第38話 ライジング サン
エネルギー充填率 80%
砲身が赤く灼熱する
砲身を支える、ゴスロリゴーレムちゃん達も全身を同じく赤い灼熱に包まれる
エネルギー充填率 100%
ゴスロリゴーレムちゃん達の表面があまりにも高温の為に炭化し崩れだしている
「我らがマスターに敵対した事 死によって償うがいい!!」
「ライジング サン 発射!!」
「……………………!!」
「射出スピード 算定外 弾速時速3Km……」
砲身から射出された白く光輝く塊は、人の歩くスピードで標的に向かって進む
計算では射出後、弾速の初速は時速300Km
僅かな時で白く輝く熱源は遠ざかり、表面の炭化で耐えられるはずだった
「ゴスロリゴーレムちゃん耐熱耐久時間超えました」
白く輝く塊は全てを焼き 溶かし 蒸発させる
ゴスロリゴーレムちゃん達が、笑顔でこちらを向き親指を立てた
そして、砂が巻き上がるようにゴスロリゴーレムちゃん達は消滅した。
「ブヒ~~~~~~~~~!!」
あ、また食べながら寝てた
嫌な夢見たな、これも昨日ドヤ顔でゴスロリゴーレムちゃんが鉱山内で農業をする為に、魔道具で人口太陽製作の研究が順調に進んでいると報告があったからだ。
へーーー!! 人口太陽なんて魔道具作れるんだ~~と思ったけど、農業用だよね
兵器転用は危ないから止めてね、ゴスロリゴーレムちゃん達。
「鉱山入り口周辺を第一防衛網として迷宮化改装工事が終了いたしました」
うん、うん ゴスロリゴーレムちゃん
「終了報告 ありがとう 出来れば計画段階か 開始前に報告欲しいな、何か出来たり 何かしてから報告されても 俺…… 土下座しか出来ないからね」
王城の地下に勝手に秘密基地作ったり、親友のキャンベル公爵のお屋敷に勝手に隠し通路作ったりして、好き放題に出入りしてたの知ったときはギロチンを覚悟したよ、土下座したら笑って許してくれたけど。
その後 ゴスロリゴーレムちゃん達が勝手に使用するのは禁止されました。
あと、王都の俺の屋敷は見た目は貴族屋敷、中身はゴスロリゴーレムちゃん達の好き勝手な改造で魔窟になっていた、ゴスロリゴーレムちゃん指定の通路以外で寝室にいったら、通路が落とし穴になっていて落ちた先はコロシアム 魔物といきなり戦闘開始だった 怖くてそれからは指定の通路しか使わなくなった。
自宅はゴスロリゴーレムちゃん達で好き勝手にしても怒らないけど あんまりビックリするはやめて欲しいです。
「出入口を、迷宮化したら出入りが面倒にならない?」
「いえ、問題ありません 鉱山入り口から南に50kmの地点に新しい出入り口を作りましたので」
ふ~~~ん、50km南か~~~~、方向的に蟻人さんの巣の反対方向だよね~~~問題ないのかな~~~~ でも、50kmってどんだけ地下を掘り返してるのか心配だな~~~~~いつの日か、王国全土が地盤地下とかしないよね?
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