年の瀬に・・・
勝利だギューちゃん
第1話
年末
年の瀬
あわただしい・・・
でも、普段は忙しい
なので、年の瀬くらいは、のんびり過ごしたい。
でも、「年の瀬だから、あわただしい」と、怒られる。
悪いこと言ってないのに・・・
「ボヤキは終わった?」
「終わってない」
「後、どのくらい?」
「除夜の鐘が鳴るまで」
「却下。さあ、働きなさい」
彼女に言われる。
断っておくが、同棲はしていない。
1人暮らしの僕の世話を焼きに来る。
確かに、愛する彼女ではあるが、こう毎日だと・・・
「だめ。あなたの親御さんに、よろしく頼まれているんだから」
「なんて?」
「愚息を頼むと・・・」
「よろしくって、何?」
「面倒」
あっそう・・・
「お前の親御さんは、何ともいわないのか?」
「うん。あなたの事は信頼してるから」
「信頼ね・・・」
後は、彼女に任せて、寝よう。
年の瀬は、寝る。
昔から、決まっているのだ。
「寝るな!掃除しろ」
「どこも汚れたない」
「机の下」
ほこりがある。
「じゃあ、私は買い出しに行ってくるから」
「行ってらっしゃい」
「掃除しとくのよ」
「へいへい」
一服しよう。
「ティータイムなんてしないように」
「しません。お茶の時間にします」
「同じでしょうが!」
「全然違う」
もしこのまま結婚したら、かかあ天下になるな。
気を付けよう・・・
掃除には、奥の手がある。
お掃除ロボットのリンダだ。
愛すべきパートナー。
よろしく頼むぜ。
あれ?
手紙だ。
「リンダちゃんは、冬休み」
あの女・・・
年の瀬に・・・ 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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