転生したら大帝国の末っ子皇子でした

あまぎ

設定集 転生後の世界について(微ネタバレ注意)

設定集です。ネタバレ防止のため、本編を読んでからご覧ください。

主人公の転生先の常識等をまとめます。

本文中に出ていない言葉もあります。

地球と異なる、または日本とは異なる部分に☆マークを付けました。またオルフェウス帝国(主人公の転生した国)独自の制度や風習には★を付けています。

地球と異なる世界だということを強調したかっただけなのでこの設定全てに深い意味があるわけではありません。

本文内で分からないことがあったらこのページを見ると書いてあるかもしれません。

コメント等で質問されて、追加する事項があるかもしれないので、”ここが分からない”、”これはどうなってるの?”などの疑問点がありましたらぜひコメントで質問をお願いします。本文に説明を書くことはあまりしたくない性格ですので、本文で分かりにくかったら申し訳ないです。


追記:ノクターン版に中央大陸地図と世界地図を掲載しました。

  URL: https://novel18.syosetu.com/n9336gr/

追記②:帝国の学制について追加しました。

追記③:帝国の文化などについて追加しました。

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・世界観

☆生き物は皆、魔力と呼ばれるエネルギーを持っている。また自分しか見ることのできない”個人画面”というものが存在し、これで自分の”位階”や”属性”を知ることができる。また個体や種ごとに魔力に特性を持っており、一般的に、火・水・風・光・闇の属性を1つ以上持っている。他にも土人ドワーフ族固有の属性である土属性、一部の妖精族の使用する精霊魔法、魔人族の使う魔眼魔法、1000年に1度生まれるとされている聖属性、特性自体(火や水など)を持たない無属性が存在している。


・時間について

 一日の長さ=24時間

☆一年の長さ=405日=8カ月(大陸暦)

☆一か月の長さ=50日くらい

☆1日の時間区分 朝6時=1の鐘、朝9時=2の鐘、正午=3の鐘、午後3時=4の鐘、午後6時=5の鐘、午後9時=6の鐘、午前0時=7の鐘

☆針が1本(一日で1周)の時計が街の真ん中の時計台などに設置されている場合が多い。

★帝都では中心部にある市場に時計塔(鐘塔)が建てられ、時刻を知らせている。

★皇帝の精霊獣は1の鐘と2の鐘の間に鳴く。


・時代背景

☆最大の中央大陸では北半分がオルフェウス帝国、南西部にカルマ王国、南部にハクア共和国、南東部に神聖国がある。中央大陸の西側には妖精の国ティルファニア、南側には小国が群立するカルシーラ群島、東側にはオウガ共和国とラン国が北部と南部に分かれる、2番目の大陸であるヒモト大陸がある。この2国は仲が悪く、たびたび衝突する。またヒモト大陸の南西には未開の大陸がある。また大陸全体が砂漠で覆われた不毛の大陸、セマライズが中央大陸の南西方面にある。

★帝国は中央大陸のそれぞれの国と平和条約を結び、さらに4国間の大陸不戦条約にも調印している。

★帝国は国同士でいろいろな関係性を作り上げている。(ティルファニアとの交易など)


・言語

☆世界でもっとも使われているのが共通語(中央大陸語)で、これさえ話すことができれば大体の人と会話できる。その他にティルファニア語、ラン語、神聖教語(儀式語)などがある。

★帝国は共通語。貴族には方言がない。平民では北西弁(帝都周辺)と東部弁(帝国の東側)が一般的な方言。


・中央大陸の宗教について

★もともと神聖国の布教する聖唯一神教が、人族を中心に中央大陸では信仰されてきた。しかし、神聖国内での人族至上主義の台頭もあり、獣人種など他種族への差別が一部でひどくなっていた。オルフェウス帝国では初代と二代の皇帝により、多種族国家が成立するとともに、新たな宗教である多神正教を国教と位置づけ、種族間の差別を無くそうとした。また四代皇帝は国民の信仰の自由を認めた。帝都には多神正教の総本山であり、十柱の神をまつった帝都正教会があり、観光名所の一つにもなっている。


・魔獣について

☆海や川、森などあらゆる場所に生息している。放っておくと数を増やし、過去には魔獣災害と呼ばれる被害も多い。そのため多くの国にはギルド制が敷かれ、国営のギルドがあったり、国とは別の機関としてギルドが存在していたりする。魔獣は特有の赤いオーラ(&赤い目)を持つ。

☆魔獣は体内に”魔石”を持ち、強さ・属性によってその見た目は違う。魔石には魔力エネルギーがこもっていて、魔術などのエネルギー源として使われたりす。通常、魔獣は同じ種類だが、まれに”亜種”または”変異種”と呼ばれる、属性や見た目が違う魔獣が生まれることがある。

