第49話、休むまもなく
これで……終わったんだよな……
◆◇◆
「……ここは……?」
「!?
目を覚ますと、そこには
「……俺はどのくらい、気を失っていたんだ……?」
「……ほんの数分程度だよ。でもまるで反応がなかったからさ。心配したよ。」
「……そうか……ところで、何でそいつがいるんだ……?」
俺の目の前には三人の美少女達がいる。眼福と言ってもいい状況だ。だがその後ろに、この場にいるのがおかしい存在がいる。
「……何で、
そう、何故かは分からないが彼女達の後ろには
「……
「……何で俺がまだ生きているのか、それは俺にも理由は分からねぇ。だがあの時
「……?」
「……そして気が付いたら俺は地面に横たわっていた。悪いが、本当に詳しい事は分からねぇんだ。」
「……もしかしたら、あんたの力って死人にも効果があるんじゃない? だからその男も蘇ったとか。でもゾンビの時は普通に浄化していたわよね……」
「ザーメンさんの力があの時よりも強くなって、それで蘇生ができた、って事じゃないでしょうか。完全に憶測でしかないですけど。」
俺の精液が強くなっていて、そのおかげで
「詳しい事は追々調べていけばいいよ。
「……そうね。とにかく、あんたが無事でよかったわ。」
「そうですね。これからどうしましょうか。せっかくですから、皆さんで一緒に食事、というのはどうでしょう?」
「いいんじゃない。私は賛成よ。」
「……僕は
「タテイシさん……でしたよね。あなたもどうですか?」
「……俺なんかが行ってもいいのか?」
「せっかくこうして蘇る事ができたわけですし、もう敵対心……があるってわけでもないんですよね? だったらいいんじゃないでしょうか。」
「私は別にいいわよ。」
「……僕は……
皆口々にそう言うと、一斉に俺の方を見てきた。何か勝手に話が進んでいってるな。だがここで嫌だという訳にもいくまい。ここでそのような発言ができる程、俺の肝は座っていない。
「……あぁ、いいんじゃないか?」
「いいですねぇ、食事。できれば私もご一緒させてはいただけませんか?」
「……?」
後ろから声がしたので振り向いてみると、そこには異様な雰囲気を纏った、細身で長身の黒い衣装に身を包んだ男が立っていた。誰だこいつは。
「!?
「……え?」
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