に前から好きなのよ」


「何その怖い研究会…」



【コメント】

:まあサキちゃんが何でも知ってるのは当然のこととして

:配信中に未成年に酒を飲ませようとする配信者の鑑再び

:何その研究会()

:V『ぷはぁぁ!!』

:ぷはぁぁ!!(迫真)

:初知りなんだが()



「よし、そろそろASMRしよっか。ということで取り出しましたるはジェルボール〜!」


「おー!…え、で、それで何するの?」


「ほい、ちょっと見てな」



グチュグチュ、ニチャニチャ…。



「まあ、握ったりしてこんな感じの生々しい音を立てるとリスナーさんの耳が幸せになるのよ」


「ほう…。ちょっとやってみていい?」


「もちもち」



…にゅるっ、グシャアッ!ミチミチミチミチ…



「よーしサキちゃん一回ストップしようか!どこの誰のASMRを目標にしてるのか知らないけど内臓が潰れた音にしか聞こえないよ!うわ、ちょっと壊れかけてる…。サキちゃん握力いくつよ…」


「えー?りんご三個分だよぉ?」


「うん、それ体重訊かれたときのやつね!?握力がりんご三個分とかただの恐怖でしかないから!!」



【コメント】

:音がグロいw

:りんご三個分の握力ww

:マイカちゃん大声出してるじゃん

:鼓膜ないなった

:何も聞こえない…



「サキちゃんのせいで私が怒られたんだけど」


「私悪くないもん」


「口を尖らせるな!可愛すぎて責める気失せるから!」


「はいはい。そーいやASMRって他にも色々するんだよね?私の知ってる限りだとふーふーしたりぺろぺろしたり心音聞かせるとかなんとか…」


「あれ、サキちゃん意外と知ってるんだね。そうそう、こんな感じで…」



「「フーーー………………」」











◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




…あれ?ASMRの話の続きが読めない…?


そうです。みなさんは尊死したのです!(無理やり)


思いつきで途中でカクテルの話とかブチ込んだら文字数が中途半端に。毎回同じような失敗してる気がする。わら。

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