第68話 それで・・ご飯は?ご馳走は?

「ええ、そうですね」シオン「ああ」ウルグアリ

にこやかに微笑むシオン


「でも‥?」シオン「でも?」ウルグアリ

「…ウルグアリ様はご自身の食事は守れなかったようですよ」シオン


見て見ると‥そこには

はぐはぐはぐはぐ…

とんでもない勢いでウルグアリのご馳走を食べつくす

可愛い姿の魔物の少女サラがいた。


「‥‥・」青くなり、何も言えないウルグアリ


「あ、そうですね 良ければ‥これなどいかがでしょうか」軽く手を叩くシオン

何処からともなく現れた白い蛇がシオンの荷物を持って現れた

咥えた荷物をシオンに渡すと去ってゆく


麻の袋から取り出したのは 干からびたにわとり

しかも目を見開き、奇妙なポーズであった


そう、シオンが血を啜り、間食にした騎士団の食料の鶏である


「いらんわ!」ウルグアリ

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