第2話近藤勇とその一行
「なるほど、わかりました。」
祐介は折れた。身なりも良く、帯刀する男達は板の間でも正座を崩さない。
チヨは聞いた。
「では近藤さん、後ろの方の名前を教えていただけませんかね」
小野田家としても氏素性のわからない人間を相手にするにはいけない。
自己紹介が始まった。
それぞれが名乗り始めた。
「新選組副長、土方歳三」
「一番隊隊長、沖田総司です」
「二番隊隊長、永倉新八だ」
「三番隊隊長、斎藤」
「十番隊隊長、原田左之助」
「
おや、隊長も全員じゃないのかね、と問うと近藤が言った。
「それぞれ任務があり、全ての隊長が居るわけではありません」
「じゃあ、ここに来る経緯を教えてもらえないかね」
わかりました、と近藤が語りだした。
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