第76話 アレキサンドリアの港と‥
エジプト アレキサンドリアの港での事である
乗り換えの予定の船が遅れているが‥そこに佇む二人の人物
「数日後の乗り換えの船
オスマン帝国行きの船ですが 本当にいいのですか?」
「これは行くなという 神か天使の啓示かも知れません」
心配そうにリヒター修道僧はマリアに問いかける
「リヒターさま 私は参ります マルコに逢いたいのです」
見つめる男装姿のマリアの瞳は真剣だった。
「あら、リヒター修道僧様 こんな処で会えますなんて うふふ」
メリハリのある美しい肢体の女 それに巻き毛の金の髪 整い過ぎた美しい顔
猫のような翠の瞳が印象的
「‥確か そなた?」「ヴィクトリアンですわ 偶然ですね」
「あらあら、可愛い少年、いえ少女ですね くすっ」
「初めまして ヴィクトリアンと申します 姫様」「あ、マリアです」
「
笑顔でヴィクトリアンは買い出しの荷物などを見せるのだった
「美味しそうな御魚、それに素敵な小物に衣装」マリア
「そうか、そうだヴィクトリアン頼みがある
予定が遅れてしばらくの宿が必要でね」リヒター修道僧
「まあ、お任せくださいませ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます