ラノベ書きの日記

@Yamaki_Tsukumo

俺がラノベを描くのは、あの頃の俺のため

 こんにちは、九十九です。

 今年も残すところあと少し。理由は知りませんが大晦日ってワクワクしますよね。我ながら子供っぽいとは思いますがワクワクが止まらねぇ。子供の頃はこんな大人になるとは思ってなかった。


 それはさておき、今年はコロナとかコロナとかコロナの影響でいろいろ大変でした。2020年は新作があんまり書けなかったのもコロナのせいにしときましょう。そうしましょう。来年はマスクなしの生活ができたらいいな。


 まあ、実際のとこ生活の様式がちょっぴり変わってしまったのも事実。そういう時世のことを見ていると、ラノベを書いている人間(とりわけ高校生を主人公として作品を描いている人間)としては、いまの学生生活とはかけ離れてるんだろうなーと思ってしまうわけです。


 もちろん現実の学園生活(僕が経験した限り)では、学校一の美少女とお近づきになることはありませんし、女の子と出会って人知れず悪と戦うこともありませんし、ましてや映画漫画アニメのようにキラキラした青春なんてありません。リア充・パリピ・陽キャ共を遠巻きに眺めては、恨み・つらみ・妬みを積もらせ、肥大化してゆく自意識のやり場に困り、なんか一周回って俺は他の奴らとは違うと思い込み、果ては奇行に走って大怪我をするのが青春だと思います。(俺はそうだった)


 とはいえ学校生活を送っていると、ほんとに時々、マジで時々ですが、映画漫画アニメのような展開に遭遇することがあります。そんなとき僕は「うわ! ラノベみてぇだ!」と喜んでしたように記憶しています。そして同時に、その瞬間だけは学生生活が楽しく思えました。


 まあ何が言いたいのかと言えば、このコロナ禍で学生生活を送る人(僕のようなタイプの人)は「うわ、現実とラノベがリンクしたぞ!」っていう、ようわからん喜びを感じる機会が少ないだろうなって思うわけです。実際、映画漫画アニメのような出来事が起きやすい文化祭とか修学旅行なども無くなっていることでしょう。あるいは「いやー。現実はアニメみてぇな事件起きたりしねぇよ。ははっ」って感じで友達とニヒルに笑い合うこともできないでしょう。


 そして僕に限った話で言えば、「現実とフィクションのリンクに面白さを見出した経験」と「現実はアニメみたいに上手く行かなくてクソ、という鬱積」が作品を描く原動力の一部になっている、いまの学生の人に同情(あまり使いたくない言葉ですが、僕の気持ちを上手く説明できる言葉を知りません。すいません)してしまいそうになります。


 ただ、なんにせよ、今まで通りの学生生活が送れず、多かれ少なかれ学生生活における楽しみ(自覚的にしろ無自覚的にしろ)が減っているのは確かだろうと思います。あるいは、僕が高校生を主人公にした作品を書いているからこそ、そう思ってしまうだけかもしれません。

 しかしそんな中で、もし僕の作品が、いまの学生である方(僕と同じタイプの人)にとって「学生生活のおもしろさの擬似体験」になっているのであれば、それはとても嬉しいことだと思います。そしてそれは僕にとって幸せなことです。


 で、なんでそんなことを言うのかといえば、僕の作品を読んでくださる方の年齢層は15歳〜25歳の人がとても多いのです。コロナのアレコレが出始める前からそういう傾向にはあったのですが、特にコロナの影響が出始めた頃からその傾向がより強くなっているような気がします。そういう事情があって、こんな日記を書いてみようと思ったわけです。


 さて、長々と書いてはみましたが、これと言ってタメになるような内容になっていませんがそこはご勘弁を。

 年末ってことで今年の振り返りを近況ノートに乗っけるつもりで書き始めて、せっかくだしエッセイ・日記にしようと思い立ち、なんか適当に書いていたらこんな感じの内容になってしまいました。すいません。ていうか、年内にあげるつもりだったんですけど、いま時計を見たら年が明けていました。

 明けましておめでとうございます。

 今年も色々と書いていくつもりですので、どうぞよろしくお願いします。あと、次の新作は百合×ミステリの皮を被ったラブコメを書くつもりです。よろしくどうぞ。


 

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