2004年12月23日00時37分

【時間】2004年12月23日00時37分

【場所】学園到着

【人数】五十市依光・運転手

【目的】瘴気の説明

【分岐】共通



この学校に居るんですね

……運転手さん?


っ、ぐ、っふッ

凄い瘴気です……これは、人間には抗い難い……

五十市くんは、平気なのですか?


え?あぁ、確かに少しキツいなって思うけど……

それで足を止めたら、俺は誰も救えない

だから行って来る、運転手さんは安全な場所に


……はい、後は、頼みます


うっす!頼まれましたッ!

そんじゃ行ってきますッ!


………瘴気、人間外から放たれる負荷の霧

それは如何なる術式であろうとも逃れる事は出来ない

瘴気から逃れる方法は無い……瘴気を受けて耐性を付けなければ……

……いや、まだ瘴気の影響を齎さない方法がある

それは、精神的に屈強な人間

精神が既に異常を達している人間

そして、精神が既に崩壊している人間…………

五十市くん、君は、誰かを救う願いの為だけに動いている

時にそれは、自分の命すら犠牲するのだろう

それは君にとっては当たり前な事だと思っているけど

……私たちにしてみればそれは異常だ

君は、誰よりも精神的にイカれている

だって、並みの祓ヰ師ならば

不従万神に一人で挑もうなんて思わない

その役目が時間稼ぎだったとしても………

でも、だからこそ

君は、強いんだろうね………

無事に戻る事を願っているよ、五十市くん……

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