異世界冒険伝

スライムライオン

第1話突然

  


「こんな清々しいのは何年ぶりだろ?」


青く広がる空、涼しい風、きれいな草原そして広大な大地に、俺は自分の足で立っている。

まるで生まれ変わったような気分だった。

そして見たこともない異世界で俺天野優太冒険は始まる。


俺は天野優太、生まれときから足に障害があり、自分で立てないくらいだった。

一人では出来ないことが多く周りから助けられることも多かった。

嫌な顔せずにやってくれる人もいたが、俺を煙たがるものもいた。


そのせいか小中学生のときいじめられることが多くあった。助けてくれる友達もいたが、俺は人の力を借りずできるだけ自分の力でいじめっ子を撃退する。


「あいつだけは特別だ。」「あいつは仕方ないよな。」


など思われないように自分で出来ることは全力を尽くしてやり、勉学は学校でも上位だった。

将来は誰かの救いになる仕事に付きたいと思って

いたが、中学3年の夏事件は起きる。


高熱や吐き気、呼吸困難が多く続くことが多くなる。学校で倒れ、病院で検査すると、肺臓癌だったしかも肝臓や脳にも転移している部分が多数あった。


「これは治るんですか?」


「わかりません、脳転移している部分が多く見られますのでかなり苦しい状況になってくると思います。」


俺は、その場で泣き崩れていた、母も泣き崩れ、父は涙を堪え俺を励ましている。


俺の闘病生活が始まった。俺は絶対に諦めないこころをもって病気と戦ったが症状はどんどん悪化し、あれから4年経ち、俺は18歳になり余命が残り数カ月もなかった、


「俺は、このまま何もできないまま死んでしまうのか。」


そう思っているとどんどん涙がこぼれていっていた。

小さい頃か誰かに助けらていたので、自分が誰かの助けにならないまま死ぬのは情けない。そう思っていた。


余命1週間前、ベットの上で意識がどんどん薄れていっていた、元は70キロあった体重も今は、40キロまで減り、ガリガリ痩せていた。


窓の外の元気にはしゃぐ子供たちを見て


「俺もあれだけ元気で丈夫な体で生まれてきたら。」


今でのことが走馬灯のように頭に流れてきた、 


「これが死か…」


そして俺は静かに息を引き取った。


その時女の人の声が突然聞こてきた。


「きて…起き…起て…起きてください!」


そう聞こえてくると俺は飛ぶように起きた、


「ここはどこだ?俺は、病室死んだはず?」


俺はあたりを見回すと、正面にはなにやら宗教的なマークが飾られていて、天井は高く、地面はカーペットできてい魔法陣のそうなものも書かれていてステンドグラスがとてもきれいであった。


いわゆる教会みたいな場所で、正面には俺に声をかけた女らしい姿があったがあった。


白色の長髪、白い肌、白い瞳、整った顔立ち、妙な神々しさにあっけとられた優太は、我に帰り


「ここはどこだ!俺に何をした!それに俺は、死んだはずなぜこんなところにいる!」 


教会全体に響き渡るぐらいは怒鳴った。

すると女は優しい声で


「ここは、死んだ人を別の世界へと転生させる場所です。あなたは違う世界へと転生できます。転生しますか?」


女のゆうことがよくわからなかったが、話を聞いてく度にその意味が、俺の人生をやり直せるチャンスだとゆうことがわかったのであった。

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