☆ギルドに所属し、魔獣の駆除・迷宮への対処を行う者達は通称”冒険者”と呼ばれている。全ての冒険者の間で共通の”ランク”はFからSまであり、Sが一番上。

★帝都にある帝国ギルド(国営)には魔物及び迷宮対策部門・商業部門・魔法研究部門の3つがある。帝国ギルドの身分証は帝国内では完全に有効である。

☆迷宮はごくたまに自然発生し、魔獣を吐き出し続ける。階層構造となっており、奥に行くほど魔獣が強くなっていく。迷宮に入れるのはCランク以上に認定された冒険者だけという決まりがある。


・精霊獣について

☆精霊獣はある一定量以上の魔力を持つ者が生まれるとタマゴが現れるとされているが、その実態はよくわかっていない。子供が生まれてから4年以降5年以内にタマゴに魔力を注ぎ込むと精霊獣が生まれる。常に赤いオーラを纏っている魔物とは違い、魔力を注ぎ込んだ者の属性に影響され、様々な見た目になる。種類は千差万別で、いろいろな種の姿になる。


・動植物について

☆魔獣、精霊獣とは別に世界にはたくさんの動物がいる。一部を家畜化したり、騎馬として飼育したりする。

☆植生は地球と似ているが、種としては全くの別物。



★帝国の学制について

帝国では8歳~18歳までの10年間、学院に通える。

国立学院(1校、所在地:帝都)

領立学院(各領地に3校~5校)

私立学院(帝都:3校、その他:30校)

 の3種類があり、子供たちはどこに行くか選択できる。

ただし、国立と私立学院には入学試験があり、通うためにはそれに合格する必要がある。領立学院は、その領地に住んでいれば入学資格を得られる。

帝国の通学率:約95%

帝国の学生人数:およそ900万人


1.国立学院(正式名称:オルフェウス帝国立帝都学院)

*学院概要:帝国唯一の国立学院。帝都に、校舎や研究所などが集まった区画を構成しており、城の裏門から続くその大通りは”学院通り”とも呼ばれる。6つの学科があり、卒業資格を持っていると騎士団や研究所の採用試験で有利になる。     

       

*学科 

・政治科:将来、帝国を支える官僚を育成することを目的とする。

・女子教養科:貴族家の使用人や城の使用人を目指す者、また貴族令嬢のための学科。テーブルマナーや裁縫などを学ぶ。女子のみ。

・騎士科:帝国騎士団及び近衛騎士団へ入団することを目的とする。

・魔法研究科:生活により役立つ魔法や、より深く魔法について研究する学科。

・魔獣対策科:至る所にいる魔獣に対しての戦い方や、魔獣についての知識を身につける学科。

・生物研究科:すべての生物(魔獣・精霊獣を含む)について研究する学科。


*特徴

① 2つの学科を掛け持ちできる。ex)騎士科+魔対科、魔研科+魔対科など

② 貴族は必ず国立学院に通うことが義務(入試がない)

③ 貴族:平民=1:9、全校生徒約1600人

④ 男子:女子=6:4

⑤ 平民のみ”特待生制度”がある。

⑥ 休みの日は4日ごとにある。

⑦ 夏の終わりから20日間の休みがある。また、春に15日間の休みがある。


★闘技大会

*帝国闘技大会

帝国内の領地ごとに行われる予選大会、および学院闘技大会で優勝した猛者たちが帝都の闘技場(帝国騎士団第一演習場)で剣技部門・魔法部門・無差別部門に分かれて戦う大会。学院闘技大会と違って年齢は一切関係なく、大人対子供、学院の上級生対下級生、のような組み合わせで戦うことも珍しくはない。1年に一度、秋に開かれるこの大会は帝国中に映像中継されるほど人気。優勝者は名声を得るだけでなく、国から声がかかることもしばしば。


*学院闘技大会

帝国闘技大会と部門は同じだが、上級生と下級生が上級(6年生以上)と下級(5年生以下)に分かれる。優勝者は帝国闘技大会への出場権を得る。各学院ごとに行われる選抜戦で各部門4位以内の生徒たちが帝都の闘技場で戦う。帝都学院一強の年もあったり、各領の学院の生徒が強い年もある。これも帝国中で映像中継されている。

         


・帝国(主に帝都)の文化

★食文化:主食はパン。(イメージはイタリアみたいな感じです。そもそも帝都のモデルがヴェネツィア+城) 一般的にカルマカウやエルメダポーク、セリアンバードなどが肉として食べられている。

★衣服:男性はズボン、女性はロングスカートが普通。夏は半ズボンや膝くらいのスカートも着る。普通の人が服を買うときは古着屋(古着だけでなく、安価な新品の服も売っている)に行くことが多い。裕福な家庭や貴族などは仕立て屋やブランド店を利用する。

★住居:オルフェウス城の周辺には貴族たち(男爵以上)の屋敷があり、”貴族街”と呼ばれる。裕福な家庭は2~3階建ての一軒家を持ち、それ以外では集合住宅のような建物で暮らす。帝都の所々には公園があり、民衆の憩いの場になっている。

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