「情報も得た　未来視も済んだわ」ちょっと偉そうにサラは言う

サラの艶やかな黒髪とヴィクトリアンの金の髪がボスポラス海峡の海風に揺れる

市場の喧騒に　モスクの謡うようなコーラン

香辛料の香りが濃く漂う。

「さすがですわ　シャラ・・いえサラ様」金の髪　緑の瞳　ヴィクトリアン

「とにかく　シオンちゃんに報告しなくちゃね」サラ　二人は微笑む

「・・トルコの食べ物のお土産、持って行かないとシオン　拗ねるかしら？」

もぐもぐと食べて居るサラ。

「ですわね、今　サラさまが食べてますが・・ああ、その蜂蜜菓子、高級品で

めったに手には入りませんが」ヴィクトリアンの頬がピクピク

「そうね」もぐもぐ‥食べつつのサラ

「ああ、美味しかった　うふ」「他のは‥ああ！」

「食べてしまったの　あはは」サラが微笑む　手には空の袋

「知りません事よ　はあ」ため息をつくヴィクトリアン

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