第3話

ケリー?やる気あんだろうな?

「オゥ、ミジタの野郎をやらなきゃ軍鶏に安らぎはねぇ」


ところでわかってんのか?

ミジタをやって裏の闘鶏を潰せば俺たちも用済みだぜ。


「結構なことじゃねぇか」

ケリーは首を伸ばしながら言った。

「俺たちも肉にされるのかね?」

皮肉混じりに笑うケリー。


まさかそれはないだろうが、ルースター・マンの扱いは鶏に準ずる。

雄は肉にされるとケリーがいうのももっともな話だ。


そもそもルースター・マンは鶏たちの管理を任された使役鳥だ。その中から俺たちのような奴らも出てきた。


続く

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