もしもの話

願望

人の得意な所ばかりに目がいって

自分の悪いところばかりに目がいって

周りの人は全員何かを成し遂げていて

でも自分は何もなくて

強い波に打ち付けられたみたいに

心が強く痛む

もしこれがサクセスストーリーなら

私は喜んで現実を受け入れたが

今私がこの詩を書いているのが

現実の非情さを物語る

今突然目の前が崖になったら

私はもしかしたらすんなりと落ちてゆくかもしれない

暗い暗い崖の底へ

悲しみと廃れた希望が消え去っていくのだろう

もしこれが現実ではないと気づけたら

私はどれだけ幸せになるのだろうか