第77話 親友キャンベル

 キャンベル殿下の股間を踏みにじり そして 破壊してしまった。


悪い事をした、変態に対しては正当防衛と思うが さすがに王族に対して股間破壊はやり過ぎた。


騎士や兵隊が大挙してやって来て


「王弟 キャンベル殿下の股間破壊の罪により、逮捕 そして 縛り首とする~~~~」


になるか思ったが、そんな事にわならず普通に学園生活を送っている。


いや、それどころか、それ以降のキャンベル殿下は非常に良い人だ、今までキャンベル殿下と交流を持っていたが、腹黒く胡散臭い人柄がキャンベル殿下から漏れだしていたのに、本当にスッキリと黒い物が無くなった。


非常に信頼と信用を持てる人物にキャンベル殿下はなった。


俺の心情の問題なのか、感じ方の問題なのかは判別出来ないが、なぜか 心の奥から信用し信頼出来てしまう…………俺は、それを心の奥で納得してしまっているのか、キャンベル殿下との交流がまったく不快でなく むしろ心地良い物になっていた。


これが、友達 親友なのかと思う 今日この頃だ。



 キャンベル殿下との親友としての交流は、俺の部屋をサロンとしたキャンベル殿下の知人達との交流にも影響がでた。


キャンベル殿下と俺を同格として、扱いだしたのだ。


このサロンに来る者達はキャンベル殿下の庇護を期待して、やって来くる者達だが、俺に庇護されるるのも同等の価値があると、ふんだようだ。


もちろん、血統にしても貴族の爵位も低い俺に何か出来る訳が無いのだが、俺がキャンベル殿下の厚い庇護を受けキャンベル殿下にお願いできるポジションを獲得しており、また 金銭を多量に稼いでいのを知ったからのようだ 実際はロウラ様に借金返済を目的に稼いでいるので余裕は無い、いや 無いわけじゃないが 早く返済して縁を限りなく薄くしたいと考えている、もうあんな怖い思いをしたく無いからね。


 基本、キャンベル殿下の知人は平民や下級貴族の子弟なのだが、中には上位貴族の子弟もいる もちろん 家督を継ぐ長男は居ないようだが、 次男三男や令嬢達の上位貴族の子弟達はいた。


そんな、上級貴族の子弟が、いくつかの面白い情報を教えてくれた。


 王妃さまや公爵夫人達が、彫刻家を広く集めている そして 自身も彫刻にのめり込んでいるらしい…………あら、どっかで聞いた事が有るような……


 次は、王都に秘密のレストランが開店したらしい。

その店は会員制のレストランだが、この世の物とは思えないほど、美味しい料理が提供されている と まるで王都伝説のように出どころの分からない噂話が貴族の間で囁かれているらしい。


これには、ちょと興味を惹かれる。


ゴーレム達が、色々なアルバイトをして金銭を稼いでくれているが、まだまだ 追いついていないし、このサロンのお茶代は相変わらず俺の負担だ…………キャンベル殿下は、出してくれない 親友なのに…………結構、高くついている。


だから、俺の食事は微妙にグレードが低い、だって俺に出来る節約は食費くらいしかないのだから、しかたない。


公爵邸に3年間いた間に、大分 舌の肥えてしまった俺には結構 寂しい状況だ。


もし、その秘密のレストランを見つけ、料理の秘密を解明できれば、美味しい物が食べられ、この味をコピーしゴーレム達に作れるようにすれば、儲けが出せるかも…………



  よし、秘密のレストランを探そう!!



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