四月二十六日

 窓辺に吊るしたサンキャッチャーからほうじ茶のティーバッグを選んで、今日のお茶にする。

「温まるね」

 マグカップを抱えて、私たちはベランダに並ぶ。手紙の返事はまだ届かない。そのまま夕日を見送ることになるとは、私も彼も思わなかった。

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