英雄王

ドラゴンブレイブ

『お前もドラゴンの器持ってんじゃん』

村のはずれで薪を集めているとそこには男の子が話しかけてきた

『ドラゴンの器って何？』

『お前の魂がドラゴンの魂の器に入ってるってこと、それはいい今向こうで岩のモンスターが暴れてて力を貸してくれない？』

『いや無理だよ』『大丈夫俺も行くから』

と引っ張られてしまった

着いた先には洞窟があった

『どうやら採掘の途中でこいつを刺激してしまったらしくてみんな逃げたみたいだけどこのままどこかに行っても危ないし』

『よっしゃドラゴンブレイブ！！』

男の子の体から覇気のようなものが漂う

『ドラゴンの器は人間には大きいけど、自分の魂を巡らせ大きくすることでドラゴンの力を一時的に使えるようになるんだ』

さっきとはまるで違うスピードで駆け出し覇気が翼のようになって宙に浮く、そしてその勢いで攻撃をする

『ふぅ』

全く効いていない

『硬いな』

『どうすんの、これ』

『お前もやるんだよ、力を貸してやるから』

光が伝わる

『行くぜ！ダブルドラゴンブレイブ！！』

お互い背中合わせで立つ

『すごい力が！』

踏み込み、駆け出しと共に拳を繰り出す

ズゴーン

『へっ、すごいな、お、お家に帰りな』

洞窟に吹っ飛んでいく岩のモンスター

『お前のドラゴンの器すごいドラゴンだぜきっと、ありがとな！その力役立つといいなじゃあな！』

『うん、ばいばい！』