第23日目 スパイの銃声は聞こえない。①
今日は日曜日。すなわち映画を見に行く日。珍しく頑張って予定を取り付けたんだよ。。。
まぁ、その苦労のかいあって、今は駅で待ち合わせ中。できるだけ見た目のいい服を選んだ。センスはないと思うから昨日調べた最近の流行とやらのパクリ。
悲しいかなそれが今できる限界だった。
「おまたせ~」
っと。川本さんが来たみたい…って私服、想像を絶する可愛さ。
もう一発目これだけでも全然嬉しい。
「待った?」
「いや。待ってないよ。」
「そう?じゃあよかった。」
この反応でよかったのかな?失望させてない?あーもう、全部怖い…
しばらく歩いて映画館に着いた。先に昼ご飯を一緒に食べて映画を見に行くことになった。
女子って意外とよく食べるのね。ああ、川本さんだけかもだけど。
「はぁ、カレーおいしかった!」
「そうだね、久しぶりにビーフカレーとか、食べたよ」
なんとなく変な間ができたのは食ったって言おうとしてダメかなと思って食べたに言い換えたからである。
そうこうしているうちに映画館に到着。複合施設だからレストランから施設内を移動しただけ。困らない。
「何の映画にしたの?」
「インポッシブルミッションだよ。スリルがあるやつがいいって言ってたから王道のやつにした。どうかな?」
「いいね!あれはよく知られてて一番面白いと思うよ!それに、新作気になってたし」
「そうなのか、それはよかった。」
ほっとした。そんなの誰でも知ってる的なリアクションだったらどうしようって思ったわ。
そうしてチケットを購入、シアターへと移動した。周りにはカップルやら友達とグループできた客やら家族で来てる人、いっぱいいた。ひとりなら、まず来なかったと思う。
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