第18話 蟻さん蟻さん どこいくの

 蟻人の巣との、境界に角砂糖を積み上げる。


そして、土下座。 俺にならって、ゴスロリゴーレムちゃん達も土下座。


 「すいませんでした~~~~!!」


 「「「なんか、ごめんね~~~!!」」」


後ろで、土下座するゴスロリゴーレムちゃん達と声を揃えてお詫びをする、ゴスロリゴーレムちゃん達その言葉は、お詫びの言葉じゃない気がするよ、どっちかと言うとケンカ売ってない?


まあ、その土下座と声が可愛いから許す。


しかし、土下座は通じるのかな蟻人達の謝罪方法なんて知らないから、取り合えず草人の最大級お詫びの姿勢でしてみる。


・・・・反応ないな


軍蟻は微動だにせず、隊列を維持している。


よし、取り合えず要塞都市に戻る、一度の謝罪で許されるとは思っていない。


これから、毎日ここにきて謝罪しよう。


 

 「すいませんでした~~~~!!」


 「「「なんか、ごめんね~~~テヘ!!」」」


今日も、角砂糖を積んで土下座、ゴスロリゴーレムちゃん達は可愛いポーズで声を揃えて謝罪。


 うん、ゴスロリゴーレムちゃん達可愛い。



 「すいませんでした~~~~!!」


 「「「なんか、ごめんね~~~アリ!!」」」


角砂糖を積んで土下座、ゴスロリゴーレムちゃん達は蟻のコスプレ!!


めちゃ可愛いです、ラブリーです。


と、毎日楽しく謝罪ををしております。



 後は城塞都市の城に、戻って日課のゴロゴロして、甘い物を中心に食事してブクブクと脂肪をつけ理想の体型に近ずけてます。


城塞都市は、ゴスロリゴーレムちゃん達がドンドン都市開発を進めています、お食事処とかレストラン、立ち食いそば屋さんとか串カツのお店とかパフェの専門店とかミセスドーナッツとか、そして最近は屋台まで…………


ちなみに、現在の利用者は俺だけです、ゴスロリゴーレムちゃん達はごはん食べないので、でもサクラで色んな店を利用している演出をゴスロリゴーレムちゃん達がしてくれている、あ もちろん店員さんはもゴスロリゴーレムちゃん達です。


まさしく、マッチポンプ!!


誰得!!


俺得!!



物資は、鉱山宮殿から要塞都市にゴスロリゴーレムちゃん達が運んでくれました。


 ありがとう!!


 そして、30日に及ぶ謝罪の日々が終わりがきた。


そう、ゴスロリゴーレムちゃん達のコスプレ謝罪が終わったのだ、残念。


 その日、いつものように角砂糖を積んでいると(ちなみに、謝罪の後 角砂糖を平民蟻人が後方からやって来て、ビクビクしながら回収してました)、軍蟻の隊列が移動を開始。


 「あれ、軍蟻人さん、移動しだしたね どこにいくんだろ?」


300m程後退して止まり、その隊列から軍蟻人より大きな たぶん 英雄蟻人がこちらに一人で歩みよってきた。


 そ、そ、そして…………人化した、真黒な林人になった。


 「我は問う!! お前たちは、いつまでその甘い塊を我らに献上してくれるのか、そして さらに我は問う 林人の甘い物は、もっと他にないのかと」


 と、大音声で人化した英雄蟻人は話しかけてきた。



 

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