最近男女のラブコメを忘れて、百合ばかり読んでる私ですが、数ある百合作品の中でも本作は特に面白いです。
ゆかさんの性格は好感が持てて、雰囲気がほのぼのとしていて、かわいいです。
まいもひたむきに音楽と向き合って、努力している姿が刺さります。
そして、ゆかさんポイントというシステムがオリジナリティーがあって良いな、と思いました。
ゆかさんにはまだ、まいに対して恋愛感情を抱いていないようですが、最終的には両思いになるのでしょうか。両思いになるかの過程を最後まで読者として見守りたいと思います。
現段階では★2つですが、★3つにするかは最終話まで読んでから決めようと思っています。
本作に出会えて良かったと思っています。カクヨムはびっくりするほど、面白い作品が溢れていて感動しますね。
後悔しないと思うので、読んでみて下さい!
世の中では時折、一方的な好意というものを見かけることがある。片方は大量のスキスキ光線を発しており、もう一方は特になんとも思っていないという状態。本作でも同様に、読者共々強力な熱線で焼かれていく。しかしもう一方の主人公は、好意の度が過ぎると同居を解消すると言い出す始末。大変だ、エネルギーが足りなくなってしまう!しかし適度に抑制された熱量で突沸は防がれたのだ。
熱は高い方から低い方へ流れていく。やがてそれは互いに同じ温度となり、熱平衡状態となる。二人の異なる熱量がどのように一致していくのか。互いの視点から、語り明かされていく物語を読み、主人公達と読者の情報量が平衡状態となったとき、一方的な好意は本当に存在したのか明らかになるのだ。