アルケミストストラテジーシナリオ「東京バナナ」
●初めに
このシナリオは初期作成のPC4人を想定して作られたシナリオです。PLがそれより多かったり少なかったりする場合は、一人のPLが複数のPCを管理するとか、データ的には意味がないけどちょこちょこ口をはさんでくる使い魔(仮称QB)で参加するとかしてください。
ロールプレイとかを挟まなければ2~3時間ぐらいで終わると思います。
●導入
PC達は錬金術師組織「
カラオケ店「ジェイルハウス」の一室に呼び出されたPCたちはモニターに映る仮面の人物から指令を受けます。指令の内容はこうです。
・命のバナナという果実が日本に持ち込まれた。
・それは賢者の石と対を為す存在であると伝えられる。
・手元のスマホかなんかで「バナナ型神話」を検索してみよう。
・つまり賢者の石たる錬金術と命のバナナをそろえれば神に等しい存在になるかも。
・そんな素敵なアイテムは我々が研究すべきだ。
・つまり君たちの仕事は命のバナナを強奪してくることだ。
・
・手に入れたらこの店のこの部屋に来て内線で店員を呼び出すこと。
・期日は3日。それ以上かかるようなら失敗とみなす。
・失敗しただけでは特に制裁はないけども、官憲に追われるのはNG。
・なお、死して屍拾うものなし。死して屍拾うものなし。
というわけで、PC達の錬金術師としての仕事が始まります。
●西方フルーツ
西方フルーツから運び込まれた不審な果実の行方を追う判定です。これは協力判定になり、1日かかります。必要ヒット数は6です。忍び込んで記録を調べたり、作業員に聞きこんだり、西方フルーツの社員にインタビューしたりで情報を聞き出したり、そうやって集めた情報を分析したりして足取りを追います。
成功すると「七人の煉獄ブラザーズ」という錬金術組織が回収して言ったことがわかります。
●七人の煉獄ブラザース
命のバナナを回収していった錬金術組織を調べるという判定です。これは協力判定になり、半日かかります。必要ヒット数は9です。錬金術業界の聞き込みをしたり、メンバーの似顔絵を作ったり、捜査を妨害してくるチンピラにインタビューして情報を聞き出したり、そうやって集めた情報を分析したりして足取りを追います。
成功するとカンパチ沿いのラーメン屋「黄金麺」(家系ラーメンでそこそこ客が入っている。トッピングのワンタンが人気)がアジトであり、其処に命のバナナが運び込まれたことがわかります。
●アジト襲撃
ラーメン屋の地下にアジトはあります。侵入は拍子抜けするぐらいにうまくいってしまいます。しかしアジトの最奥に近づくと悲鳴や破壊音が聞こえてきます。PC達が音の発生源に近づくと、実験室と思しき部屋の中で黄金の毛皮を持つゴリラが錬金術師や研究施設を当たるが幸いに薙ぎ払っています。命のバナナを確保する前にこれを鎮圧しなければならないでしょう。
戦闘になります。黄金の毛皮を持つゴリラは、固定ヒット数10で命運が15あります。基本的に肉弾戦闘ですが、遠距離の相手に対しては瓦礫や死体を投げつける程度の知恵があります。部屋は8畳間程度の大きさで、実験設備や錬金素材やかつて命だったものが無造作に転がってます。
戦闘に勝つと、ゴリラは爆発四散して消滅します。アジトの生き残りに聞くと、解析のために錬成陣に乗せたところ、たまたま近くに置いてあったゴリラの心臓と融合してあんなことになったそうです。アジトがこんなことになってボスも死んだので錬金術組織としては機能不全なので、どこかの組織に再所属をするつもりだそうです。
●エンディング
ことの顛末を「ジェイルハウス」で報告すると、モニター越しのボスは「それは仕方ない。ご苦労だった。私のおごりだ、今日は食べていってくれ」とPC達をねぎらい、部屋に日本酒と鮨が運ばれてきます。
日本酒と鮨を堪能して成長と報酬の処理をしたら、シナリオ終了です。
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